ヤマシタより新発売された次世代エギ≪ネオンブライト≫。
すでにネットでは販売価格が高騰しており、地域によっては入手困難になっているところもある模様です。
そんな話題のネオンブライトエギ=「ネオブラ」ですが、釣果のほうはどうなのでしょうか?
そして一番釣れるカラーは何色なのか?
ハイシーズンを迎えた初秋、秋イカ狙いで実釣検証してきましたので、ご報告させていただきます。
次世代エギ≪ネオンブライト≫とは?
今やエギングシーンにおいて、紫外線発光は欠かせない存在になりました。
これまでは青っぽい蛍光ムラサキ色に光る、所謂『ケイムラ』発光が多く使われてきましたが、次世代の紫外線発光“ネオンブライト”は、レッド・グリーン・ブルーに光る、新たな紫外線発光エギ。
紫外線の発光効率を格段に向上させ、かつ光の三原色にあたる発光色(発光波長)をラインナップしたのが「ネオンブライト」です。
エギングにおいて重要なファクターである「潮色(しおいろ)」。アオリイカがエギを視認する時、眼の前にある膨大な量の海水がフィルターとなり、その見え方は海水の色、つまり潮色に左右されると考えられます。今やマズメ~日中のエギングで欠かせない「紫外線発光」のエギ。その発光効率を格段に向上させ、かつ光の三原色にあたる発光色(発光波長)をラインナップしたのが「ネオンブライト」。真夏や冬の透明で真っ青な潮、春や秋の薄濁りで緑色の潮、朝夕マヅメの赤い空から影響を受ける潮、etc…。潮色に発光色を合わせる事で、アオリイカに効率よく発光をアピールし、エギングにおけるシチュエーション対応力をアップさせます。
ヤマシタオフィシャルサイトより
時間帯、潮色に応じた最適な紫外線発光でアオリイカにエギの存在をアピールします!
次世代エギ≪ネオンブライト≫の発光カラー
紫外線が当たってない状態のボディは完全にクリアボディに見えます。
しかし紫外線下では、レッド・グリーン・ブルーの“三種の異なる波長”を持つ紫外線カラーに発光。
それぞれ状況に応じたローテーションが可能となりました。
▶ネオンブライト【RED】
朝・夕マズメ向けカラー。
ローライトコンディション時にもしっかりとイカにアピールする。
▶ネオンブライト【GREEN】
濁り潮向けカラー。
視界の悪い濁り潮の中でも、イカにエギの存在をしっかりとアピールする。
▶ネオンブライト【BLUE】
澄み潮向けカラー。
日中・澄み潮に馴染むナチュラルなカラーがニュートラルなイカのスイッチを入れる。
次世代エギ≪ネオンブライト≫のカラーラインナップ
発売カラーは全6色。
レッド・グリーン・ブルーの発光カラーにそれぞれ2色ずつです。
≪ネオンブライト≫が光らない!?
実はこの『ネオンブライト』。
自分でUVライトを当てても、うまく光らないって知ってましたか?
この件については、ヤマシタ×マリアの公式YouTubeで詳しく解説されていますが…。
一般的に釣具屋さんで販売されているUVライトを使用して発光を確認しようとすると、ちゃんと光らないというか、色が薄い感じがする場合があるんです。
この理由は“波長の違い”。
釣具店で購入するUVライトの多くは、自然の太陽光とは違い、光を当てているのがわかりやすいように可視光線等が入っているため、うまくく光らない場合があります。
しかし開発では、太陽光に近い紫外線を出す特殊ライトを使用して作られているため、実際の自然光ではしっかり光るようになっています。
※発光を確認する時は、太陽光の紫外線にも多く含まれる発光波長360~380nmのUVライトを推奨
次世代エギ≪ネオンブライト≫のスペック
次世代エギ≪ネオンブライト≫のスペックをご紹介します。
ネオンブライトのスペック
サイズ | 重量 | 沈下スピード |
2.5号 | 10g | 約5.5秒/m |
3.0号 | 15g | 約3.5秒/m |
3.5号 | 21g | 約3.0秒/m |
重量や沈下スピードは特別変わったところはありません。
今まで使用していたエギと遜色なく使用することができるでしょう。
次世代エギ≪ネオンブライト≫を使用して実釣!アオリイカを釣ってみた!
それでは、ネオンブライトのエギを使用した実釣です。
シーズンは初秋、ポイントは横浜の岸壁です。
エギはいくつかありましたが、ネオンブライトの基本色である「レッド・グリーン・ブルー」の3色を使用して比較していきました。
▶雨&若干の濁り潮のコンディション
テストした状況は2日間。
1日目は雨で曇っており、潮色を見た感は若干濁っていました。
2日目は曇りからの晴れで、こちらも潮色は若干濁り気味。
この状況だと、ネオンブライトが威力を発揮するのはグリーン発光かな?
メーカーの紹介だと、そう思われたのですが、、、。
▶釣れている時間帯にネオンブライト3色を連続で試す!
時間帯は朝マズメへ向けて出発。
まだ真っ暗な時間帯から釣りをスタートしました。
この時間帯だと、紫外線量が少ないのでネオンブライトの威力が発揮できませんね。
ダメかなーと思いましたが、、、。
いや、普通に釣れました(笑)。
ヒットカラーはレッドです。
ネオンブライトの効果は別に出てないかもしれないけど、まぁ普通にエギですから、釣れないってことはないですね。
そしていよいよ迎えた朝マズメ。
ネオンブライトが威力を発揮する時間がやってきました。
すると、ファーストヒットはグリーンでした!
秋シーズン初期だったので、アオリイカのサイズは小さいやつばっかりだったんですけど、、、。
でもネオンブライト、イイ感じに釣れてくれます!!!
大体5分~10分釣れないとエギを交換。
逆に1杯釣れてもエギを交換。
という感じでカラーをどんどんローテーションしていきました。
テストした2日間。
どちらもまだ真っ暗な時間帯から朝日が昇る時間帯までやって、釣れたアオリイカの数は…。
計12杯!
サイズは全て可愛い子ちゃんでしたが、かなりイイ感じで釣れましたよ!
▶特定カラーだけが追ってくる!!!
でもこの2日間で面白い結果を得られましたよ!
僕が事前に釣れると思っていたカラーはマズメに強いとされるレッドだったんですが、実際はちょっと違いました。
朝マズメメインの釣行だったにも拘わらず、“あのカラー”だけがガンガン追ってくるんです!
もう完全にこの色に反応してるって確信しましたよ。
気になるそのカラーは…。
次世代エギ≪ネオンブライト≫で圧倒的に釣れるカラーはコレだ!
夜はネオンブライトの威力が発揮されないとして…。
やっぱり朝マズメや夕マズメといった時間帯やデイゲームを想定して使用した結果。
一番反応が良かったカラーはコレでした。
そのカラーは『ブルー』。
2日間の早朝だけ勝負で、12杯中8杯がこのブルーで釣れました。
ちなみにNO.066ブルブルマンボーというカラーです。
同じブルー発光でNo.067パワフルブルーと言うカラーがありますが、こちらでも良さそうですね。
ただ、布地が白でエギ全体が白メインになっているんですが、僕個人的に白は一番釣れなくて一杯も釣ったことがないので買いませんけど…(笑)。
とにかく、注目は圧倒的に『ブルー』です。
他のカラーでは1杯も追ってきませんでしたが、このブルーに替えるとガンガン手前まで追っかけてくるんです。
そもそもイカが大好きと言われるケイムラも光り方がブルーだし、やっぱりイカは赤とか緑じゃなくて、青っぽい光が好きなのかな!
そんな気がしました。
ちなみに僕のプライベートは、ピンクか純白かベージュが大好きです(笑)。
まとめ
ということで今回は、新世代エギ『ネオンブライト』の釣れるカラーについてお話させていただきました。
マズメに強いとされるレッドは全然だったし、、、濁りに強いとされるグリーンもイマイチ。
想像してたのとは違う結果になりましたが、逆に面白い結果になりました。
ただ、検証期間が短いので、もっと色々な状況で使用して、さらに検証を続けていきたいと思います。
どれか1つ!
というなら「ブルー」発光をおすすめします。
もしよろしければ、購入の参考にしてみてください。
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