イワシ類の中でも人気のターゲット、『ウルメイワシ』。
お刺身にしたらマイワシよりも美味いと言われ、地元のおじいちゃん達がいつも狙っているイメージがあります。
そんなウルメイワシを釣るため、、、いや食べたいため(笑)。
今回は楽しい楽しいサビキ釣りに行ってきました!
意外と多く見かけるんですが、、、。
間違った持ち帰りをしている方が多いので、イワシの正しいお持ち帰り方法もご紹介します!
お刺身絶品のウルメイワシとは…?
サビキ釣りの人気ターゲットである“イワシ”。
イワシと言っても色々な種類のイワシがいて、サビキ釣りで釣れるのは、マイワシ、カタクチイワシ、トウゴロウイワシ、そしてウルメイワシといったところでしょうか。
その中のウルメイワシは、目が潤んでいるように見えるため、その名前がついたと言われています。
マイワシとの区別は体の側面に黒い斑点がないところで判断できます。
脂が少なくネットリ濃厚な身が特徴で、お刺身にしたら絶品のため、非常に人気があるイワシです。
ウルメイワシの釣りシーズンは?
ウルメイワシの釣りシーズンは春から晩秋まで。
ウルメイワシの釣りシーズン
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
△ | △ | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
相模湾の沖合では初夏に40cm級のジャンボウルメイワシが釣れることもあります。
釣り場は城ヶ島&三崎港エリア
今回の釣行は、神奈川県を代表する大型釣り場、城ヶ島&三崎港エリア。
足場が良くて各所にはファミリーフィッシングに最適な岸壁が複数あります。
特にサビキ釣りを楽しむにはおすすめのスポットです。
ウルメイワシのサビキ釣り開始!
それではサビキ釣りスタート!
ウルメイワシは釣れるかな?
目指せ!大漁100匹オーバー!!!
▶朝マズメのチャンスタイムは…!?
ポイントに到着したのは朝マズメと言われる、日の出直前の時間帯。
朝マズメはウルメイワシに限らず、どんな魚でも高活性のチャンスタイム。
この時合いを逃してはいけません。
すぐに支度をしてサビキ釣りを開始しました。
竿は2本出しで長めの竿と短めの竿を持っていきました。
とりあえずコマセを巻いて魚を寄せつつ、アタリを待っていると、、、。
ビビビビビッ!
と竿先が反応し、すぐさま上げてみる!!!
そして姿を現したのは…。
ウルメイワシじゃなくてトウゴロウイワシでした、、、。
トウゴロウイワシって一応イワシって名前が付いてるけど、ウロコが固くてボラの仲間って言われていますよね。
食べれるには食べれるらしいんですが、、、。
なんかちょっとそういうの面倒臭いって感じる人なので…(笑)。
トウゴロウ君はリリースで!
▶釣れない時は仕掛けをチェンジ
その後も何回か群れが回って来たものの、釣れてくるのはトウゴロウイワシ。。。
こりゃダメだ~…。
でもとりあえず魚が回遊してきているのは確かなので、その内ウルメイワシも回って来ないかな?と期待しながら続けていると、、、何やら動きの違う新しい群れが入ってきた!
水面下3m以内にイワシの群れが入ってきてるのがわかります。
この群れはもしかして、、、と思っていたら…。
コマセを巻くと大量のイワシがトルネードのようになってアタックしてきます!
来い!こい!!!
と、思っていたんですが、なぜかサビキ仕掛けに掛からない!?
なぜ?何でだ???
これだけすごい量の魚が仕掛けの周りにいるのに、、、。
こういう時は仕掛けをチェンジ!
魚釣りの基本ですが、ハリスを細くしてみます。
どのようにしてどうなったのかは後述しますが、、、。
これが正解でした。
▶お刺身絶品!特大サイズのウルメイワシが爆釣!
仕掛けをチェンジして再度、コマセを巻いてイワシを寄せてみると、、、。
ビビビビビッ!
と竿先が大きくしなる!
おおーーーっ!
来たか?来たのかーーー!?
やったーーー!!!
待望のウルメイワシ。
やっぱり新しい群れの正体はウルメイワシでした。
しかも、かなりサイズがデカイんですけど!!!
これは刺身でイケる!
やっぱり仕掛けのチェンジが正解だったようです。
よーし、チャンスタイムです!
今のうちにジャンジャン釣ってしまいましょう!!!
すると、、、。
キターーーーーー!!!
よーーーし、本命!
どんどんいくぞーーー!!!
釣りまくれーーー!!!
▶ウルメイワシの短い時合い
と、思ったんですが、、、。
思っているほどチャンスタイムはそう簡単に長くは続きませんでした。。。
最初の仕掛けの選択をミスったおかげで、2群れぐらい逃したのがもったいなかったですね。
本来、絶好調の場合、この朝マズメのチャンスタイムで一気に50匹ぐらい釣ることもできるようですが、僕の場合はわずか8匹でした。
そしてこの後、沈黙…。
立ち位置でウルメイワシは回遊しない?
30分以上、イワシの群れが回って来ず、終わった感が漂う岸壁のサビキ師達の皆さん。
ちょっと周りの様子を見に行ってみました。
少し離れたところでサビキ釣りをしている方にお話を聞くと、、、。
なんと朝マズメのフィーバータイムがなかったようです。
イワシの回遊なんて全体に回ってくるんだと思ってましたが、同じ岸壁でも、ちょっとした場所の違いで来る来ないがあるんですね。
ただ、気になるコメントとして「ちょっと沖には群れがいたようだけど…」という話。
要するに足元には来てくれなかったけど、10~15m先にはワサワサしている群れが見えたとのこと。
なるほど、、、。
それがこうなって、こう、向こうには岸際まで寄ってきたと、、、。
これは釣り方にも問題がありそうですね。
朝マズメ終了後の回遊待ちで釣る!
朝マズメが終わった時間帯。
果たしてこの後の回遊はあるんでしょうか?
釣り座に戻って、コマセを巻きながら回遊を待っていると、やっとこさ再び群れが回遊!
最後に釣れてから1時間ぐらい経過してました。
でも群れがきたと思っても、その一群れで釣れる数がMAX5~6匹ぐらい。
多点掛けできれば良いんですが、狙いすぎると1匹目も外れてしまうので、基本的には掛かったらすぐ上げるようにしてました。
でもその後も、粘っていれば断続的に群れが回ってきてポツポツと追加していきます。
ウルメイワシを大漁に釣る“秘訣”!
後半になって段々と分かってきました。
ウルメイワシを大漁に釣る秘訣が!
ウルメイワシを大漁に釣る2つの秘訣
- 仕掛けのチェンジ
- コマセで寄せる
仕掛けのチェンジ
まずは最初の仕掛けのチェンジのこと。
最初に使っていたサビキはコレ。
針は1号、ハリスは0.8号。
これで全然針掛かりしなかったんですよね。
なので、仕掛けをコチラにチェンジしたんです。
針は2号、ハリスは0.6号。
ハリスが0.8→0.6号に細くなり、よりナチュラルに針が漂うようにしました。
こうしたらやっとウルメイワシが針に掛かるようになったんです。
活性が高いとあまり関係なく釣れることもありますが、天候や潮色、潮回りなど、色々な要素があって食いが渋い時は、ハリスの細い仕掛けを使用するのも効果的でしょう。
コマセで寄せる
そしてもう一つが、コマセで寄せるということ。
先ほど周りの様子を見に行った時に、少し離れたところにいた方が言っていた「少し離れた沖には回遊していた」というコメント。
それは僕も感じていました。
少し離れたところの海面がザワついていた時、手前にはイワシの群れは来ていません。
ですが、この時にそのザワつきと足元の中間ぐらいにコマセを巻くんです。
沖にいる群れにコマセを気づかせるように、、、。
そして、その後手前にもコマセを入れるんです。
するとなんと、手前にも群れがやってくるんですよ!
コマセは集魚効果があるので、その匂いをイワシまで届けてあげて、こっちにコマセがあるということを気づかせてあげるイメージで寄せてくるんです。
そこでなるべく手前に留まっててくれるようにコマセを入れ続けながら、その間に一気に釣る作戦ですね。
もしくは投げサビキのように、沖に投げて直接狙うのもアリでしょう。
とにかく、ただただ待っているだけでは釣れません。
サビキ釣りでも攻めの姿勢で釣っていきましょう。
釣果
ウルメイワシ×48匹!
最大17cmのデブなウルメイワシが25匹、通常サイズのウルメが23匹でした!
他、トウゴロウイワシ×6匹、ネンブツダイ×5匹。
本命のウルメイワシ以外は全てリリース。
ウルメイワシを最高の鮮度で持ち帰る方法
イワシ類は痛みが早い魚なので超保冷が必須です。
アジ等と違って、釣れた後に水バケツに放置しておくと、あっという間に傷んでボロボロのぐちゃぐちゃになってしまいます。
保冷材を入れとけばOKでしょ?
ダメです!!!
クーラーに保冷剤だけ入れて、そこにイワシをポンと入れている状態。
これも意外と良く見る光景なんですが…。
お家に帰ったらぐちゃぐちゃになってますよね?
とてもじゃないですが、美味しく食べれる状態じゃないです。。。
イワシ類は本当にすぐに傷みます。
特にウルメイワシの鮮度の落ちるスピードはマイワシ以上と言われているので、特に超保冷が必須なんです。
なのでまずは釣り場に着いたら一番最初にやることは、仕掛けの準備じゃなくて海水氷を作ることを第一にやりましょう。
帰宅するまで溶け切らない量の氷を用意しておき、釣り場についたら海水を汲んで、海水氷を作ります。
海水を入れ過ぎると氷が溶けるスピードが早くなるので、魚が浸る程度の少しの海水量でOKです。
魚がたくさん釣れて、海水から出てしまいそうであれば少しずつ海水を足していきましょう。
魚が釣れたらすぐにキンキンに冷えた海水氷にイワシを入れていきましょう。
何秒も手を入れておけないほどキンキンに冷えていれば最高です。
しっかり冷えていれば、投入したら活き締めされるので、魚が暴れません。
傷んだイワシはお腹が溶けてきて内臓が飛び出してきます。
しかし、鮮度よく持ち帰ったイワシはお腹周りも張りがあり、破けていません。
こうやって持ち帰れていればOKです!
本当に美味しいイワシが食べれるでしょう。
まとめ
ということで、特大ウルメイワシのサビキ釣り。
とても楽しかったです!
サビキ釣りって本当に楽しいですよね。
アタリまくるし、数が釣れるので、僕みたいにたくさん釣りたい派の人にはうってつけですよね。
ルアーフィッシングも大好きだけど、時々やるサビキ釣りも楽し過ぎてやめられません。
城ヶ島&三崎港エリアにはサビキ釣りが楽しめるポイントがたくさんあります。
季節によって、カタクチイワシ、ウルメイワシ、そしてマイワシも釣れますからね。
是非、ご家族で楽しみに行かれてみてはいかがでしょうか。
ルアーで釣れない時はエサ釣りで癒される。最近の僕のお決まりコースです(笑)。 でも本当に陸っぱりのルアーフィッシングとエサ釣りを比べると、圧倒的にルアーフィッシングはアタリが少ない釣り。※例外は除く だから頻繁にアタリがあって[…]
皆さんは釣った魚をお持ち帰りしますか? バスフィッシングや管釣り、ライトソルトゲーム等をやられる方は、キャッチ&リリースをする方も多いかと思いますが、海釣りをする方は僕みたいに食べるのも好き!というキャッチ&イート派の方も多いでしょ[…]
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