皆さんも噂には聞いたことがあるかもしれません。
横浜に新しくできる海釣り施設、その名は『新本牧海釣り施設(仮)』。
※以下「新本牧海釣り施設」
僕たち釣り人にとっては楽しみでしょうがない、嬉しくて仕方ない新しい海釣り施設です。
それはどこにできるのか?いつできるのか?
どんな施設になるのか?
そしてそこは、釣れるのか?
今回はそんな「新本牧海釣り施設」について見ていきたいと思います。
新本牧海釣り施設とは?
新本牧海釣り施設とは、横浜市内にできる新しい海釣り施設のこと。
現在建設工事中の新本牧ふ頭内にできる予定です。
※2022年5月6日現在
この新本牧ふ頭については前回の記事でも詳しく触れさせていただきましたので、まだご覧になられていない方は見てみてください。

しかし本牧と言えば、実績の高い「本牧海釣り施設」があります。
場所も場所なので、その弟分的な釣り場としても『新本牧海釣り施設』は大いに期待されています。
果たして、どんな釣り施設になるのでしょうか?
「新本牧海釣り施設」は横浜に新しくできる“5ヵ所目”の海釣り施設!
新本牧海釣り施設は、横浜市内でな、な、なんと…!?
これで“5ヵ所目”の海釣り施設になります!
既存の海釣り施設は「本牧海釣り施設」「磯子海釣り施設」「大黒海釣り施設」の3ヵ所ですが、2023年には旧福浦岸壁跡地に、横浜市内4ヵ所目となる『金沢海釣り施設』が誕生予定となっています。
ここにさらにもう一つ、横浜市内5ヵ所目となる「新本牧海釣り施設」が誕生しようとしているのです。

昨今はゴミ問題の悪化をはじめとした釣り人のマナーの悪さ等から、全国的に釣り場が減少してしまっている中、釣り人にとっては奇跡的な明るいニュース。
釣りが好きで、釣り場に困っていた方々にとっては、本当に嬉しくありがたいお話ですよね。
横浜市には心から感謝します!
新本牧海釣り施設ができる場所
そんな新本牧海釣り施設はどこにできるのでしょうか?
現在建設工事中の新本牧ふ頭内ということは先ほどもお伝えしましたが、地図で言うとこの付近です。
そうです。
横浜シンボルタワーの沖合、旧(現)本牧海釣り施設の横ですね。
しかし、この広いふ頭内の中で、どの辺りに海釣り施設ができるのでしょうか?
これは工事の区域で言うと『第1期地区』、その端にある水際線緑地内にできる予定です。

こんな感じで沖に突き出る感じになるんだったら、できることならもっと東側(イラストだと下側)の先端付近に施設を作ってくれたら…。
それか南本牧ふ頭側の突堤なんかも釣り出来たらかなりの好ポイントになりそうだったんだけど…(笑)。

新本牧海釣り施設は広さは?
それでは、新本牧海釣り施設の広さはどうなんでしょう?
水際線緑地の図面があったので見ていきましょう。
水際線緑地の面積ですが、長さは3.6ha(ヘクタール)となっています。
一般的に1ヘクタールというと100m×100mなので、3.6haだと360m×360mになるんですが、この図の場合は…そこまでの面積はなさそうですよね?
なんでヘクタールという表記になったのかはわかりませんが、まーとりあえず、長さは360mってことで合ってるんだろう。
360mってどのくらいの長さかというと、大黒海釣り施設のつりデッキの長さが約200mなので、それの1.5倍程度。
また本牧海釣り施設の沖桟橋が約300mなので、それに少し足された感じの長さだとイメージすると良いでしょう。

で、肝心なのは、これはあくまで水際線緑地の全ての範囲が新本牧海釣り施設になった場合のイメージです。
もしかしたらこのうちの半分かもしれないし、一部かもしれません。
新本牧海釣り施設は釣れるの?
さて、ここで重要なこと。
そもそも新本牧海釣り施設は釣れるのか?って話。
せっかく新しい海釣り施設ができても、あんまり釣れないんじゃあね…。
ってことで、そういった目線で見てみたんですが、、、。
▶新本牧海釣り施設の釣果は期待できる!?
新本牧海釣り施設はその場所的に、釣果はまずまず期待できるのではないかと予想します。
理由としては、横浜港の入口に面しており、広大な東京湾に向いたオープンエリアだということ。
湾奥に比べて潮通しの良さが期待できます。
潮通しが良いということは、様々な魚が回遊する可能性があり、陸っぱりなのに大型の青物が釣れることも十分あり得るでしょう。
ショアジギングや泳がせ釣りでのワラサやサワラも釣れるかもしれませんね!
▶施設のつくり次第?
なので、ポイント的には悪くはないと思います。
いや、本当はさっきも言ったけど、もっと先端寄りだったら最高だったんだけど…。
後は施設のつくり次第。
2023年に完成予定の金沢海釣り施設の場合、防潮壁の上にできる形になっているので、足場の高さがかなりのネックになっています。
その高さは7m~8mということで、一般的に使われている5m程度のタモ網では潮位によっては届かず、釣れた魚がランディングできない恐れがあるんです。
こういったことになってしまうと、釣り方自体が自動的に制限されてしまうので、おのずと釣果や魚種が少なくなってしまう可能性が出てきてしまいますから…。
今のところ、この水際線緑地に防潮壁がどうのこうのという話は聞いていませんが、そういった意味でも、足場の高さは非常に気になるところです。
また、“水際線緑地”に作られるということから考えると、金沢海釣り施設と同じように遊歩道と共用してといったイメージもあるんじゃないかと思います。
つまり、既存の海釣り施設「本牧海釣り施設」「磯子海釣り施設」「大黒海釣り施設」のような完全なる有料海釣り施設というスタイルではない可能性もあると思っておいたほうが良いでしょう。

新本牧海釣り施設の誕生が周囲の釣り施設に与える影響は?
そんなこんなの新本牧海釣り施設ですが、施設が完成する頃には、その土台には広大な「新本牧ふ頭」が出来上がっています。
今まで何もなかったその場所にこれができることによって、周囲の釣り場に与える影響はどうなってしまうのか?
今、非常に心配されているのです。
▶旧(現)本牧海釣り施設はやばいかも…
まずはやっぱり旧(現)本牧海釣り施設への影響。
詳しくは前回の記事でもお話したとおり、新本牧ふ頭は旧(現)本牧海釣り施設を囲いこむようにできてしまうため、あれだけ最高に良い潮通しがかなり悪くなってしまう可能性があります。
この新本牧ふ頭については色々な資料があって、正確なサイズ感がちょっと分かり辛いのですが、新本牧ふ頭の先端と南本牧ふ頭の先端の間の距離がどんな感じなのか?
ここがあんまり狭くなってしまうと、潮通しの悪化が懸念されますね…。
▶大黒海釣り施設はどう転ぶ!?

大黒海釣り施設は周囲に壁がなかったので、今まで正面から潮を受けられていたポイントですが、新本牧海釣り施設および新本牧ふ頭ができることによって、潮の向きによっては流れが若干ブロック気味になってしまう恐れがあります。
逆に、潮の流れの向きによっては、大黒海釣り施設に向かう直線的な潮ができる可能性もあるので、こういった流れの変化がどういう影響を与えるのか、もしかしたら激アツな潮になるのか、これまた興味深い所です。
▶横浜港内も影響を…

新本牧海釣り施設および新本牧ふ頭は横浜港の入口に完成します。
横浜港内は、陸っぱりでも船釣りでもアジが良く釣れるポイントが多いし、陸っぱりや沖堤防では、シーバスやイナダやタチウオも釣れますが、そういった回遊性の強い魚たちは今後も入ってきてくれるのでしょうか?
心配なのは、本牧や大黒と同じように、東京湾の潮の向きによっては、これまで横浜港内へ入ってきてたであろう流れがブロックされてしまう可能性があるということ。
少なくとも、これまでよりも流れが入りやすくなるということはないんじゃないかという気もします。
特に第一新堤周りは夜通し釣りでの激アツスポットだっただけに、残念なことになってしまうかもしれませんね、、。

新本牧海釣り施設の完成予定はいつ?
そんなこんな楽しみな『新本牧海釣り施設』はいつ完成するのでしょうか?
これはまだはっきりとしたことはわからないのですが、、、。
新本牧ふ頭工事の完成予定が2031年となっていますので、おそらく『新本牧海釣り施設』が完成するのも2031年前後ではないかと思われます。
かなり先ですね…。
近年の各釣り場の混み具合を見ていると、早く完成して欲しい気持ちは山々ですが…。
とりあえずは一足先に完成予定の「金沢海釣り施設」に期待して、『新本牧海釣り施設』は気長に待つといたしましょう。
まとめ
ということで今回は、横浜に造られる予定の第5の海釣り施設、『新本牧海釣り施設』について確認していきました。
この新本牧海釣り施設の釣り場がどんな感じでできあがるのか気になるのはもちろん、この場所の土台となる、新本牧ふ頭がかなり広大なため、その潮流などが近隣海域にどういう影響を及ぼすのかというのも非常に気になるところ。
現在の本牧海釣り施設、そして大黒海釣り施設の釣果への影響はどうなってしまうのか?
少なくとも本牧は、何にも変わらないといったことはないでしょうが…。
大黒海釣り施設が意外にも化けるかも…?
良くなるのか?悪くなるのか?
この動向も気になるところです。
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