サビキ釣りのカゴは上下どちらが釣れるの?気になるカゴの向きも解説!

初心者、ファミリーフィッシングの釣りと言えば「サビキ釣り」。

そのサビキ釣りの魅力と言えば、とにかく“釣れる”というところ。

本命でなくても何かしらの魚が釣れるし、魚からのアタリが多いので、せっかちな人でも飽きずに楽しめますよね。

そんなサビキ釣り。

なんとなく見様見真似で適当にやっている方も多いと思いますが、サビキに付ける“カゴ”ってありますよね。

コマセを入れて置くあのカゴです。

あれの使い方ってちゃんと知っていますか?

サビキ仕掛けの上に付けるのか、それとも下に付けるのか、これ、どっちが良いか知ってますか?

意外と知らないこの話。

今回はこのサビキ釣りのカゴについて、色々と語っていきたいと思います。

サビキ釣りとは?

サビキ釣りのカゴは上下どちらが釣れるの?気になるカゴの向きも解説!
サビキ仕掛け色々

サビキ釣りとは、コマセという寄せエサを海中に撒いて魚をおびき寄せ、その中にたくさんの針がついたサビキ仕掛けを入れて魚を釣る釣り方です。

サビキ釣りの仕掛けは、1本の糸からたくさんの枝が出ていて、その先にピンクスキン等の疑似針が付いていたりします。

コマセの煙幕の中に上手く疑似餌を同調させることにより、魚をだまして釣るわけですね。

TAK
TAK
この“コマセに同調”というところが大切ですよ!

アジやイワシ、サバなんかはこの釣り方で非常に良く釣れることから、堤防でのファミリーフィッシング、釣り初心者向けにもおすすめの釣りです。

サビキ釣りのカゴの種類

そんなサビキ釣りには、コマセを入れる「カゴ」を使うのが一般的です。

そのカゴは、大きく分けて4種類ぐらいに分けられます。

ということで、サビキ釣りのカゴってどんなものがあるのか、サクッ!と見ていきましょう。

サビキ釣りのカゴの種類

  • 網型カゴ
  • オモリ付きカゴ
  • ロケット型カゴ
  • クッション付きカゴ

網型カゴ

まず、サビキ釣りと言ったら思い浮かんじゃうのがコレじゃないでしょうか。

網型のコマセカゴです。

もう昔からあるやつで、仕掛けの上に取り付けて使います。

一番安く買えるので、値段重視の方はコチラが良いでしょう。

オモリ付きカゴ

こちらのオモリ付きカゴも定番のサビキカゴですね。

これもよく見かけますが、こちらは型がしっかりしているので、コマセは非常に入れやすいです。

オモリも合体しているので、別でオモリを用意する必要はありません。

これは仕掛けの下に装着して使います。

あまり見かけませんが、このタイプのカゴで蓋付きのものも存在します。

ロケット型カゴ

続いてロケット型のカゴです。

この形のカゴを使っている方も多くいらっしゃいますよね。

このタイプのカゴは、コマセの出を調節できるのが特徴です。

クッション付きカゴ

続いてクッション付きのロケットカゴです。

ゴムクッションが付いているので、大物が掛かった際のライン切れ防止、口周りが弱い魚の口切れを防いでくれます。

サビキ釣りのカゴは上下どっちが釣れるの?

サビキ釣りのカゴには色々と種類があることがわかりましたね。

だけど、ひとつ気になるのは、仕掛けの上に付けるタイプのカゴと、仕掛けの下に付けるタイプのカゴ、どっちのほうが釣れるの?ということ。

これについてはそれぞれ特徴があるので確認していきましょう。

関東の「上カゴ式」と関西の「下カゴ式」

実は、サビキの上にカゴを付ける「上カゴ方式」は関東式、反対に、下にカゴを付ける「下カゴ式」を関西式なんて呼ばれ方をするのをご存知ですか?

これは、関東の人は「上カゴ式」じゃなければダメとか、関西の魚は「下カゴ式」のほうが釣れるとか、そういった意味ではありません。

じゃあなんでそんな呼ばれ方をするのかというと、単純にそれぞれの地域でその方式で釣りをする方が多かったからみたいなんです。

なーんだ、そんなことか。

え、でも、カゴの位置が上か下かでは、結構な違いだよね。

実際、どう違うの?

てことでもうちょっと掘り下げていきましょう。

「上カゴ式」サビキ釣りの特徴

サビキ釣りのカゴは上下どちらが釣れるの?気になるカゴの向きも解説!
上カゴ式サビキ仕掛け

まずは『上カゴ式』について。

サビキ釣りで、仕掛けの上にカゴを付ける「上カゴ式」の特徴を見ていきましょう。

上カゴ式の特徴は2つ。

上カゴ式の特徴

  • 深いタナまでコマセを届けてくれる
  • 放置していても釣れる

深いタナまでコマセを届けてくれる

上カゴ式には、網型のカゴやロケット型のカゴを使いますが、ロケット型のカゴは深いタナまでコマセを届けることができます。

網型のカゴや下カゴを使うと、コマセの出が良過ぎるため、深いタナに届く前にコマセの大半が出てしまうんですよね。

なので、深いタナを狙いたい場合は、ロケット型のカゴを使うと良いでしょう。

放置していても釣れる

上カゴ式の特徴はもう一つ。

放置していても釣れる可能性があるんです。

置き竿にしていても、海中の水の流れによってカゴが揺れるため、コマセがパラパラと仕掛けの周りに落ちていってくれます。

この時にうまい具合に魚が回遊してきてくれると、オートマチックに魚が掛かるという仕組みです。

TAROU
太郎
面倒臭がりにはいいワンね

これが下カゴ式だと、パラパラとコマセが落ちていくその先に仕掛けがないので、よほどの状況じゃないと魚は掛からないでしょう。

ただ、当然人力で振ってあげて、たくさんコマセが出ていたほうが釣れることは間違いないです。

「下カゴ式」サビキ釣りの特徴

サビキ釣りのカゴは上下どちらが釣れるの?気になるカゴの向きも解説!
下カゴ式サビキ仕掛け

それでは今度は、サビキ仕掛けの下にカゴを付ける「下カゴ式」の特徴を見ていきましょう。

下カゴ式の特徴は2つ。

下カゴ式の特徴

  • 浅いタナに強い
  • 手返しが良い

浅いタナに強い

下カゴ式はコマセの放出力が強いため、浅いタナで一気に勝負を付けたい時に有利です。

瞬発的な集魚力は上カゴ式より高いでしょう。

手返しが良い

一般的に使われている下カゴは蓋がないので、コマセが入れやすいのが特徴。

とにかく手返しが良くなります。

うまくやれば、仕掛けの回収から5秒ぐらいでまた再投入できますよね(笑)。

なので、魚の群れが近くにいて、仕掛けを落としたらすぐにドワーッ!っと集まってくるようなフィーバー状態だったら、圧倒的に下カゴ式が有利となります。

上カゴ式と下カゴ式はどっちが釣れる?

それではこういった特徴を踏まえ、結局、「上カゴ式」と「下カゴ式」のどっちが釣れるの?という話。

これは、その場の魚の活性だったり、状況によってどっちも良い所があるので、どちらか一方が絶対良いとは一概には言えないんですよね。

実際、釣る人の手返しにもかなり影響を受けるので、、、。

なので、それぞれの特徴を知って、皆さんがよく行く釣り場の状況と照らし合わせながら、その場に合ったベストなチョイスをすると良いでしょう。

気になるカゴの向きはどっちが正解なの?

それから気になる点がもう一つ。

サビキ釣りの上カゴ式で使われる「ロケット型カゴ」なんですが、これってどっち向きで使ってますか?

ロケット型のカゴって、丸い方と尖っているほうがあるじゃないですか、あれです、アレ。

上向き?それとも下向きですか?

これ、ちょっとした違いがあったんですよね。

カゴの尖りが上向きの場合

カゴの尖りが上向きの場合、下側は平らだったり、丸みを帯びたりしていると思いますが、このまま下に落とすと水の抵抗が強くなります。

ということは、落ちていくスピードが多少遅くなるということです。

逆に巻き上げる時は抵抗が弱いので、楽に巻き上げることができます。

カゴの尖りが下向きの場合

同様に、カゴの尖りが下向きの場合は水の抵抗が弱いので、素早く落とすことができます。

これは深い場所に早く落としたい時に有利になりますね!

逆に巻き上げの時は水の抵抗が強くなるので、多少重く感じるかもしれません。

カゴの向きはどっちが正解なの?

ロケット型カゴの上下の向きは結局どっちが正解なの?

これ、まとめると…。

堤防・岸壁で遊ぶサビキ釣り程度では、どっちでも良いレベルと言えるでしょう(笑)。

実際、僕もサビキ釣りで使った時に気になって上下逆さまにしてみたんですよ。

正直、あんまり変わんないやって感じでした(笑)。

ただし!

もし、ロケットカゴを遠投して飛距離を出したいといった場合は、風の抵抗を減らすために尖りを下にしたほうが良いかもしれませんね。

まぁ細かいことなのであんまり変わらないかもしれませんけど。

サビキ釣りのカゴはコレ!おすすめ5選!

そんなこんなのサビキ釣りのカゴについて色々と見ていきましたが、おすすめのカゴを少しご紹介していきましょう。

《浜田商会》ミサイルカゴ羽根付ミニ

 NO.1《浜田商会》ミサイルカゴ羽根付ミニ

上カゴ式でおすすめするのがコレ!下側に羽根が付いていて、落下がスムーズになるとともに、コマセが途中でこぼれにくい。狙ったタナまでしっかりコマセを届けることができます。シャクって羽根がパタパタすることでコマセが出ていきます。

《浜田商会》パックンカゴ夜光S

 NO.2《浜田商会》パックンカゴ夜光S

浅ダナ狙いの下カゴ式を採用するならこれが便利!コマセをガブッ!と挟み込んでくれるので、手が汚れない。しかも簡単です。これ以上ないというほどスピーディーにコマセを入れられるので、手返しも非常によくなります。

《ナカジマ》クッション付ロケットカゴM

 No.3《ナカジマ》クッション付ロケットカゴM

大物対応のゴムクッション付きロケットカゴ。クッションが付いているので良型の魚狙いや、魚がたくさん連掛けするような時は、糸を切られるのを防止してくれるので便利です。口切れしやすいアジのような魚狙いにも良いし、仕掛けをなるべく細くして、食わせたいけど切られないようにしたいといった時に活躍します。

《浜田商会》プラサビキカゴ

 NO.4《浜田商会》プラサビキカゴ

浜田商会 仕掛 プラサビキカゴ(2P)-M15号 AGT010-M15

下カゴ式のド定番でよく見るやつですね。魚がいっぱいいる時はこれで手返し良く釣っていきましょう。

《マルシン漁具》リング網トカシS

 NO.5《マルシン漁具》リング網トカシS

これもまたド定番中のド定番ですね。昔からある上カゴ式で使う網タイプのカゴです。値段でいったら一番安いですが、チューブ型のコマセじゃないと入れにくいってのと、輪っかが錆びやすいというのがちょっと気になりますね。

まとめ

ということで今回は、サビキ釣りのカゴは上下どちらが釣れるの?気になるカゴの向きも解説!ということでお話させていただきました。

ちょっと気になっていたけど適当にやっていたなんて方もいらっしゃったと思いますが、その謎が一つ解決されたら嬉しいです。

それではまた!

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