初夏は1年で一番アツい‟タコ釣り”開幕シーズン。
この時期はタコ釣りを始めるという方が一気に増えるシーズンです。
どうしてこの時期かというと、小タコが育って、タコが一番多くなる季節だから。
堤防や岸壁といった陸っぱりから、手軽に狙えるとなるとやってみたくなるものです。
ということで今回は、タコ釣りにおすすめのリールをご紹介したいと思います。
タコ釣りリールの選び方から、種類、使い分けもご紹介。
是非、お気に入りの1台を見つけてください!
タコ釣りリールの選び方
タコ釣りは手軽に始められる。
それは間違いありませんが、とは言え、適当なタックルでもいいかというとそうはいきません。
特にタコ釣りは特殊な釣りの1種なので、それなりに相応しいタックルを用意しないといけませんね。
では、タコ釣りのリールに求められるもの、そしてどういったものを選べば良いのか?
抑えておきたいポイントは3つです。
タコ釣りリールの選び方
- 太糸が巻ける大型リールを選ぶ
- ボディーやギアに剛性があるリールを選ぶ
- ドラグ力の強いリールを選ぶ
タコ釣りリールは、最低限必要なこの3つのポイントに注目して選んでいくと良いです。
キーポイントはドラグ力の強いリールです。
▶太糸が巻ける大型リールを選ぶ
タコ釣りに向いているリール、まずは太糸が巻ける大型リールを選ぶことが重要です。
中型リールでも糸がたくさん巻ける深溝タイプなら可です。
タコ釣りは使用するラインが異常に太いんですが、それもこれも、石や岩に張り付かれやすいタコをその場から引きはがす際に、太い糸じゃないと簡単にラインブレイクしてしまうからです。
また、石や岩に張り付かれなかったとしても、3kg以上の大ダコになると、例え水中であってもかなりの重量感があります。
途中で抵抗するように泳ぎ出すとそれなりにパワーもあるので、簡単には上がってこないんですよね。
なので、最低でもPEライン3号が50m巻けるリール。
高切れもないことはないので、できれば5~6号が100m以上巻けるリールが望ましいですね。
▶ボディーやギアに剛性があるリールを選ぶ
そしてもう一つ重要なのはボディーやギアの剛性です。
まず知っておいて欲しいのは、タコ釣りは魚釣りとは全く違う釣りだということ。
魚釣りで大物が掛かった場合、ある程度遊ばせて弱らせながら、時間をかけてゆっくり上げてくる方法があります。
こうすることにより、細いラインを使っていても、ラインを切られることなく上げてくることができるのです。
最近のソルトルアーフィッシングでは当たり前ですが、淡水でも管釣りのトラウトフィッシングなんかはまさにそれですよね。
ですが、タコ釣りはそうはいきません。
タコ釣りでそんな悠長なこと言っていると、すぐに石や岩に張り付かれ、大物だった場合は剥がすことができずにラインブレイクしてしまう羽目になります。
なので、タコ釣りはガチンコ勝負。
ドラグはフルロックで、掛かったら一気に強引に巻いて巻いて、上げてくるのです。
そういった釣りなので、リールのギアが弱いとすぐに摩耗してゴリゴリになってしまったり、最悪ダメになってしまうんです。
また、見落としがちですが、ボディー剛性も結構重要です。
ボディー剛性が弱いと、強引にハンドルを回している時にボディーが撓んでウネウネしてしまい、力の伝達がうまくいかなくなるのです。
なので、強引なやり取りに耐えられる、ギアやボディーに剛性のあるリールを選びたいところです。
▶ドラグ力の強いリールを選ぶ
そして最後に‟ドラグ力”です。
タコ釣りに関しては、先ほども言いましたが、ドラグ調整をしてじっくりやり取りをするといったことはありません。
常にフルロックで強引にやり取りするのが基本的な釣り方です。
なので、ドラグ力の強さが重要になってくるんです。
基準として、最低でも5kgのリールを選びたいのですが、3kgクラスの大ダコが掛かった時は5kgドラグでは不安です。
大物を想定するなら7~8kg以上のドラグ力を持ったリールを探しましょう。
と、この‟ドラグ力”が重要なキーポイントになるのはわかったのですが、このドラグ力が強いリールってそこそこの値段になってくるんですよ(笑)。
これはある意味しょうがないんですが、逆に、そこそこ値段がするクセにドラグ力がそうでもない“タコ釣り向け”リールってのがかなりあるので注意してほしいんです。
今回おすすめするタコ釣り用リールに関しては、そういった点も踏まえてチョイスしてあるので、よくチェックしてみてください。
タコ釣りリールの種類と使い分け
タコ釣りリールの選び方は大体わかりましたね。
それでは今度はタコ釣りリールの種類と使い分けについて見ていきましょう。
タコ釣りリールには大きく分けて2種類のリールが存在します。
それは『スピニングリール』と『ベイト&両軸リール』と言われるものです。
タコ釣りリールの種類と使い分け
- タコ釣り用スピニングリール
- タコ釣り用ベイト&両軸リール
スピニングリールとベイトリールは、そもそもロッドがセッティングできない組み合わせもある他、それぞれに特徴があるので、理解した上で準備していきましょう。
▶タコ釣り用スピニングリール
まずはタコ釣り用スピニングリール。
なんですが、タコ釣り用のスピニングリールって、実は専用リールってのはあまり聞いたことがありません。
なので、先ほどお話した「太糸が巻ける大型リール」「ボディーやギアに剛性があるリール」「ドラグ力の強いリール」を目安に選んでいけばOKです。
ただ、そもそもスピニングリールというものは、同クラスのベイトリールおよび両軸リールに比べてパワーが劣ります。
なので、タコ釣り用のスピニングリールを本気で選んでいくとすると、大型青物やマグロを狙うようなオフショアジギング・キャスティングリールになってきちゃうんですよね(笑)。
そうなると当然コストも高くなってしまうので、もともと持っているのならまだしも、タコ釣り用に新しく購入するリールとしてはおすすめできません。
なので、ある程度「強さ」を妥協して、選んでいくと良いでしょう。
ただ、船釣りの場合は、堤防などの陸っぱりよりも重いオモリを使用する上、大物が掛かる確率も高いです。
パワーに不安があるスピニングリールは船のタコ釣りにはあまり向かないと言えるでしょう。
船宿によっては禁止している場合もあるので注意してください。
どちらかと言うとスピニングリールを使用したタコ釣りは陸っぱり向きと思っておいたほうが良いでしょうね。
▶タコ釣り用ベイト&両軸リール
それでは、今度はタコ釣り用ベイト&両軸リールです。
タコ釣り用のベイト&両軸リールは、各メーカーから専用リールが販売されています。
ベイト&両軸リールはスピニングリールよりパワーもあって撓みも起こり難いです。
なので、タコ釣りに限らず、船釣り全般に使われるのです。
そんなタコ釣り用ベイト&両軸リールは陸っぱりでも問題なく使用可能です。
ベイト&両軸リールの扱いに不慣れな方は、バックラッシュなどの対策やキャスト練習は必要かもしれませんが、それさえクリアできればこちらのほうが共用できる分コスパも良いと言えます。
おすすめするとしたら断然ベイト&両軸リールです。
タコ釣りリールおすすめ人気ランキング10選!
それではタコ釣りリールおすすめ人気ランキング10選!をご紹介していきたいと思います。
タコ釣り用『スピニング』リール、タコ釣り用『ベイト&両軸』リールの二つに分けて、5選ずつ合計10選ご紹介していきます!
デザインや予算など、お好みのリールを選んでみてください!
▶タコ釣り用『スピニング』リールおすすめ5選!
おすすめタコ釣り用『スピニング』リール5選です!
シマノ『スフェロスSW4000HG』
遅すぎず、速すぎないちょうどいい巻取り速度で、幅広い釣種に使える汎用性の高いモデルです。カーボンクロスドラグワッシャー標準装備で青物にも対応。HAGANEボディーにHAGANEギア搭載で大物もOK。
テイルウォーク『クロシオ33PGX』
ジギングや様々なバーチカルルアーゲームに対応するパワーギア・スピニングリール。
プロックス『バルトムオクトパスVOP4000』
PEライン4号を約100mをセットしたタコ専用スピニングリール。アルミマシンカットスプール搭載。握りやすくパワフルなリーリングを可能にするEVAノブ搭載。
ダイワ『クレストLT5000-C』
ライトショアジギング、磯のヒラスズキ等に対応。サーフ(砂浜)からのヒラメやマゴチ、中型青物を狙った釣りにもオススメの1台。力強い巻上げを実現するノーマルギア比モデル。
アブ『オーシャンフィールド5000』
X-クラフティック ワンピースボディー搭載、オフショア用スピニングリール。X-クラフティック ワンピースボディーを採用した、高強度ジギングモデル。ロケットスプールリップ、ユニフローベール、カーボンマトリックス他ジギングに最適なスペックやスペアスプールを搭載したバリューモデル。
▶タコ釣り用『ベイト&両軸』リールおすすめ5選!
おすすめタコ釣り用『ベイト&両軸』リール5選です!
ダイワ『フネXT150P-OP』
幅広いターゲットに対応できる スーパーメタルフレーム採用のパワフル手巻きリール。スーパーメタルフレームだから高負荷でもパワフルな巻上げが可能。スーパーメタルフレームだから高負荷でもパワフルな巻上げが可能。
アブ『黒船PHパワーハンドル』
ブラスドライブギア、パワーハンドル、ドラグクリック、カーボンドラグ7kg搭載、オールマイティな船手巻きリール。ハンドルの長さも、60mmと70mmの長さの設定で、仕掛けに合わせて調整可能です。
テイルウォーク『エランワイドパワーⅡ71BR』
ジギング・ショアジギング・オクトパス・怪魚・雷魚・船釣りなどあらゆるジャンルで人気を獲得したELAN WIDEPOWERシリーズ。更にデカノブ、ディープスプールというオフショアパワーゲームとしてのキーワードを盛り込みELAN WIDEPOWER IIとして登場。スプールはエッジラインをやや厚めに取り細ラインのトラブルを防ぐセミナロースプール仕様。ラインキャパ優先のアングラーにはスプールエッジラインを超えてフル巻きも可能。
プロックス『バルトムBCオクトパス/VBCOR200P2200』
ボートでのタコエギを使用したオクトパスゲーム専用ロープロファイルベイトリール。75mmのパワークランクハンドルと大型EVAラウンドノブでパワフルなリーリングが可能。5.3:1のローギアは、リフト力を高め大型タコのボトムの張り付きもパワーで引き剥がします。ちょっとしたキャスティングに対応するマグネットブレーキ搭載。PEライン2号相当約200mが付属。
アブ『ブルーマックス船Ⅲ』
ブルーマックス船がコンパクトになり、カウンターバランスハンドルを装備して新登場。あらゆる船釣りに最適な船小物用リール。低価格リールながら同クラスのリールから抜きんでたドラグ力6kgパワーが超魅力。
おすすめタコ釣りリール10選!比較表
それでは今回おすすめしたタコ釣り竿10選の比較表を記載します。
『堤防岸壁向け』おすすめ陸っぱりタコ釣り竿
名称 | ギア比 | 自重(g) | ドラグ力(kg) | ベアリング数 | ラインキャパ(m) |
スフェロスSW4000HG | 5.8:1 | 280 | 11 | 3/1 | 2号-240 |
クロシオ33PGX | 4.8:1 | 530 | 14 | 7+1 | 3号-300 |
バルトムオクトパスVOP4000 | 5.0:1 | 310 | 13 | 2+1 | 4号-100 |
クレストLT5000-C | 5.2:1 | 285 | 12 | 4/1 | 2.5号-260 |
オーシャンフィールド5000/5000S | 4.8:1 | 381 | 9 | 4/1 | 3号-240 |
『船釣り向け』おすすめタコ釣り竿
名称 | ギア比 | 自重(g) | ドラグ力(kg) | ベアリング数 | ラインキャパ(m) |
フネXT150P-OP | 4.8:1 | 220 | 9 | 4/1 | 3号-150、4号-110 |
黒船PHパワーハンドル | 6.4:1 | 210 | 7 | 4/1 | 3号-120、4号-100 |
エランワイドパワーⅡ71BR | 7.1:1 | 315 | 12 | 4+1 | 3号-220 |
バルトムBCオクトパス | 5.3:1 | 241 | 6 | 5+1 | 2号-200 |
ブルーマックス船3 | 6.4:1 | 228 | 6 | 3/1 | 2号-200 |
スペックや価格などを参考にして、お気に入りの1本を選んでみてください。
まとめ
ということで今回は、タコ釣りリールおすすめ人気ランキング10選!をご紹介させていただきました。
陸っぱりでも船釣りでも楽しいタコ釣り。
たくさん釣って、美味しいタコ料理を味わっちゃいましょう!!!
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