釣りを始めたい。
そういった方がとりあえず購入しがちなのが激安ロッド。
でも本当に”それ”を買ってしまっていいの?
すぐ壊れてお金が無駄になっちゃうんじゃないの?
なんて、これから買おうと思っている方なんかは、ちょっと迷いもあったりしませんか?
実は僕も実際に激安ロッドを購入したんですが、しばらく使ってみた結果、ビックリする状態になってしまって…。
なので何か参考になればと、今回は「激安ロッド」について語ります。
激安799円のロッドを購入!
今年、僕はSUPフィッシングにデビューしたのですが、やり始める前、経験者にタックルについて色々と聞いていました。
多くの方は、SUPフィッシングのタックルは塩水を被ることも多いし、タックルを水没させてしまってダメにしてしまうことも多いので、安物でイイと言われていました。
確かにそれは想像できるし、万が一転覆してしまったら、高いロッドやリールが全て海に投げ出されてしまう可能性もある。
せっかくの楽しいSUPフィッシング中に、大切な愛機がダメになってしまっては悲し過ぎますからね…。
そう思うと確かに慣れるまでは安物でイイかなという気がしたので、僕はSUP用に激安799円のロッドを購入したんです。
送料込みで799円!
※2021年8月22日現在
実際に使ってみると、普通に使えましたよ。
でも感度とか繊細なもの求めちゃダメですよ(笑)。
ちなみに今SUPフィッシングに使えそうな激安ロッドはコチラ↓
送料込みで1,094円!
※2021年10月20日現在
激安ロッドでも釣れる!
激安すぎるので品質に対してうるさくは言いません。
普通に使えればいいのです。
そんな激安ロッドですが、しっかり本命のマゴチを釣ることができました。
マゴチ以外にもカサゴも釣れました。
別に釣り竿は高ければ良いという単純なものではない。
高いほど釣れるというわけでもないし、安いと釣れないということもない。
だから激安なロッドでも、その品質や性能を理解した上で、それに合わせた用途で使用すればちゃんと釣れる!
ただ、素材や性能は明らかに劣るので、それが釣果に影響を与えることは間違いないです。
激安ロッドはガイドが錆びる!
しかし、やっぱり激安ロッドには弱点がありました。
それは…。
激安ロッド全般に共通して言えることは、ガイドが錆びやすいということ。
※正確にはガイドフレーム
それだけコストを抑えられているのにはそれなりの理由があるんです。
ちなみに僕は釣りから帰ったら必ずすぐにロッドやリールはシャワーで洗い流しています。
メーカー品のロッドはそれをやるだけであまり錆びることはないし、たまーに忘れることもありますが、それでも根元が少しだけ錆びてしまう程度だったりします。
でも、激安ロッドはそうはいきません。
洗い忘れるとすぐに錆びが出てきてしまいます。
当たり前ですが、やっぱり、各所パーツパーツが安物でできているからしょうがないんでしょうし、そんな感じだからトータル激安になるんですよね。
錆びるガイドと錆びにくいガイド
ちなみに何で激安ロッドのガイドって錆びるのでしょうか?
これはガイドの素材が原因です。
メーカー品の多くは錆びにくいステンレス製のガイドフレームを採用しています。
しかし、激安ロッドのガイドフレームは、ほとんど中国のなんちゃら製で、とにかくコスト優先で作られているので錆びやすいのです。
“安かろう悪かろう”ってやつでしょうか。。。
ま、当然と言えば当然ですね。
ガイドが錆びるとトラブルの原因に…!
ロッドのガイドが錆びてしまうと何か問題はあるのでしょうか?
放置してしまうとどうなってしまうのか?
はい。
放置は絶対ダメです。
ガイドが錆びたまま放置すると、そこからダメージが拡大していき、いずれフレームが割れてしまいます。
激安ロッドは特に短期間でも割れやすく、メーカー品であっても、何年も使わないで倉庫に放置しておいたやつとかは割れてしまっている可能性が高いです。
その他、たとえガイドが割れていなくても、ラインが通るガイドですから、ライントラブルの原因にもなります。
特に細いラインを使う釣りの場合、錆びに引っ掛かってラインがダマになってしまったり、ラインが傷ついたりすることもあるでしょう。
なので、まずはガイドが錆びないようにすることが大事です。
釣りから帰ったら必ずすぐにタックルを洗うということを心掛けましょうね!
トップガイドは自分で簡単に修理可能!
それでも、すでにガイドが錆びてしまっているという方もいることでしょう。
錆び取りや拭き取りである程度取って、使用可能なレベルになればいいですが、、、。
もう全然ダメでサビまくりといった場合は修理をした方が良いでしょう。
この場合、ロッドの先端のガイドである「トップガイド」だけなら、自分で簡単に修理することが可能です。
補修キットが販売されていて、誰でも簡単に直せます。
振出投竿・ちょい投竿用
バスロッド用
波止竿・磯竿用
サビキ竿・海上釣り堀竿用
これは穂先が折れてしまったという場合でも、釣り場で簡易補修ができるのでおすすめです。
トップガイドは、ラインに付着してきた砂やゴミが一番最初に当たる部分で、尚且つラインの角度が一番きつく負荷が掛かる場所なので、ガイドの中でもとても重要な箇所になっています。
なので錆びついたガイドの中でも、トップガイドだけでも新しい物に変えてあげると良いですね。
激安ロッドはすぐ折れる?
よく心配されるのが、安いロッドはすぐ折れるんじゃないか?という話。
これはほぼ間違いなく「ない」ですね。
高い安いで折れる折れないというのはなく、ロッドが折れる原因のほとんどはキズが原因で、いつの間にか不注意で傷つけていることが多いんです。
逆に言うとダメージがあるキズが付いてしまうと、超高級ロッドでも簡単に折れます。
要するに人の扱い方次第ということです。
大物とのやり取りがあったとしてもリールのドラグ調整で対応できるので、強引すぎるバトルをしなければ、魚が掛かって折れることはまれです。
激安ロッドは買ったらダメなのか?
激安ロッドはガイドが錆びやすい。
せっかく買っても、すぐに錆びてダメになってしまうなら、、、。
錆びてガイド交換するのは手間だし、補修キットを買うことになるなら結局高くつくのでは…?
なんて色々と考えると、激安ロッドを買うのは正解ではないのか?と、思ってしまいますが、やはりそこは皆さんそれぞれの使い方に合わせて検討するといいですね。
例えば、ある程度その釣りを続けていく可能性がある場合はメーカー品のエントリーモデル以上にするとか、僕みたいに不慣れなSUPで海に落としそうだからという理由だったり、本当に試しに行くだけ的な感じであれば激安ロッドは“あり”でしょう。
良いものを買えば大切にする。
安物を買えば壊れても良いと雑に扱うでしょう。
そういった諸々のことを考えて、激安のロッドを買うのかメーカー品にするのかを選ぶと良いですね!
まとめ
ということで、激安ロッドを購入する際は注意していきましょう。
とにかくわかっておいたほうが良いのは、激安なのには理由があるということで、それを理解した上で購入することが大切です。
僕の激安ロッドは錆び錆びになってしまいましたが、、、。
トップガイドを交換してまだ使いたいと思います。
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