いよいよ今年も熱い夏がやってきましたね。
そんな夏のルアーフィッシングと言えば、、、青物!
ブルーランナーと呼ばれるにふさわしく、走り回るその強烈な引き味に魅了されている人も多いことでしょう。
そんな青物の代表的な存在が「ブリ」。
ワカシから始まって、40cmを超えるとイナダ、そして60cmを超えてくるとワラサ、そしてそしてその先に80cmを超えると呼ばれるブリがいます。
と言っても、三浦半島のショアジギングではなかなかブリサイズは難しいので、大体ワラサ級までがメインターゲットとなっています。
今回のお話は、その「ワラサ」狙いの釣行記です。
大漁のワカシ狙いか?一発ワラサ狙いか?
ギリギリまでどっちに釣りに行こうか迷っていました。
西湘~湘南のサーフではワカシ、江ノ島ではワカシ~イナダが釣れ盛っていて、数釣りが楽しめる可能性があるのはこっち。
だけど、もしかしたら釣れるんではないかと、一発を狙うなら三浦半島のワラサ。
そんなワラサの情報はほとんどなかったので、釣れてるのか釣れていないのかわかりませんでしたが、逆にそれがなんか怪しい気がして、とりあえず調査含めて行ってみるかと、今回は大物一発ワラサ狙いの釣行になりました。
ポイントは三浦半島
↑↑↑ ※あくまで三浦半島の地図で釣り場がここだとは言っていません(笑)
やってきました三浦半島。
この時期の三浦の磯は、休日ともなると非常に混んでいて、明るくなってからエントリーしたのでは、入る場所がないということも珍しくない。
せっかく来て、そんなことでまともな勝負ができないのではショックすぎるので、気合いを入れてまだ暗いうちから磯入りしました。
すると、いつも大物狙いの時に入る立ち位置があるんですが、そこがかろうじて空いていたので、無事エントリー成功することができました。
後は勝負の時を待つのみです!
薄暗い時間帯の大サバ狙いで痛恨のラインブレイク!
朝マズメの少し前となるまだやや暗いうちの時間帯。
この時間帯に大サバが回遊することがある。
サバは大好きな魚で、釣れたらしめサバにしたいので、狙っていきます。
するとその2投目…。
ゴッ…!
と来たアタリに合わせを入れると、何か少しムニュッ!としたような感触が、、、???
その直後にドッシリとした重みが来て、、、これは何か魚と違うようです。
あー、、、この感触は、、、。
これは「ブイ」ですね…。
やられました。
まだ暗くて見えなかったんですが、どうやら正面少し横にブイが浮いていて、その周辺にロープが沈んでいるようでした。
そうだ、そう言えばそう。
過去にも何度かやられてましたが、久々の磯ということもあって、すっかりブイの存在を忘れていました。
そしてもちろんルアーは外せるわけもなく、痛恨のラインブレイク…。
高価なルアーをなくすだけでなく、新たにシステムを組み直すというタイムロスを強いられました。。。
暗い時間帯だとこういうことがあるので、是非みなさんも注意していただければと思います。
狙いは表層からボトムへ…
急いでシステムを組み直し、今度はブイの位置をしっかり確認してから再開しました。
まず朝イチは表層狙いからスタート。
活性が高いと思われるこの時間帯、青物がいれば表層を意識している可能性が高いので、ヘビーシンキングペンシルで遠投して広範囲に探っていくことにしました。
数々のランカーシーバス、ランカーブリを仕留めてくれた信頼のモンスターショット。
しかし、何投しても魚からの反応がない。
ミノーも数回投げてみましたが、手前の沈み根で根掛かりしそうだし、、、。
よし、落とそう。
まだ陽が昇る前。
早々にメタルジグに切り替えることにしました。
というのも、実は過去にこの場所で大物を仕留めたのは全てメタルジグのボトム狙い。
一応はセオリー通りで表層から狙い始めても、結局釣れるのはメタルジグなんです。
それを思い出して、今回は早々にジグに切り替えました。
ワラサHIT!激熱バトル開始!
メタルジグをできるだけ遠くにぶっ飛ばして、ボトムまで落とす。
着底を素早く感じるために軽くサミングしながらルアーを落としていきます。
と同時にフォールのアタリにも集中していきます。
さらにカウントダウンして、周辺のレンジを把握しながら地形もイメージしていきます。
そんなことをし始めたわずか2投目でした。
ボトムからシャクリ上げてきたメタルジグに食わせの間を一瞬入れたその直後、、、。
ゴンッ!
と、引ったくられるような強烈なバイト!
瞬時に合わせを入れて、すぐに根から剥がすように、一気にゴリ巻き開始!!!
周辺は起伏に富んだ磯なので、チンタラやっていると根に巻かれてラインブレイクしてしまう可能性があります。
なので掛かった直後は多少強引にでも浮かせるつもりでガンガンいきます。
ゴリ巻きで寄せている最中、ゴン!ゴンッ!と抵抗する様子、そしてズッシリと感じる重さから、良型の魚を想像させてくれていました。
「来たぞ…」
もうデカイ青物だと確信していました。
そして魚が段々と近づいてきて、後はランディングと思われるところで…ピンチ発生!
ランディングネットを用意していたところと逆方向に魚が行ってしまいました。
方向転換しようと思いましたが、どんどん逆へ走って行ってしまったので、仕方なくネットなしでのランディングに切り替え。
どこかでズリ上げるしかない!
そうこうしていると、磯際まで魚が寄ってきました。
一発でのズリ上げができないでいると、表層で飛沫をあげながらの抵抗が始まりました。
姿を確認。
ワラサだ!
来た。
ついに目の前に大物の魚がきた!
これは絶対に獲りたい…。
何とか寄せ波に乗せてズリ上げたいんですが、こんな時に限ってショボ波しか来なくて、なかなかタイミングが合わない…。
すると突如磯際に突っ込んで潜っていくワラサ!!!
危ないッ!!!
ラインブレイクする!!!
…と、瞬時にティップを下げて、テンションを下げながらも緩め過ぎないようにラインテンションを保ち、魚をいなしていく。
もう待っているヒマはない。
次で行く。
と、またしても寄せてきたのはショボ波でしたが、ここで一気にズリ上げを慣行!
おりゃああああ!!!
ドーーンッ!
やった。
捕獲した…!!!
本命のワラサ62cm!
無事にキャッチできました!!!
ショアの磯からのワラサ。
重量感があって、ゴンゴン!と抵抗する強烈な引きがマジで最高!!!
やっぱりこのファイトは楽し過ぎる!!!
マズメを過ぎた時間に再び青物バトル!
何とか無事にキャッチできたワラサ。
その興奮冷めやらぬ中、今がチャンスタイムとばかりに次を狙っていきます。
もう1本。
そしてさらなる大物を、、、。
と、思いましたが、これがなかなか続かないんですよねー、、、。
周囲を見渡しても、ワカシが2匹ぐらい上がった程度。
でも、いつ、何が起こるかわからないので信じて投げ続けます。
そして、ワラサGETから1時間が経過した頃。
ルアーはどんどん変えながら探っていましたが、結局はまたメタルジグに戻ってきていました。
誘いはボトムからのシャクリの後、途中から高速リトリーブに切り替えた直後でした。
ゴンッ!
再びのHIT!!!
よーーーし!!!
キタキタキターーー!!!
次も獲るぞ!!!
今度もゴリ巻きファイトは変わらず、ガンガン巻いていきます!!!
でも何だか、、、。
あれ?
抜けた???
いや、付いてる…あれ、抜けた?
みたいな、、、これは…ちょっとサイズが小さいですね(笑)。
岸際まで寄せたら躊躇なくぶっこ抜きです!
そして上がってきたのは…。
やっぱりイナダには届かないワカシちゃんでした。
でも、朝マズメは過ぎた時間帯。
こういったタイミングでも回遊してくるんですね。
こうなると再び火が点いて、キャストにも力が入ってきます(笑)。
最後まで粘るも…
しかし、この頃になると地元の出勤前釣行の方々も帰宅されていくようで、いよいよ僕が最後の一人。
意外とこんな時間に誰も見ていない所でまたデカイの来ちゃうんじゃないの?
またやっちまうのか?
と密かに期待していましたが…。
全くそんなこともなく、粘りに粘ってもその後は反応なし。
暑さもキツくなってきたので、ここらで終了としました。
警察!
ちょっと粘り過ぎた感はありますが、帰ろうとした時にかなり眠気があったので途中で仮眠していくことに。
熱中症にならないよう、少し窓を開けて寝ていたら、何やらコンコンッ!という音がするので起きてみると警察が!?
あ!
駐禁やられた!
と飛び起きましたが、「寝てるとこすいませーん」と、移動を促されただけでした。。。
1時間ぐらい仮眠したし、おかげ様でバッチリ目が覚めたので、安全に帰宅。
最高に楽しめた釣行でした。
釣果
釣果はワラサ×1、ワカシ×1でした。
まとめ
ということで、今回は三浦半島の磯でショアジギング!
ワラサとの激熱バトルをお送りいたしました。
当初は西湘サーフか江ノ島に行ってワカシをたくさん釣ろうか迷っていましたが、結果的には一発狙いの三浦半島に来て良かったです。
イナダ級なら釣れることは珍しくないですが、ワラササイズになるとなかなか釣れるものではないので本当に嬉しいです!!!
情報がなかったから行ってみなきゃわからない状況だったけど、そもそも行かなきゃ釣れないし。
情報が出てからでは遅いってこともありますからね。
釣りたかったら行くしかない。
これから台風シーズンがやってくると、ますます盛り上がりを見せる三浦半島のショアジギング。
きっと皆さんにも、チャンスがあることでしょう。
是非、挑戦してみてください!
『Let’s ACTION!』
SPECIAL★TACKLE
今回使用したオススメのタックルをご紹介します。
ROD ≪ダイワ≫シーバスハンターX100MH
サブロッドとして持っていますが、釣れている魚が大型シーバスや中型青物程度の時、メインの青物専用ロッドを出すまでもないなという時に使用しています。数々の大物を釣り上げていますので、実績十分。初心者入門者にもとてもリーズナブルでおすすめのロッド。
REEL ≪ダイワ≫15フリームス3500
こちらも値段で購入した青物用スピニングリール。
ショアジギングやオフショア青物用に剛性感のあるリールが欲しかったのですが、少し重たいのでもっと軽いのがあるといいですね。。。ま、多少はしょうがないです。
SPECIAL★TOOL
今回使用したオススメアイテムをご紹介します。
LINE ≪YGKよつあみ≫エックスブレイドアップグレードx4/1.5号200m
世界最高糸質アップグレード。受け継がれた血統、木魂するスピリット ONE AND ONLY BEST, UPGRADE !高密度ピッチ製法 × WX4工法 × GP加工 × HST加工が可能とした圧巻のパフォーマンス。 一般的にPEラインは、高密度にピッチを細かく組み上げると耐磨耗性が上がり直線強力が落ちる。 逆に低密度でピッチを粗く組み上げると、糸が直線的になり直線強力が上がり耐磨耗が下がる。 X-BRAID UPGRAD はその相反する性能の両方を世界最高レベルで実現し、(社)日本釣用品工業会釣糸部会制定の「PE糸の太さ標準規格」に準じたオールカテゴリーハイクオリティーハイパワーPEラインです。
LINE ≪DUEL≫パワーリーダーCN/40lb50m
超強力・高耐久 フロロカーボンとナイロンをブレンドした超強力複合素材「カーボナイロン®」を採用ハイブリッドショックリーダー。◎フロロカーボンとナイロンをブレンドした超強力複合素材「カーボナイロン®」を採用。◎ナイロンの操作性、強力な直線・結節強度と耐久性。遠くのアタリもしっかり感知し、フッキングさせるフロロカーボンの低伸度性と高感度を兼ね備えたハイブリッドショックリーダー。◎扱いやすく、巻きぐせもつきにくく、ノットシステムも組みやすいしなやかな特性。
SPECIAL★LURE
今回使用したオススメのルアーをご紹介します。
LURE ≪メジャークラフト≫ジグパラショート/40g
フィールド、ターゲット、アクションを選ばずあらゆる状況に対応するキング・オブ・スタンダードジグ、それが「JIGPARA」(ジグパラ)。ショアジギングにおいて飛距離が最大の武器となるのは言うまでもないだろう。その空気抵抗の小さいコンパクトシルエットは圧倒的な飛距離を生み出します。またハイピッチからスローまであらゆるジャークに対応する引き重り感の少なさと、喰わせのタイミングを誘発させやすいセンターバランスは使い手を選びません。その日の第1投目から最後の1投まで100%の信頼感でキャストできるド定番ジグの決定版です。
タックルデータ
■リール:≪ダイワ≫15フリームス3500MAXDLC
■ライン:≪YGKよつあみ≫エックスブレイドアップグレードx4/1.5号200m
■リーダー:≪DUEL≫パワーリーダーCN/40lb
■ルアー:≪メジャークラフト≫ジグパラショート/40g
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