Youtube動画も配信予定!

台風前後の激熱ポイント!?台風が海釣りにもたらす恩恵とは?

2020年、今年は例年に比べて台風が少ないです。
過去の実績データから見ても、「台風がくるようになると青物の季節」という感覚を抱くぐらい、台風が青物を寄せてくれると思っています。しかし今年は台風が少ないせいで、盛り上がりもイマイチ、、、。多少釣れてはいますが、例年と言うか、過去調子が良かった年に比べれば全然ダメですね。でも数はイマイチながら型の良いワラサ級が少し目立つのが今年の特徴です。
今後残り少ないシーズンでどのようなドラマを作ってくれるのかとても楽しみですね。

スポンサーリンク

大型化している近年の台風

台風は、暖かい海面から供給される水蒸気をエネルギー源として発達するため、多くは赤道付近の海上で発生します。しかし、地球温暖化の影響を受けて海面水温が上昇してしまっているため、これまでにない強力なパワーを持ったスーパー台風が発生することになります。さらに生まれるポイントも北上し、これまでより日本に近いところで台風ができるようになってきているため、台風が成長して最盛期になるタイミングでの日本上陸が多くなる可能性が高いのです。

台風が海釣りにもたらす恩恵とは?

そもそも台風は危険です。
台風が接近してくれば、まだ遠く離れていても、突風やうねりなどの影響が出てくる可能性があり、特に外海は非常に危険です。釣りどころか、近くに行くことさえ危険な場合もあります。「釣りになんて行っている場合ではない」「馬鹿なの?」とうのが世間一般的な意見でしょう。ですが、直接的な影響のない安全なところなら釣りも可能です。どうしても釣りに行くとなれば、絶対に安全な場所を選ばなければいけません。

さて、それを踏まえた上で、台風が海釣りにもたらす恩恵について見ていきましょう。

  • 低気圧により活性が上がる
  • 曇り雨の天候が警戒心を下げる
  • 風波がベイトフィッシュを寄せる
  • 水温が安定する
  • 酸素が混ざる
  • エサが舞い上がる

低気圧により活性が上がる

台風が発生すると低気圧になりますが、気圧が低くなると魚の活性が上がると言われています。これは気圧低下により水圧が下がるために魚が動きやすくなるということが一つ。さらに、魚にある浮袋へ掛かる圧力も下がるため、浮袋を自ら膨らませなくても自然と浮き上がることができるようになって動き回りやすくなるということがもう一つの理由です。
曇りの日や雨の日といった人間があまり釣りに行きたくない日がチャンスと言われる所以ですね。

曇り雨の天候が警戒心を下げる

曇りや雨といった天候は、光量が少ないため魚の天敵となる鳥からも見えにくくなり、雨音が敵の気配をわかりづらくするため、警戒心が下がり、釣れやすくなります。

風波がベイトフィッシュを寄せる

台風前の風波によって小魚などのベイトフィッシュが岸側に寄せられてくることがあります。そうなるとそれを追った大型魚のフィッシュイーターも入ってきている可能性があり、ルアーマンにとってはチャンスとなります。

しかし、ここで重要なのは風向きです。
台風は南からやってくるので、南向きのポイントが風表と思えそうですが、一概にそうではありません。

台風が海釣りにもたらす恩恵

これが台風が日本列島に近づいてくる前の状態ですが、この時の三浦半島の風の状況を見てみるとこんな感じです。

台風が海釣りにもたらす恩恵

北風になっていますね。
こうなると単純に南側にベイトが寄せられるとも言えなくなり、フィッシュイーターの居場所予想も変わってしまうでしょう。
このような自然が織りなす複雑な関係がまた色々と想像させて、釣りを楽しくさせてくれるんですね。

酸素が混ざり水温が安定する

台風が来ると水深が深いところの酸素の少ない水と海面の酸素の多い水をかき混ぜて、海の生物が過ごしやすい環境を整えてくれると言われています。また同じように、水温が高くなりすぎた真夏の海面の水と、水温が低い深いところの水が混ざり合い、魚にとって動きやすい適度な水温になると言われています。
魚も人間と同じように、暑すぎても寒すぎてもダメってことですね(笑)。

エサが巻き上がる

水深が比較的浅い場所は、水面だけでなく底の方まで水が掻き回されるため、砂地に住んでいるゴカイ類や根周りに着いているエビなどの甲殻類、他、魚のエサとなる生き物が巻き上がると言われています。
そうなると、台風が過ぎ去って魚が動き回れる状態になった直後から、それらのエサを求めて活発に捕食し出している可能性が高く、釣りにとってもチャンスと言えるでしょう。

台風前の激熱ポイントは“風裏&内湾”

これらの恩恵から考えると、台風前の釣り場で熱いのは内湾(風裏)です。内湾と言っても、堤防の内側レベルだと荒れ始めた波が乗り越えてきたり、突風で海に落とされたりするので基本的にNG。表からの波風が完全に防げるような山の裏側だったり港湾部みたいなところですね。※表側は非常に危険なので絶対やめてください。
台風に限らずですが、外側が荒れると中に逃げ込んでくる魚がいます。さらにいつも静かな内湾がザワついていることで、警戒心が薄くなっている可能性も高いので、台風が来る前の荒れ模様な時は、安全な内湾で釣りをするとチャンスです。
そうは言っても油断は禁物。何度も言いますが、くれぐれも“絶対に安全なところ”で楽しみましょう。

台風後は生まれ変わった海に期待!

台風後に期待するのは生まれ変わった海。
台風後の海は、海水がかき混ぜられて、全体に酸素が行き渡ってリフレッシュされています。小魚が食べる微生物がたくさん海中に漂っていれば、その小魚を食べるフィッシュイーターが寄ってくるはずです。
特に注意したいのは“ウネリ”なので、くれぐれも安全を確認した上で釣りに出掛けましょう。

台風が海釣りにもたらす弊害

台風が海釣りに与える影響は、当然ながら恩恵ばかりではなく、弊害もあります。来る前の方が良かった。台風が来たら釣れなくなったということもありますね。

  • 魚の着き場が変化
  • 水温が下がり過ぎると活性が下がる
  • 荒れすぎるとダメ
  • 海藻ゴミで釣りならない

魚の着き場が変化

台風が来ることによって、地形が大きく変わってしまうことがあります。特に砂地のポイントは川水や波によって砂が押し流されるため、地形が変わりやすいです。隠れ根が埋まってしまったり、水深が急に深くなるようなブレイクラインという、”魚の着き場”や”魚の通り道”が変わってしまうこともあります。

水温が下がり過ぎると活性が下がる

急激な水温変化はマイナスに働くこともあります。人間に与える気温と同じですが、水温1℃の変化が魚に与える影響は大きいと言われており、急激に何℃も下がってしまえば、さすがに動きが鈍ったり深場へ移動してしまったり、それまで好調だった釣り物が、急に釣れなくなることがあります。

荒れすぎるとダメ

台風最接近時など、荒れすぎた状況下では魚もプレッシャーになり、深場や根周りに隠れてしまったりします。あまり動き回らないため釣れなくなります。単純に荒れれば良いというわけではないのです。

海藻ゴミで釣りにならない

台風が過ぎ去った後は、良い意味で海水がかき混ぜられているものの、悪い意味で海藻ゴミが大量に漂っている場合があります。特にルアーフィッシングにおいては、ルアーに海藻が絡みつき、釣りにならないということも、、、。海藻ゴミや砂などが混ざり合って、濁りというレベルを超えた、まっ茶っちゃ状態になってしまうこともありますが、釣りをする上では非常に厳しい状況となるでしょう。

危険な台風

台風が間近になってきた時は荒れ過ぎて外も内も釣りどころではないし、そんな状況では魚も避難していて釣れないので無理は絶対にやめましょう。間違っても絶対に表側には行かないようにしましょう。
たとえ内湾だとしても、強風やウネリが入ってきます。そんな状況で万が一落水すれば、平常時よりも地上に這い上がることは困難です。

よくイメージしてください。

波により上下する体は正常にコントロールすることは不可能で、壁や岩場に近づけば掴まるどころか波によって叩きつけられます。無理に掴まって這い上がろうとしても、波によって体が上下左右に振り回されることで、しがみつくことでさえ困難。磯場のようなところだとしたら、捕まろうとした指は一瞬でズタズタにされるでしょう。

「ライフジャケットを着けていれば上がれる」と単純に思っていたら大間違いです。

波、ウネリのある海とはそんなに危険なところなんです。
絶対に安易に近づくことはやめましょう。

まとめ

とにかく台風は危険です。
そんなことは百も承知でしょうが、それでも様子を見に行って事故に合ってしまう方がいつもいますよね。
冒頭にお伝えしたとおり、近年の地球温暖化で、これからは日本にスーパー台風が上陸する可能性が高いです。これまでの常識が通用しないかもしれません。

なので一番良いのは見に行かないこと、釣りに行かないことです。

もし釣りに行くとしたら直撃のタイミングは避けた、台風が来る前と通り過ぎた後。それでも念入りに安全に注意した上で釣行しましょう。

台風が海釣りにもたらす恩恵
釣果情報!釣り情報!釣りに関する最新情報を配信!