いつも通いなれた三浦半島の磯。
いつも通りの夜磯。
ウェーダーを履いて、安全対策のためにもちろんフローティングベストも着用する。
装備は完璧のはずでした。
なのに、あわや海難事故にもなりかねない、まさかの恐怖体験をしてしまったんです…。
いや、実際はわかっていたつもりでしたが、“コレ”がウェーダーの恐怖なんだと身をもって体験できました。
幸いこうして生きていますけど、一瞬味わったあの恐怖を少しでもお伝えできればいいかなと思います。
シーバスは釣れたかって?
う、、う、、、うん、、、。
アタリはありましたよ(笑)。
釣り場は三浦半島
※釣り場はあくまで三浦半島ですが、ポイントが地図と同じ場所とは限りません
三浦半島の冬の夜磯シーバス!今シーズンは例年より渋い?
今シーズンの冬の三浦シーバスは例年に比べてイマイチ盛り上がりに欠けていました。
※僕だけかもしれませんが…
何年か前は大型シーバスが大群で押し寄せてきて、30分間ぐらい入れ食い爆裂モードといった祭りも味わえたのに、、、。
しばらくそんな話は聞けてません。
ランカーとか1発大型みたいなのは、僕もおかげさまで今シーズン釣れましたけど、サイズは出ても“数”が出ないんですよね。
どちらかと言うと、やっぱりたくさん釣りたい派なので、ランカー1発よりも、60ぐらいのがたくさん釣りたい。
そして食べたい(笑)。
なんて贅沢な話ですが、、、、。
そんなこんなの三浦半島。
前回の夜ウェーディングでホゲったので、4日後の夜に再び三浦半島に出撃しました。
翌日仕事なので時合いを狙いすました短時間勝負です。
あわや海難事故!?ウェーダーで転倒したら立てない恐怖体験!
日付が変わる直前、早速入磯。
目指す立ち位置まで浅瀬を歩いていると、、、。
ズルッ!!!
と、やるかもとは思って身構えていたつもりでしたが、やってしまいました。
海藻に足を取られ、そのままケツからドボン!
やべッ!コケた~!
なんて軽々しく思っていたら、間もなくそれが恐怖になる。
え!?
嘘でしょ!?
なんと、その後、、、立ち上がれないんです!
マジでヤバイ!と思って、慌てて暴れてもがいて、、、。
バッシャバシャしながら、ビショビショになって…。
とにかく必死になって、暴れ回ったおかけでようやくその後立ち上がれたんですが、、、。
この時実際は何十秒もなかったと思うけど、その時は本当に立ち上がれず、マジで焦りました…。
でも、これがウェーダーの危険なところだったんです。
『ウェーダー+フローティングベスト』。
このスタイルはてっきり安全な装備かと思いきや、こんな落とし穴が潜んでいるとは…。
そう。
ウェーダー+フローティングベストの状態でコケると、体勢によっては逆に立ち上がれないんですよ。
まさかですよ。
フローティングベストを着てれば浮くから大丈夫って、そんな単純なことじゃなかったんです。
『ウェーダーが加わると危険に近づく』。
そう思いました。
▶ウェーダー+フローティングベスト着用でコケると立ち上がれない理由
これ、後から冷静に分析してみると、その理由がわかりました。
ちょっと小学生並のイメージ図を描きましたので見てください(笑)。
これで何となく伝わりますかね?
ずっこけた瞬間この体勢。
立っていた浅瀬の磯は沖に向かってかけ下がりになっています。
フローティングベストの浮力で上半身が浮き上がり、さらに脚もヤバくて、ケツから太ももにかけてがウェーダーの浮力(中に入っている空気の浮力)でフワフワ状態になっているんです。
ちょっとゆっくり想像してみてください。
もう一度言いますが、、、。
体は仰向けです。
上半身は防寒着を着ていてフローティングベストで浮いています。
ネオプレンの厚手のウェーダーを着用していて、滑っているので脚は前に伸びていた状態で、ケツから太ももがフワフワ浮き上がり状態です。
ここから立ち上がれますか?
何が悪いって“脚”なんですよ。
もし脚が海底に着いて踏ん張れるんであれば、ちょっと前進すれば立てたと思うんですが、脚がフワフワしているせいで、踏ん張れなくて立てないんです。
脚が下りないんですよ、海底に。
これがヤバイ原因だったんです。
なので、僕はロッドを持った手を伸ばして、ロッドのグリップが海底に届いた時に、無我夢中で脚をバタバタさせて、何とか足が海底にかすったタイミングで立ち上がることができました。
これってもし、そのまま脚が完全に浮いてしまっていたらと思うと恐怖でしかありません。
どうやって立つの???
いや、マジでわかんない。。。
脚が浮いちゃって、もがいても脚が着かないレベルの深さまで前に出ちゃってたらどうなっちゃってたのか?
きっと流されちゃってたんじゃないかと、、、。
これがウェーダーの恐ろしさだと思いました…。
▶リールが水没!びしょ濡れ!
かろうじて起き上がった後は当然びしょ濡れ。
手首からは水が入って冷たいし、何よりリールが水没した…。
リールの水没ほどショックなことはない。
さすがにマグシールドと言えど、水没までは対応してないので、もしかしたらこの後、ゴリゴリになってしまうかもしれないから。
いや、本当ちょっとコケただけなんですよ。
なのに、痛い代償を払うことになりました。。。
でも命が助かったからまだ良かったのかもしれないけど…。
流れを抜けた瞬間!シーバスの“ショート”バイト!
そんな恐怖を味わいながらも、バカなので釣りは続行(笑)。
投げ始めると、流れが効いててめちゃくそイイ感じなんですよ、これが。
いや、ある意味、そんな流れが効いてたら、さっきのが運悪ければ流されていたかもしれないけどね(笑)!
そんな状況で投げていたら、信頼のNL-1にきましたよ。
待望のバイトが!
コンッ!
という小さなバイト。
でもこれがショートバイトで、残念ながらうまくフッキングしませんでした。。。
ちょうど流れを抜けた瞬間のバイトでした。
あの小さいバイトは、結構デカイシーバスの可能性があるバイトでしたね。
残念。
ルアーチェンジでシーバスを狙う!
ショートバイトだったことから、ルアーのサイズダウンをして様子を見てみます。
群れが入ってきているなら、まだチャンスはあるはず。
その後、ルアーをとっかえひっかえ…。
実績抜群のルアーたちを総動員させて、ルアーチェンジを繰り返していきましたが、、、。
どうやら群れが入ってきているという感じじゃなかったですね。
その後はアタリが出ず。
やっぱり最初も言ったけど、ちょっと最近はアタリも続かないし、渋いよねー。
チャンスがあるのは確かだけど、その少ないチャンスをいかにモノにするかですね。
釣果
シーバス×0。
1バイトありましたが、ボウズです。。。
まとめ
釣れなかった。
1バイトだけだった。
そう言えば、コケたし、危なかった(笑)。
いや、本当に危なかったし、超危険だったと思う。
だけど、それでも楽しいし、だから次は気を付ける。
釣れなかったけど、そういう意味で勉強になりました。
皆さんも『ウェーダー+フローティングベスト着用スタイルの時は危険と隣り合わせ』ということを覚えてください。
そして、ずっこけないように気を付けてくださいね!
マジで!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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