関東アジングの人気スポット、横浜。
そんな横浜アジンガーの間で噂になっている、ジグ単アジングに注目のジグヘッドがある。
それが「TGディンプル」。
もしかしたら横浜以外の方は聞いたことがある人は少ないかもしれませんが、横浜の凄腕アジンガーたちが注目するジグヘッドということで、今後に期待されている製品です。
このTGディンプルですが、作っているのは釣具専門メーカーではなく、本業は「迅速継手」「金属切削加工」「金属焼結成形」という異例のメーカーというのだから、またそれが気になるところですよね。
今回はそんなTGディンプルの秘密に迫っていきたいと思います。
タングステン仕様「TGディンプル」の特徴は?
横浜アジンガーの間で噂のタングステンジグヘッド「TGディンプル」。
その特徴はどんなとこにあるのでしょうか?
いくつかピックアップして見ていきましょう。
TGディンプルの特徴
- 超高比重タングステン
- 大径アイ採用
- ワームキーパー搭載
- 引き抵抗増のディンプル効果
- グラム数刻印
▶超高比重タングステン
「TGディンプル」の‟TG”とは、タングステンのことで、タングステン素材を使ったジグヘッドということ。
これ自体はそこまで珍しいものではないのですが、TGディンプルの拘りは‟タングステン含有量”にありました。
他社製品の場合、タングステン含有量が90%以下であるのに対し、TGディンプルのタングステン含有量は95%と、超高比重なタングステンになっているとのこと。
※当時調査時
ということは、他社製品と比べると、同重量でもサイズが小さくなります。
体積が減ることで、飛距離アップや感度の向上、プレッシャー減、ターゲットのクチへの入りやすさが期待できるのです。
▶大径アイ採用
他社メーカーの製品を使う時に、愛用のスナップがアイの穴に通りにくくて困ったことがありませんか?
TGディンプルは、比較的大きめのアイが採用されています。
なので、スナップやリーダーが通しやすく、そういったトラブルが起きにくい設計になっているのです。
▶ワームキーパー搭載
さらに、TGディンプルにはワームキーパーが搭載されています。
ワームのズレや抜けを抑える働きがあり、ショートバイトが多く、ワームがズレやすいアジングにおいては非常に助かる機能です。
手返しが向上することで、短い時合いのチャンスを逃さない効果も期待できます。
しかし、キーパー形状の影響か、若干ワームとの相性があり、装着した際に亀裂が入って千切れやすくなってしまうものもあるようです。
またこのキーパーは、ダイワの月下美人シリーズワームのエストラマー素材には相性が悪く、奥まで差し込むことは困難です。
こういった場合は、キーパー部分はペンチ等でぐりぐりすると外せますので、「キーパーいらないな」って人は最悪取っちゃってもいいでしょう。
ちなみにTGディンプルキーパーの取り方にはコツがあります。
公式に手順が公開されていますので参考にしてみてください。
TGディンプルのワームキーパーの外し方
TGディンプルのワームキーパーの外し方手順。
キーパーを上に引っ張り、左右へゴリゴリ、~からのポキッ!です(笑)。
ちょっと雑にやるとフック自体が根元からポキッ!といってしまうこともありますので、注意して取り扱ってください。
▶引き抵抗増のディンプル効果
そして、ネーミングにある‟ディンプル”とは、直訳すると、えくぼや小さなくぼみのことで、TGディンプルのヘッド形状を見ると、まさにその‟くぼみ”があるのがわかります。
おそらくその形状からその名がついたのだろうと思いますが、このくぼみの効果は引き抵抗。
アジング自体、軽いジグヘッドを使うことが多いので、慣れないと「何をやっているかわからない」なんてことにもなりがちですが、このディンプルがあることによって、その存在をアングラーに伝えやすくしてくれるのです。
この形状は僕も昔使っていたバークレイのアジデントに似ていますね。
ただ、アジデントと比べるとアイの方向は違いますね。
▶グラム数刻印
そして、TGディンプルの便利な所は、グラム数が刻印されている所。
一般的な何も刻印されていないジグヘッドは、一回使ってしまうと何グラムだったかわからなくなってしまったり、ケースで管理しようにも、仕舞い方も工夫しなくてはいけません。
しかし、TGディンプルの場合はそのへんに転がってしまっても、ジグヘッド同士が混ざってしまっても大丈夫。
いちいち測りで計測しなくても、一目で重さがわかります。
ジグヘッドケースのスリットに並べたりすると、一目でわかるのでこれはかなり便利ですよね。
TGディンプル初期ロットの不具合
そんなTGディンプルが販売開始されたのは2021年11月。
当初は金針仕様で、販売価格は5個入 418円(税込)でした。
しかし、残念なことに初期ロットに不具合が発覚しまったのです。
▶針折れの不具合
初期ロットのTGディンプルには、強度不足のフックがある製品が含まれていたのです。
フックの掛かりどころや、掛かる角度によっては、ポキッと折れる現象が報告され、販売開始数日後にすぐに販売ストップしてしまいました。
▶代替品サポート
しかしその後、購入者には代替品サポートがありました。
製品に改良が加えられ、GW後に順次代替品が発送されています。
ジグ単アジングに注目のジグヘッド!NEW「TGディンプル」
そんなこんながあって、改良された新しいTGディンプルの販売が再開されました。
▶改良された針は信頼の土肥富製!
針折れ問題に対応し、新しいフックが採用され、色は金針からグレーっぽい色へと変更になりました。
この新しいフックが驚き。
なんと、アジングジグヘッド人気No.1と言われる土肥富製「ZH-35レンジクロスフック」が採用されていたのです。
土肥富は釣り針製造の専門メーカーで、ジグ単アジングするなら土肥富と言われるほど、刺さりが抜群に良いことで評判がすこぶる良いです。
横浜アジンガーの多くの方が使用しているのではないでしょうか。
▶軸直径も太くなった!
このレンジクロスフックを採用することで、従来品に比べて軸直径も太くなりました。
オリジナルフック | 土肥富製レンジクロスフック | |
Sサイズ | 0.485mm | 0.510mm |
Mサイズ | 0.510mm | 0.560mm |
従来品は刺さり重視で細すぎたのかもしれませんね。
これで針折れの問題も解消されました。
更なる高みへ!フックが土肥富製TGディンプルオリジナルサイズに仕様変更
しかし2023年。
TGディンプルは更なる高みへ!
なんとフックがさらに進化して、土肥富社製TGディンプルオリジナルサイズへと仕様変更されることになりました。
変更点は軸径を統一し、全長がレンジクロスフックのSサイズとMサイズのちょうど中間に設定されました。
軸径 | 全長 | |
旧)ZH-35レンジクロスフック Sサイズ | 0.51mm | 15mm |
旧)ZH-35レンジクロスフック Mサイズ | 0.56mm | 19mm |
新)TGディンプルオリジナルフック | 0.56mm | 17mm |
また、ワームキーパーが簡単に除去できるように、キーパーにあらかじめ切り込みが入れられているとのことです。
これなら誤ってフックをポキッってしまう可能性も低くなりますね!
ユーザーの声を参考にすぐに改良へと繋げてくれるのはすごいことだと思います。
TGディンプルはタングステン本舗で購入可能!
TGディンプルを早速買いに行こう!
と思ったら、、、、実は釣具屋さんには置いていません。
※2022年6月4日現在
では、どこで買えるのかというと…?
TGディンプルはネットショップ「タングステン本舗」で購入可能です。
弊社 株式会社NSC工業 迅速継手メーカーですが、バルブの金属焼結技術を生かし、高比重タングステン釣具を開発しました。あ…
販売金額は5個入りで税込440円です。
超高比重タングステン素材、その他もろもろの機能を考えればかなりリーズナブルな金額と言えるでしょう。
お得な買い方は送料無料になる10パックセット購入です。
メルカリやAmazonでも販売しています。
販売されると一気に注文が入り、すぐに売り切れになる時もあるので、売っている間に早めに購入しておきましょう。
TGディンプルの製造元は?
ちなみに製造元は、継手の製造や金属部品加工をおこなっている株式会社NSC工業という会社でした。
どうして釣具メーカーでもない会社からTGディンプルが生まれたのか?
実は社長さんがもともと趣味でアジングをやられていたようで、現行市販の商品に不満があったそうなんです。
そこで、自身のニーズで設計、そしてバルブの金属焼結技術を生かし、高比重タングステン釣具を開発。
そこからTGディンプルは誕生しました。
その後も釣具開発は進められ、TGディンプル以外にも、タングステン素材を使ったメタルジグの開発、ワーム用の金型作成依頼なども受け付けています。
今後も釣具商品の開発に期待大ですね!!!
まとめ
ということで今回は、横浜アジンガーに話題!ジグ単アジングに注目のジグヘッド「TGディンプル」についてのお話でした。
すでに売り切れているサイズもありますので、興味のある方は急いで購入したほうが良いでしょう。
それではまた。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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