釣ってきたタコを美味しく食べたい。
そのためには下処理が必要ですが、魚と違うのでどうやってやればいいのか?
よく聞くのは所謂「塩もみ」ってやつですよね。
そう、「塩もみ」ってやつですね。
この塩もみって作業はやってみると結構大変。
だから意外とタコも下処理が面倒なんだなーと思った人もいたでしょう。
しかし、そんな塩もみよりも簡単で楽な下処理方法があったんです。
しかも、1年間保存も可能だと…!?
その方法は「冷凍&解凍」。
え、冷凍、解凍するだけ!?
確かに「冷凍すると楽」なんて聞いたことある人もいると思いますが、では実際に、具体的にはどうやってやるのか?
ということで、今回はそのやり方を細かい所まで解説していきたいと思います。
夏に釣れるタコ
タコ釣りは近年釣り人のブームになっている釣りの一つ。
お店でしか見たことがなかったタコが意外と簡単に釣れるとわかって、今では初心者やお子様、女性も年配の方も、老若男女問わず楽しんでいる姿を見かけるようになりました。
タコ釣りのハイシーズンは夏。
特にこの時期はタコ釣りをしている人を多く見かけるのではないでしょうか?
そんなタコは釣れたらもちろん食べてみたい。
天然地ダコはスーパー物とは違って、味も濃くてとっても美味しいと感じることでしょう。
タコは下処理の塩もみが大変?
そうは言ってても本当に釣れるのか?
いや、もし本当に釣れてしまったら、どうやって処理すればいいのか?
「タコって下処理が大変なんでしょ?」っていうのを、釣りをしない人からよく聞きますが、、、。
そう。
タコの下処理と言えば、所謂『塩もみ』ってやつですよね。
あれって何で塩もみをするか、理由って知ってますか?
それはこうです。
タコを塩もみする理由
- タコのヌメリを取る
- タコの生臭さを取る
- タコを柔らかくする
魚もそうなんですが、タコって釣ってきた状態では全身ヌメヌメのぬるぬる状態なんです。
なので食べるにはそのヌメリを取ると同時に生臭さも取ってやらなければいけません。
たまにテレビで、捕まえてすぐ踊り食いして「オイシー!」なんてやってるのあるけど、タコを釣ったことがある人ならとてもじゃないけど信じられない行動で、臭くてヌルヌルまみれで食えたもんじゃないと言うのが本音じゃないかな(笑)。
また塩もみをするとタコが柔らかくなるなんて言いますね。
でも、これがかなり大変なんですよ。
大体1回じゃ取り切れないので、最低2回、大きいサイズのタコだと3回ぐらい塩を振って揉まないといけないんですよね。
タコの下処理は大根で叩く?
タコを柔らかくする方法としてもう一つ良いと言われているのが、「大根で叩く」という方法です。
タコは全身筋肉の塊なので、叩いて筋繊維を解くと軟らかくなると言われています。
でもなぜ大根なの?
ってところは、実はあまり固い棒で叩いてしまうと皮まで破れてボロボロになってしまうというのと、大根にあるジアスターゼという成分がタコを柔らかくしてくれるそうです。
へーと言う感じですが、素人がそこまでやるかどうかはおまかせします(笑)。
タコの下処理は冷凍&解凍するだけでOK!
正直、料理屋でもないし、プロでもないんだから、そこまで本気にやらなくてもいい。
だからもっと簡単にできる下処理があったらいいのに、、、。
と言う方には、もっともっと超簡単な方法があります。
それが「冷凍&解凍」方法です。
実はタコは冷凍して解凍するだけで、簡単にヌメリが取れてしまうんです。
いちいち塩もみしなくても大丈夫なので、素人的にタコ料理をするなら断然にコッチの方法がおすすめです。
超簡単!タコの冷凍&解凍の下処理手順
ということで、タコの冷凍&解凍の下処理手順を確認していきましょう。
まずは頭の中にある内臓を全て抜き取ってしまいましょう。
頭をひっくり返してむしり取ればOKです。
※真っ黒い袋は墨が入っているのでできれば破かない方が良いです
それでは始めましょう。
タコの下処理手順
- 釣ってきたタコを洗う
- ジップロックに入れる
- 日付を記入する
- 冷凍する
- 解凍する
- 洗う
- 完成!
手順がわかったら早速取り掛かりましょう。
細かく説明していくので良く見ていってください。
①釣ってきたタコを洗う
まずは釣ってきたタコを洗うことから始めます。
船ならまだしも、堤防などの陸っぱりの場合、タコを着地させた際に砂やゴミなどがまとわりついていますからね。
後に茹でた時に多少は取れるんですが、当然ながらここである程度しっかり落としておいた安心なので、特に吸盤周りは意識して洗いましょう。
②ジップロックに入れる
タコを洗ったらそのままジップロックへ入れちゃいます。
300g前後であれば「小」サイズでOK。
500g~800gなら「中」サイズ。
で、kgオーバーなら「大」サイズを目安として入れると良いでしょう。
できるだけ空気を抜いてから封を締めると良いでしょう。
③日付を記入する
そんでもっておすすめなのが、ジップロックに日付を書いておくことです。
こうすると、いつ釣ってきたタコなのかが外目からわかるので、たくさん冷凍ストックしていても、古いやつから順に食べていくことができます。
そこまで神経質になる必要はありませんが、間違って2年前のが残っちゃったってことになったら、やっぱり気になりますもんね(笑)。
大きさや料理の仕方にもよって、使いたい順番は変わるかもしれませんが、基本的には古い順に使っていくと良いでしょう。
④冷凍する
そうしたら後は冷凍するだけです。
冷凍庫にタコ部屋を作ってあげて、ハイシーズンにストックしておきましょう!
⑤解凍する
解凍はお湯で解凍していきます。
冷凍庫から取り出したタコのジップロックを開け、その中にお湯を入れていきます。
お湯というのは、水道の蛇口で温かいMAXぐらいです。
と言っても、それぞれの家庭で違うと思いますので、感覚的には熱湯までいかないぐらいといった感じでOKです。
満タンにお湯を入れたらジップロックの蓋を閉めて放置します。
10分間隔ぐらいで3~5回ぐらい、タコの大きさによって違うので、お湯が冷たくなったら交換しながら徐々に解凍していきましょう。
⑥洗う
固まっていたタコがほどけてきたら、ジップロックから取り出して洗いましょう。
洗うのは引き続きお湯でOKです。
ここで多少ぬめりは残っていますので、お湯を流しながらタコを洗っていきます。
すると、それだけで楽にぬめりが取れて行くのを実感できると思います。
⑦完成!
ぬめりが取れたらタコの下処理終了、これで完成です!
後は、沸騰させたお湯にタコを入れて、中火で1分~3分ぐらい茹でればOK。
タコ焼きにするなり、タコ飯にするなり、から揚げにするなり、、、。
美味しいタコ料理を堪能しちゃいましょう!!!
タコの冷凍保存期限は?
ちなみに、タコを冷凍保存した場合って、美味しく食べられる保存期限はいつまでなんでしょうか?
魚みたいに冷凍焼けしちゃうかもしれないから、やっぱり1週間ぐらいかな???
これは僕自身の体験から言わせていただきます。
釣ってきたタコを塩もみなど一切することなく、今回の手順でそのまま冷凍した場合、およそ1年間は問題なく美味しく食べられると思います。
※MAXで1年ぐらい溜めたことがあります
え!?
そんなに大丈夫なの?
はい、しかも僕の場合、解凍してからのお刺身やお寿司なんてのも楽しめています。
そんなことだからついつい、釣れる時にたくさん釣って冷凍ストックしてしまうんですよね(笑)。
でも、推奨的には2~3ヶ月なんて言われています。
おそらく各家庭の冷凍庫にもよったりするのでしょうから、あとは自己責任で、ご自身で色々と試していただけたらと思います。
まとめ
ということで今回は、タコの下処理は冷凍解凍すだけでOK!ってなことでお話させていただきました。
これを知ってからはもう塩もみすることはなくなりました。
正直、面倒でやってられないというか、釣ってきた日にさっと洗い流してジップロックして、冷凍庫に放り込むだけなんて、楽チンで仕方ないですから(笑)。
完璧を求めるなら塩もみ&大根なんでしょうけど、そこまで必要ないって素人さんは、冷凍解凍で十分じゃないでしょうか?
ということで、今回はこれでおしまい。
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