先日SUPフィッシングをしていて、遠目から近づいてきたSUPアングラーの方にアンカーについて質問されました。
使用しているアンカーをおすすめしたのですが、その方はアンカーを使用しておらず、流されて釣りにならないと言っていたんです。
それはそうだろうな。。。
だって、この風だとあっという間に。
2投もすれば何十メートルと流されるような感じですからね…。
そう思ったら改めてアンカーの重要性、優位性を感じました。
ということで今回はSUPフィッシング用のアンカーについて確認していきましょう。
SUPフィッシング用のアンカーの必要性
SUPフィッシングにおいて、アンカーは必要なのでしょうか?
アンカーがない場合、風と潮流に対してそのまま身を任せて、流されながらの釣りになります。
どちらも弱ければいいですが、そこそこになってしまうと、あっという間に流されてしまうでしょう。
そういったことを考えると、安全面からも、また安定した釣りを楽しむためにもアンカーは必要、あればかなり便利に使えるアイテムと言えるのではないでしょうか。
ちなみに安価なSUPフィッシングセットを購入してもアンカーは付属してこないことが多いです。
必要だと思った方は購入を検討しましょう。
SUPフィッシングに必要なアンカーとは?
SUPフィッシングに必要、あったら便利なアンカー。
そんなアンカーには種類があります。
▶︎フォールディングアンカー
まずはよく見かけるTHEアンカー。
爪が開いて底に引っ掛かりやすくなっている形状のアンカーです。
爪があるので抵抗力が高く、しっかり止めたいという方はこの形がおすすめです。
▶︎マッシュルームアンカー
キノコをひっくり返したような形状をしていることからマッシュルームアンカーと呼ばれています。
これは爪がない分、重さでその場に留める必要があります。
ボードが傷つきにくいというメリットもあります。
▶︎パラシュートアンカー
パラシュートアンカーは、海中でパラーシュートのように広がることで抵抗を作り、風の影響を弱める効果があります。
根掛かりのリスクがないことは非常にメリットが大きいです。
ただ、完全に固定することはできません。
▶︎アンカーバッグ
またバッグ型のアンカーで、簡単に言うと砂袋みたいなのもあります。
コンパクトなのでいつでも簡単に使用できるという所が便利な所ですかね。
SUPフィッシング用のアンカーが根掛かりするパターンは?
SUPフィッシングに使えるアンカーにはいくつか種類があることがわかりましたね。
その中でも一番釣りがしやすいのは、SUPを固定して釣りができる「フォールディングアンカー」と「マッシュルームアンカー」です。
パラシュートアンカーもないよりは良いと思いますが、どうしても潮流に引っ張られるので、ピンポイントを狙ったり、ネチネチ攻めたい場合は、やっぱり固定式アンカーに分があるでしょう。
しかし、固定式アンカーだって完璧ではありません。
根が点在しているエリアにアンカーを落とせば、やっぱり根掛かりのリスクがあります。
風や流れが強くアンカーが流されてしまうような状況では、かなり根掛かりの危険性が高いでしょう。
またそれはアンカーの形にもよってもリスクの大きさは変わります。
フォールディング型のツメが出るタイプだと、最悪の場合、根にガッチリ掛かってしまい、外そうにも外せない状況になり、最後は切るしかなくなってしまうこともあります。
そうなってしまっては、その日の釣りができなくなる可能性もあるし、予算的なものもそうだし、何より海中ゴミのことを考えると、やっぱり根掛かりは避けたいところです。
何か画期的な良いアンカーはないものか…?
SUPフィッシング用のアンカーの根掛かりを防ぐためには?
では、逆にSUPフィッシング用のアンカーが根掛かりしないようにするためにはどうしたら良いのでしょうか?
▶地形を把握する
まずはやっぱり地形を把握すること。
根が点在するエリアを知っておいて、釣りを始める際に気を付けていくことです。
しかしこれは魚探を活用したり、情報を集めたり、また実際に釣りをしてアンカーを落としてみないとわからないというのもありますよね。
なので、釣りをする際は、ただ単に釣ることだけを楽しむのではなく、そういった地形の情報を感じ取りながら釣りをしておくと、その後の“経験”に繋がり、何かに役立つ時がくるでしょう。
▶アンカーを重くする
そしてもう一つ。
もう単純にアンカーを重くするという方法。
アンカーが重ければ重いほどSUPが流されにくくなるのは当然の原理。
根がない所にアンカーを落とし、そのまま流されなければ根掛かりはしないですよね。
ですが、そんなに重たいものをSUPに乗せていくのは、できればやりたくないです。
持ち運びもそうだし、アンカーの上げ下げだってそれだけしんどくなります。
なのでほど良い重さのものを選びたいですよね!
SUPフィッシング用のアンカーは何kg必要か?
それではSUPフィッシングにおいて、SUPを固定するためのアンカーは何kgあれば大丈夫なのでしょうか?
重すぎると持ち運びも上げ下げも大変、軽すぎれば流される。
その中間でちょうど良い重さとは…?
SUPフィッシング用のアンカーについては、一般的に下記の重さのアンカーが使われているようです。
アンカーの種類 | アンカーの重さ |
フォールディングアンカー | 0.7kg~1.5kg |
マッシュルームアンカー | 3kg~5kg |
フォールディングアンカーは爪によるアンカリング能力が高いので、比較的軽めで大丈夫。
風が弱い日は0.7kgでも大丈夫です。
マッシュルームアンカーだとそういった引っ掛かり箇所がない分、重量で稼ぐしかなくなり、重めが推奨されています。
ちなみにアンカーはロープが垂直だと効果が低いので、ロープを出してアンカーからの角度を付けてアンカリングを効かせる必要があります。
そんなロープは、水深の倍の長さが必要だと言われています。
▶実際に使ってみたそれぞれの感想
そしてここでは僕が2種類のアンカーを実際に使ってみて感じた感想です。
フォールディングアンカーの場合
こちらはSUPを購入した時に合わせて、別途購入しました。
重さは0.7kgのものです。
そして初めてのSUPフィッシングの時は、根掛かりが怖かったので、爪が開かないようにバンドで固定して使いましたが、風が弱い日だったこともあり、しっかりアンカリングできて使用できました。
そして2回目のSUPフィッシングの時、強風で流されてしまうので、バンドを取って使用したところ、それでも流されてしまう。。。
これは風が強すぎて0.7kgでは効かなかったと思われます。
しかしその内やっと止まったと思ったらガッツリ根掛かりしてました…。
これがあるからフォールディング型は怖いですよね。
でも、重ためのフォールディングアンカーであればまた違う結果になっていたかもしれません。
爪がないアンカーの場合
マッシュルームアンカーではないのですが、要は爪がないアンカーの場合。
これ、フォールディングアンカーがなくなってしまったので、新たに3kgのアンカーを購入したんですが、、、。
今度は再び海の公園で、これまた風が強い日だったのですが、、、。
これがバッチリ!
ボードは突っ張られていたにも拘らず、爪がなくてもしっかりアンカリングが効いてました。
やはり0.7kgだと風に耐えられないですが、3kgもあればいけるという感触を感じました。
持ち運びも3kgならそこまで大変じゃありません。
爪なしタイプのアンカーを使用するならこのぐらいの重さがおすすめです。
▶敢えて“流される”という釣りの仕方
しかし、面白い考え方をすれば、軽めのアンカーを使って敢えて流されるという方法もアリです。
要はパラシュートアンカーと同じです。
根掛かりリスクの低い場所であれば、敢えてそうすることで、広範囲な攻めがしやすくなるというメリットがあります。
そういった考えなら0.7kg~5kg程度のアンカーを二つ持って行くのもありでしょう。
いや、、、。
そりゃあ面倒臭いな(笑)。
激安!SUPフィッシング用のおすすめアンカー!
さて、そんなこんなでおすすめのアンカーを一つご紹介します。
僕が実際に購入して使ってみて、これは良かった!と思えた1品です。
それはコチラ!