ここ数年、急激に人気を高めているSUPフィッシング。
「SUPフィッシングをやってみたい」「SUPを買おうか迷っている」
という方は非常に多いことでしょう。
お手軽にスタートできるとは言え、最初の予算としては、安くても約3万円ほど掛かる。
3万円もあれば、ハイエンドクラスに迫るミドルクラスのロッドやリールも手に入る。
そう考えると、なかなか簡単には買えない微妙な金額でもあることは確かです。
そこまでしてもSUPは本当に必要なものなのか?買って損はないのか?
とても迷いどころですよね。
ということで今回は、、、。
今年、実際にSUPを買って、実際にハイシーズンを楽しみ尽くした僕が感じたSUPの『メリット&デメリット』をご紹介したいと思います。
SUPフィッシングとは?
SUP(サップ)とは=「スタンドアップ・パドル・ボード」のことで、海・川・湖などでサーフボードの上に立ち、パドルを使って水面を漕いで移動を楽しむマリンスポーツの1つ。
移動だけでなく、SUPの上でヨガをする「SUPヨガ」なんてのもあります。
そして『SUPフィッシング』とは、そのSUPを使って釣りをすることですね。
カヤックフィッシングと同じように、近年人気が高まっている釣りジャンルの一つですね!
SUPを実際に購入!
僕はSUPを今年購入しました。
本当は昨年に買おう買おうと思っていたんですが、優柔不断な性格でなかなかコレっていうのに決められずに、あれよあれよと、結局シーズンが終わっていたという始末で、、、。
なので、今年は絶対買おうと、ついに夏にポチリーノさせていただきました。
購入したは『BEYOND MARINA』。
ネットで探す限り、最安のSUPより+1万円ほど掛かりましたが、パドルがカーボンパドルになっているところが一番気に入って決めました。
そして早速、夏にデビューしたんです。
初めてSUPをセッティングした時、そして海に出た時、、、。
やっぱり、やる前から想像していたこと以外に、実際にやってみてわかったこと、感じたことがあります。
そんなSUPフィッシングのメリット&デメリットとは…?
SUPフィッシングのメリットとは?
SUPを購入して、実際にやってみて感じたSUPフィッシングのメリットとは?
▶自分の思うがままに陸から届かないポイントを攻めることが可能
まずはやっぱり、陸からは届かないエリアに手軽に行けるということがとても魅力的です。
海上を自由に移動してポイントを探し回り、自分の思うがまま、気になるところで釣りをすることができる。
※一部禁止エリアは除く
当然ながら人から叩かれていないポイントは無数。
自分だけのパラダイスポイントを見つける楽しみがそこにはあります。
▶コストパフォーマンスが良い
安いSUPは新品でも25,000円ぐらいからあります。
対して手漕ぎボートをレンタルする場合、1回平均4,000円掛かるとすると…。
4,000円×6回=24,000円。
4,000円×7回=28,000円。
ということは、大体7~8回ぐらい乗れば元が取れてしまう計算になります。
毎週1回手漕ぎボートを利用していたとしたら、およそ2ヵ月分です。
そう考えると、初期投資は高そうに思えても、トータルとしてはかなりコストパフォーマンスが良いということになりますね!
▶混雑していない
後は、やっぱり混雑していないということ。
釣りブームによる釣り人の増加により、最近の釣り場はどこもかしこも混み合っています。
振り返ればソーラス条約から。
もともと関東の都市部は釣り場が少ない中、コロナ禍で人の往来を減らすために封鎖したり、その中でゴミ問題等で立入禁止になってさらに少なくなり、どんどん過密になって、その分問題も増えてまた禁止になって、、、。
まさしく“負のスパイラル”ってやつで、釣り場の減少は悪化の一途をたどっている。
そんな中、SUPフィッシングの釣り場は“海の上”なので、隣1mの間隔で密集するなんてことは皆無。
ゆったりのんびり、混雑をしないで釣りができるというのは非常に気持ちが良いです。
▶リアルなやり取りができる
ついでに言うと、SUPは海面までの距離がめちゃくちゃ近い釣りです。
すぐ手元足元に魚が上がってきて、目の前で抵抗する魚のリアルさ、魚の引きによって動かされるSUPの臨場感など、陸っぱりの堤防からとは全然違う感覚で釣りを楽しむことができます。
SUPフィッシングのデメリットとは?
それでは逆に、実際にやってみて感じたSUPフィッシングのデメリットとは?
▶準備が異常に大変
完全に想定外でした。
実はSUPは準備が非常に大変なんです…。
特にこれはヤバイと思ったのは、、、SUPを膨らませる作業。
SUPは空気入れの作業が異常にキツくて、とんでもなくしんどいです…。
というのも、浮き輪等とは違って、後半にかなり強い圧をかけていかなくてはいけないので、男性のパワーをもってしてもかなりの体力がいります。
腕をピンと伸ばした状態で、腰の上下でポンピングするといったコツはあっても、かなりヤバイぐらいの腰の痛さ、腕の痛さがあります。
とてもじゃないですが、一気に入れることは無理で、3~4回は休憩して呼吸を整える必要があります。
こんなに若くてイケメンの僕ですらそうなんですから…(笑)。
女性だと相当ヤバイと思います。
ちなみに女性の場合は自動のポンプがあるのでそれを買うと良いと思います。
▶風に弱く出艇日は限られる
SUPは非常に風に弱いです。
ほぼ沈んでいる箇所がないので、水面の水面に空気がパンパンに入った薄い板が乗っかっているような状態。
お風呂で何か浮かべてやってみればわかると思いますが、風を与えれば簡単に流されてしまうのがわかると思います。
それだけ風に弱いので、安全上、出艇日が凪の日に限定されてしまうのです。
風予報を見ないで行って、沖に流され帰れなくなったという事故はよく聞く話ですね。
これは本当に注意しなくてはいけません。
▶漕ぐのが面倒
SUPは、カヤック用と違ってパドルのブレードはシングルが基本です。
右を数回漕いだら今度は左。
左を数回漕いだらまた右と、このパドルを右と左に入れ替えながら進まなくてはいけないので、これが結構面倒なんですよね。
手漕ぎボートの場合は、右手左手に1本ずつ持って、脚の伸ばしも加えて、勢いよく推進力を持って進める。
カヤックの場合は、ダブルブレードになっていて、右左効率よく漕ぐことができます。
そういった違いを見ても、SUPを漕ぐのは少し面倒かなと思います。
▶濡れる可能性、落水の可能性あり
そしてシンプルですが、SUPは濡れます。
手漕ぎボートのように箱状になってはいないので、前から横から後ろから、ちょっと波が来ると濡れてしまう可能性があります。
うまく中央にバランスを取っていれば比較的濡れにくいと思いますが、逆に足を下ろして跨ぐように座ると安定するのです。
さらに、波風の影響を受けて、転覆・落水といった可能性も、手漕ぎボートに比べて高いです。
なので普段着や防寒着を着て乗るようなものじゃなく、海水浴スタイルやウェットスーツを着て楽しむものになります。
▶片付けが面倒臭い
最後に、片づけが面倒臭いです(笑)。
準備もそうですが、やっぱり片付けも面倒。
手漕ぎボートのレンタルなら戻ってきて置くだけでお店が片付けてくれますが、自分のSUPなら自分で片付けなくてはいけません。
膨らませたSUPの空気を抜かなきゃいけないし、砂まみれのSUPは洗わないといけないし。
釣りから戻ってきて、早く休みたいのにこの一仕事が待っています。
SUPフィッシングを実際にやってみた感想!
そんな感じで、人気のSUPフィッシングと言えど、当然ながら色々とメリットとデメリットはあります。
でも、それらを総合して、最終的に僕が感じたのは…。
買って良かった。
ということ。
あくまで僕にとってですが、僕にはデメリットよりもメリットのほうが上回っているので、買って良かったという結論になりました。
その理由としては、やっぱり、陸から届かないところを自由に狙うことができるということが一番かなと思います。
ポイント開拓が楽しいし、陸っぱりよりも魚へのプレッシャーは確実に低いというのも魅力。
これは手漕ぎボートと同じですが、違うのは自分の物ということなので、時間的には縛られずに済みます。
それからもう一つの理由は、人が少ない沖でゆっくりして釣りに集中することができるところですかね。
釣り場所よりも釣り人が多くなりすぎてしまっているという現状において、海上はそういったストレスが全くありません。
もう浮かんでいるだけでも気持ちいいですよ!
まとめ
ということで今回は、僕が実際にSUP(スタンドアップパドルボード)を購入して、SUPフィッシングをやってみて感じたメリットとデメリット、感想をお伝えしました。
「SUPフィッシングやってみたいな」「SUP買おうか迷ってる」
といったような方に、参考になれば嬉しいです。
もし、購入しよう!と思ったら…。
こちらの「BEYOND MARINA」。
おすすめです!!!
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