イカの王様『アオリイカ』が陸っぱりから釣れる!
それを聞くと、釣り初心者の方々は大抵みんなビックリしますよね(笑)。
でもそれは本当なんです。
秋はアオリイカを釣るエギング入門にピッタリのシーズン!
たくさんのアオリイカが岸近くに接岸して、エギに興味津々にアタックしてきます。
アオリイカを釣ってみたい!という初心者の方は、、、やり始めるなら“今”です!
この秋のベストシーズンにエギングを始めよう!
アオリイカの釣りシーズン
それではまずはじめに、アオリイカが釣れるシーズンを見ていきましょう。
アオリイカの釣りシーズン
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
△ | △ | 〇 | ◎ | ◎ | 〇 | △ | △ | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
アオリイカは1年中狙うことができますが、その中でも特に釣りやすいシーズンが年に2回あります。
それは、産卵を控えた大型が接岸する“春”と、卵から生まれてすくすく育ち盛りの小型の数釣りが楽しめる“秋”。
アオリイカを釣ってみたい!という方は、この時期に狙うと釣れる可能性が高いです。
特に狙い目は“秋”の数釣りシーズンです。
初心者のエギング入門は秋がおすすめ!
9月~11月の秋は、アオリイカがまだ若くてとても好奇心が旺盛、エギにも興味津々!
だから初心者でも釣りやすく、エギングデビューするのに最適なシーズンなんです。
シーズン初期は100~200gといった小さなアオリイカが群れをなしている姿を岸際でも見ることができます。
そして季節が進むにつれてサイズはどんどん大きくなっていき、秋本番には300〜500gに成長。
シーズン終盤には1kgアップといった大型が釣れることも珍しくないんですよ!!!
なので、シーズン中盤までにしっかり経験を積んでおき、アオリイカを釣るコツを掴んでおこう!
秋のエギングは2.5号のエギで釣る!
秋のエギングシーズンにメインで釣れるサイズは基本的に小型~中型が中心です。
なので、エギングで使用するエギのサイズも小さいエギを選びましょう。
エギのサイズは2.5号~3.5号までが一般的によく使われるサイズですが、1.8号といった極小サイズや、4.5号という特大サイズなんてのも存在します。
その中で、秋のエギングで300g前後のアオリイカを狙っていくとなると、2.5号~3号が使用どころ。
特におすすめは2.5号です。
これは僕の経験上ではありますが、、、。
3号で釣れるアオリイカは2.5号でも3.5号でも釣れますが、3号では釣れないけど2.5号なら釣れるという状況があるからです。
だから僕は基本的には2.5号と3.5号しか使いません。
いや、他にも持ってるには持ってるけど(笑)
また、賛否両論はありますが、、、。
アオリイカの子供である新子と遊ぶには1.8号などの極小エギを使うと反応が良いです。
…が、食べるには可哀そうなサイズだし、2週間ほど待てば結構大きくなるので、逃がしてあげたほうが良いですね!
秋のエギング攻略法!
そんな秋のアオリイカを釣る“エギング”。
やる前のイメージは難しそうですが、実際やってることはそんなに難しくありません。
何でもそうですが、1匹釣るまでなかなかイメージが湧かないんですよね(笑)。
ま、でもそれはしょうがないです。
体で覚えるしかないです!!!
ですが、適当にやってはダメです。
釣るためのコツをイメージしておくことは大切ですので、ひとつひとつ確認していきましょう。
▶秋のアオリイカが釣れるポイント
アオリイカは実に様々な場所で釣ることができます。
漁港、岸壁、磯、サーフ、ゴロタ場と、もはやどこでも釣れるといった感じ(笑)。
近年では「横浜」のような都会の海でも普通に釣れるようになりました。
陸っぱりではないですが、手漕ぎボートやSUPなんかもありですよね!
そんな感じでアオリイカを狙いるポイントは色々ありますが、その中でも、秋のエギングでおすすめのポイントをご紹介していきましょう。
漁港・岸壁のアオリイカ
シーズン初期。
まだ少し釣るには早いかなといった時期には、漁港内の船の周り、係留しているロープの周り等にぷかぷかと浮かぶ黒い影…、アオリイカの新子を多く見かけることができます。
それから少しずつ大きくなってきたアオリイカは、潮通しの良い場所にもエサを求めて回遊するため、漁港であれば船道のような場所、岸壁であればブレイクラインといった地形変化のある場所、回遊ルートを予測して狙うと良いです。
また、漁港や堤防、岸壁でエギングする場合は、釣れた証拠となる“墨跡”が地面に付着していることが多いので、ポイント選びの参考にできます。
ちなみに…。
なんと、横浜では海釣り施設でもアオリイカが釣れるんです。
いやー、エギングってそんなお手軽な釣りでしたっけ(笑)?
て感じではありますが、本当に釣れるんです。
てゆーか、釣れてます!
おすすめは『磯子海釣り施設』!
磯子海釣り施設
磯子海づり施設は神奈川県の横浜市にある海釣り公園フィッシングピアーズの一施設です。この他にも、フィッシングピアーズには本…
磯子海釣り施設は足場が高いので、エギングするにはやり難いんですが、初心者でも安全に楽しめるってことでおすすめのポイントです。
まずはここで練習してみたらどうでしょうか?
磯のアオリイカ
シーズン中盤になり、アオリイカが300gぐらいになったら磯でも良く釣れるようになります。
潮通しの良いポイントを選び、根や海藻が多く点在している場所がアツいです。
漁港や岸壁と比べると人的プレッシャーが少ないので、スレてないアオリイカが連発で釣れることもあります。
例えば…。
関東の磯というと房総半島や三浦半島になりますが、おすすめは都心から1時間ちょいでいける三浦半島。
周囲を磯場に囲まれているため、アオリイカが釣れるポイントがたくさんあります。
最南端にある城ヶ島周辺もエギングの好ポイントですが、秋は水深の浅いちょっとした小磯でも十分チャンスがあるんです。
手漕ぎボートやSUPからのアオリイカ
ちょっと反則?
と思われるかもしれませんが、、、いいんです!
手漕ぎボートやSUPで沖に出ればチャンスも広がりますよね!
陸っぱりからは届かない、釣りができないポイントでアオリイカを狙えます。
おすすめは…。
葉山エリア。
ボート屋さんがいくつかあって、沖のポイントまで誘導してくれたりするので、とても便利です。
葉山釣具センター
葉山釣具センターについてのサイトです。一年間を通してその季節の旬の魚を狙って、お客さまにレンタルボートフィッシングを楽し…
オオモリボート
オオモリボートHP。曳き船によるポイントまでの送迎付きですので、今までよりも更にお手軽にボート釣りをお楽しみ頂けます。…
イカの影はかなり濃いめですよ!!!
▶秋のアオリイカを狙うエギの基本的な動かし方
秋のアオリイカは好奇心旺盛で、エギにも興味津々!
なのでエギをしっかりアピールさせて、存在を知らせることが重要です。
まずエギをキャストして、着水したら一旦糸ふけをとります。
そして再びベールを開いて、軽くサミングしながらエギをフォール(沈める)させていきます。
フォールには2つのやり方があります。
ラインにテンションを与えて、エギをゆっくりカーブにフォールさせるテンションフォール、フリーにして素早く沈めるのをフリーフォールと言って、状況によって使い分けたりします。
でもキャストした最初の着水後のフォールについては、なるべく距離を縮めないフリーフォールで沈めるのが良いでしょう。
出ていくラインが止まったら着底。
その後、ピョンピョン!とエギを跳ねさせるようにシャクリ上げていきます。
シャクリのコツは…。
ロッドを上にシャクると同時にリールを半回転させて、すぐさまロッドを下げる瞬間にリールをもう半回転させるイメージで、それを連続でヒュンヒュンッ!と数回繰り返します。
そしてまたフォール。
これの繰り返しです。
アタリはほぼフォール時にきます。
テンションフォールをしていれば、ラインが引っ張られる感触がわかるはずです。
何回シャクってフォールさせるか、シャクリの強さやスピードなど、色々と試したり、織り交ぜて変化を与えていきましょう。
適当にシャクってるおじいちゃんでも釣れるんだワン!
でも本当に、何とかジャークみたいのは別になくても全然釣れるよ(笑)。
秋のアオリイカは素早いキビキビした動きにもよく反応してくれるので、結構目立出せる動きを意識すると良いです。
そうやって反応を見ていき、HITパターンを探っていきましょう。
▶底取りが重要
アオリイカは表層からボトムまで色々なレンジで泳いでいますが、基本的にはボトムから中層にいることが多いです。
なので、しっかり底を取ることが重要になってきます。
底を取る=着底を見極めるコツですが、、、。
日中の場合は、沈んでいくエギに引っ張られるラインを見ていて、動きが止まれば着底がわかります。
夜は指でラインを抑えながらテンションフォールさせていると、テンションが緩んだ瞬間に着底を感じることができるでしょう。
また、ある意味、根掛かりすれば底についていた証拠。
着水からカウントダウンしておき、何秒で根掛かりしたと把握していれば、次は根掛かりしないように底を探ることができます。
▶アオリイカのアタリの取り方
アオリイカのアタリは非常に小さく、コツッ!といった微細な感触がある程度。
そしてその後の、スーーーーッ…とエギを引っ張っていく瞬間が合わせのタイミングです。
実は「アオリイカが釣れない」という方の中に、このアタリがわかってないという方も多くいるんです。
そう。
本当はアタリが来ててしっかり合わせれば釣れてたんだけど、そのアタリがわからなかったから「エギングは釣れない」と思い込んじゃってるパターン。
こういうのは回収したエギに噛み跡があったりして、後から気付いたりするんですよね。
このアオリイカのアタリを感じ取るためには、コツが2つあるんです。
初心者の方はよく読んでください。
アオリイカのアタリの取り方のコツをご紹介します。
ラインはPEラインが必須
まずは大前提として、エギングに使用するラインはPEラインが必須ということ。
PEラインは伸びがないので、極端に言えば1mm引っ張られたら1mmのアタリがくるんです。
安価なナイロンラインだと、飛距離は下がるし、ラインに伸びがあるのでアタリがわかり難いです。
コスト的には数百円高くなりますが、「飛距離」と「感度」と言った面でお値段以上のメリットがあるので、PEラインを選びましょう。
ラインの動きでアタリを取る
日中、陽が出ている時間帯にエギングする際に有効な方法。
それは“ラインの動きでアタリを取る”方法です。
方法として、エギをシャクった後はティップを下げ、足元近くのラインを水面に浮かせるようにします。
するとエギが沈んでいく時はラインがゆっくり引っ張られていく動きをしていますよね。
ここでアオリイカがエギを引っ張ったとしたら、それまでのラインの動きとは違って、急にラインが走り出したりするんです。
このような変化でアタリを取ることが可能。
また、ラインでアタリを取るためには、見やすい色のラインを使うのも一つの手です。
テンションフォールでアタリを取る
それでは夜のエギングの場合はどうでしょう。
ラインが見えないので、ラインの動きの変化でアタリを取ることができません。
こういった場合は、エギのフォール中にラインにテンションを与えて、ゆっくりカーブにフォールさせるテンションフォールで攻めると良いです。
ラインにテンションが加わっていれば、エギが引っ張られればダイレクトにアタリがわかります。
※ナイロンラインだと伸びてわかり難いです
フリーフォールさせてしまうと、その途中でラインを引っ張られても手元にアタリが伝わってこないのです。
▶アオリイカのアタリの合わせ方
アオリイカの身は魚の口と違って柔らかいため、鬼合わせしてしまうと、その衝撃で身が千切れてしまう可能性が非常に高いです。
なので、強烈な鬼合わせは禁物。
あくまでシャープに、そしてビシッ!と刺す感じでOKです。
▶アオリイカのランディング方法
秋のアオリイカは小型なので、300g~500gぐらいなら、そのままゆっくりぶっこ抜くことは可能でしょう。
ただし、カンナがしっかり掛かっていればの話。
たまに足1本、先っちょにカンナが少し引っ掛かっているだけといった状態の場合、無理にぶっこ抜いてしまうと、足が千切れて落下してしまうことがあります。
なので、シーズン中盤になったらランディングネットを持参したほうがベターです。
秋のエギング入門おすすめタックル
それでは最後に!
秋のエギング入門におすすめのタックルをご紹介します。
ロッド&リール
ロッド ≪メジャークラフト≫ソルパラSPX-862EL
2.5〜3号をメインで使用するならこのモデルが使いやすいでしょう。やや足場の高い所からのロングキャストも得意とします。スレた春イカ狙いにも威力を発揮。
ロッド ≪ダイワ≫エメラルダスX86ML
キャスタビリティ、操作性共にバランスの取れたレングスで、3号を中心に1.8号~3.5号までのエギサイズに対応。柔軟なティップも持ち合わせているので秋シーズンはもちろんのこと、低活性時のスローなジャークにも対応。バット部はX状にカーボンテープで締め上げた「ブレーディングX」を採用し、軽快なキャスト、シャクリといったエギングロッドの基本性能をしっかりカバーしたモデル。
ロッド ≪シマノ≫セフィアBB S83ML
操作性に優れた扱いやすいモデル。高活性時の数釣りはもちろん、プレッシャーの高いシーンでも活躍。
リール ≪ダイワ≫エメラルダスLT 3000S-C-DH
エギング入門のに最適なリール。マグシールドタフデジギア・ATD・エアローター搭載。さらにガタツキがないねじ込み式マシンカットハンドル+EVAパワーラウンドノブと、入門機にしては十分満足できる仕様。
リール ≪シマノ≫セフィアBB C3000SDHHG
数多のフィールドで磨かれたシマノエギングリールの機能と思想が息づく、エントリーモデルの枠を超えた新しいSephia BB。エギング特有のハードなシャクリ操作に耐え、高い耐久性と滑らかな巻きごこちを約束する頑強なHAGANEギアを搭載。また、回転抵抗を増やすことなく、防水効果アップを実現したコアプロテクト、瞬時にドラグ調整が可能なラピッドファイアドラグ、ラインに優しいワンピースベールなど、上位機種から譲り受けた実戦機能を余すことなく集約。ボディに施されたグラデーション塗装など洗練されたデザインの中に、エギングに求められる“強さ”、“軽さ”を内包しています。
アイテム&用品
ライン ≪ダイワ≫UVF エメラルダスデュラ センサー×8 LD +Si2/0.8号
200mLD(ロングディスタンス)モデル!ディープエリアも攻略!こだわりの10m×5カラー。新原糸TOUGH PE採用!ついに8ブレイドでも登場!TOUGH PExNEW Evo Silicone2=耐摩耗性300%以上(当社比)
ライン ≪シマノ≫セフィア8/0.8号
コストパフォーマンスに優れた高機能エギングPEライン。スムーズに仕上げられた表面により、ガイドノイズを出来るだけ抑えています。緻密に編み込むことにより、表面がより平滑に仕上がっています。キャスティング時のライン抵抗、また水切れの良さに貢献しています。
ショックリーダー ≪ダイワ≫エメラルダスリーダー/1.75号
エギング激戦エリアでも、スレたイカに警戒感を与え難い、藻色のリーダー。更に強く、直線強力も結節強力もUP。特に結節強度に注力し、従来品より19%もUP。更に張りをもたせたパリッとした使用感。スレたフィールドでも、藻色のリーダーが効果発揮。
ショックリーダー ≪シマノ≫セフィアフロロリーダー/1.5号
粘りと適度なしなやかを持ったエギングフロロカーボン。直線/結節強力を従来品より向上した新フロロカーボンを採用。表面をシリコンコーティングし水サバキ性を向上。ハリを持たせてエギの跳ね上げ性能を追求。直進性が高く、エギに力が伝わりやすい設定。
ルアー
エギ ≪ヤマリア≫エギ王ライブ ネオンブライト/2.5号
レッド・グリーン・ブルーの波長を持った次世代の紫外線発光“ネオンブライト”。潮色に応じた最適な紫外線発光でアオリイカにエギの存在をアピール!
エギ ≪シマノ≫セフィアクリンチフラッシュブースト/2.5号
エギが動かなくてもイカを誘い続ける!!ステイ状態でも反射板が稼働し、フラッシング!クリンチシリーズが持つ高い動力性能はそのままに、ボディ内部にフラッシュブースト機構を搭載。ダートアクション中はもちろん、フリーフォールやテンションフォール中にも反射板が揺れて、アオリイカを誘います。通常のローテーションに組み込むことで、幅広い展開が可能となります。
まとめ
ということで、今回は秋のアオリイカを釣るエギング攻略法についてお話させていただきました。
これからエギングを始めたいと思っている初心者の方に参考になれば幸いです。
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