普段から東京湾のライトアジ船や横浜アジングで、アジ釣りをしている僕。
冷蔵庫ストックに生アジがなくなって寂しくなったので、ちょっと興味本位でスーパーのアジを捌いてみることにしました。
スーパーのアジを買って捌くのは初めてで、当然それを刺身で食べるのも初めてです。
上手く捌ける自信はあるけど、味はどうなんだろう???
スーパーで買う新鮮なアジの見分け方
まずスーパーに行く前の確認事項。
新鮮な魚を見分ける方法として一番よく言われるのが、「目が澄んで黒目がハッキリしているもの」ですね。
アジに関しても同様ですが、その他見分ける方法があります。
新鮮なアジの見分け方
- 体高があって丸いもの
- 表面が輝いて金色っぽい色味をしているもの
- 表面にハリがあって腹が硬いもの
- 目が澄んで黒目がハッキリしているもの
- ウロコがあるもの
- エラが鮮やかな赤色をしているもの
この中でも、普段からアジを釣ってきて、たくさんの魚体を見ている釣り人としては、「体高があるアジ」というのは納得できるところ。
言葉にするのはアレですが、スマートな魚体からスリムな魚体、そして体高が異様なマッチョな魚体まで色々釣れてきます。
そして体高が異様に高いマッチョな個体はやはり脂が乗ってとても美味しいのです。
そんな魚体の魚がスーパーにあれば間違いないでしょうね。
釣り人が生アジをスーパーで買う
さて、そんな「新鮮なアジの見分け方」を参考に、僕は地域で一番人気で安さが売りのスーパーに乗り込んだ。
あるかなー。あるだろー。
と鮮魚コーナーを徘徊すると、発砲トレーにラッピングされたアジを発見。
東京湾で普段釣っているアジよりも「厚み」はある。
早速、新鮮さを見極めようと各々チェックしていこうとしますが、、、。
う~ん、、、。
イマイチわからない(笑)。
身の柔らかさも、目の色も、特に気にならなかったし、ただ一つ気になったのは「エラの色」で、釣ってきたアジのエラの色とは全然違っていました。
釣ってきたアジは鮮やかな赤色をしているのに対し、スーパーのアジはドス黒い色をしていました。
これはやっぱり獲ってきてから日が経過しているからだと思いますが、ただ、そもそもスーパーなんかでは流通上仕方なく、ほとんどこうなんじゃないかと思います。
あと、しいて言えば、体の色味が薄い気がするぐらいでした。
とりあえずこちらを購入。
釣り人がスーパーで買ったアジを捌いてみた
買ってきたアジを早速自宅で捌いていきます!
陸っぱりでは釣れないサイズだし、捌きやすそうですね。
さぁー楽しみ、楽しみ!
目が白濁している
まずは外観からチェックしていきましょう。
とりあえずすぐわかる目玉の色。
白く濁っていて、少し萎んでいる印象です。
ここで以前僕が釣ってきたアジの写真と比べてみましょう。
釣ってきたアジの写真
やっぱり全然違います!
やっぱり買ってきたやつは、なんとなくスーパーの魚って感じですね。
エラや血がドス黒い
スーパーで軽くチェックしていましたが、改めて見てみます。
ちょっと分かりにくいですが、やっぱりドス黒いですね。
血抜きなんかされている訳もありませんし、新鮮なほど赤い色をしているので、そういうことですね。
うろこがない
それではいつも通りにアジのうろこを取っていきます。
すると早速ビックリ!
うろこが全然ない。
でもそうか、そういうことか。
スーパーで見た時、アジの体の色味が薄く感じたのはこのせいで、うろこが取れてしまっているからだったんです。
うろこは絶対に付いているものだと思っていたので、ないと何となく不安が…。
これってワザとなのか?
漁の段階で大漁のアジを網の中からまとめて掬ったり梱包したりする際に、魚同士が擦れて取れていってしまったのか?
それともスーパーで陳列する際に敢えてウロコを取ってからラッピングしたのか?
これは不明ですが、もし流通段階で取れていたとなると、氷焼けの恐れがあるのであまり良い印象ではないですね。
捌き慣れている釣り人としても、うろこはそのままの方が安心感があると思います。
腹骨が外れている
そして腹ワタを取り除いて、中骨周りの血合いをしごき取ろうとしている時に気づいたのはコレ。
腹骨が身から外れています。
これは鮮度が落ちた魚に見られる症状です。
魚は鮮度が落ちると、内臓がある腹周りから腐敗が進んでいきますので、柔らかくなってきた腹周りの骨が外れていってしまうんですよね。
三枚下ろししていく時も骨が…。
これはダメなやつです。。。
ボテボテな身
三枚下ろしにしてみると少し赤茶色っぽい感じが強めですかね?
腹身をすき取って並べてみると、見た目は意外にもそこまで嫌な感じはしなくなりました。
触った感じで何となく身の質がボテっとしているような気がしましたが、もちろん食べれないことはないですし、後は味ですね…。
小骨がすぐ取れる
小骨を骨抜きで取っていきますが、これがかなりすんなり。
釣ってきたアジは骨が身に付いていると言うか、抜くのにブチッブチッという感触がありますが、これはそんな感触はなし。
周りの肉ごとスイスイ取れてしまいました。
盛り付け
皮を剥いでみると意外にも脂はノっていそうです。
魚を選ぶ際の、少し丸々としている体つきが良かったのかもしれません。
適当に切って盛り付けていきます。
さて、仕上がりは…???
釣り人がスーパーで買ったアジを刺身で食べてみた
さて、いよいよ実食です。
とりあえずお皿に適当に盛り付けました。
この見た目もそこまで悪くはないんですが…いざ実食!
う~ん。。。
少しふんわりと生臭い…。
そして少し水っぽいかな。。。
なるほど。
まぁ美味しいか、美味しくないかと言われれば、美味しくはないかな(笑)!
食べれなくはないけど、やっぱり釣魚を食べ慣れていると違和感がありますね。
まとめ
ということで今回は、普段から釣ってきたアジを食べている釣り人が、敢えてスーパーでアジを買ってきて、捌いて食べて比べてみました。
そこでやっとわかりました。
いつも逆のパターン。
普段釣りに縁のない、スーパーで買ってきた魚を食べている方達が、釣ってきた魚をおすそ分けした際に「新鮮で美味しかったよ」と言われることがありますよね。
まさにそれでした。
あ、そういうことなんだなと。
食べ比べてみて初めてわかりましたが、やっぱり釣ってきた魚って美味しいんですね!
ということでまたアジ釣りに行ってきます!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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