今年2020年初夏の頃から釣り人の間で騒ぎになっている超絶美味しい魚をご存じでしょうか。
珍しい魚でも高級魚でもない。
みんなが知っている大衆魚。
それはズバリ!
『東京湾のアジ』です。
アジが超絶美味しい???
普段スーパーで買って食べているけど、いつもと同じだよ、、、という方。
釣ってきてください!
今、東京湾で釣れるアジ。
とんでもなく美味いんです。
2020年夏の東京湾アジの脂ノリが異常?
アジ釣りに行かれている方はすでにご存知のとおりですが、今釣れている東京湾のアジの脂ノリが半端ない。
「アジの脂ノリがヤバイ」「今年は異常」そう口々に話すのは、船釣りに行く近所のおじさんを始め、サビキ釣り好きな友人、船長、料理屋さん、他SNSなど。
皆、その美味さに感激していました。
先日僕がライトアジ船で釣ってきたアジの身はこんな感じです。
ハラワタ周りを綺麗にした後でも、奥の方に内臓脂肪がたっぷり…。
もうとにかく、脂のノリがヤバイんです…。
▶個体差もある
ちなみに同じ釣り場で釣ったアジでも脂のノリに個体差があります。
3枚下ろしにした際の身の状態より、“皮と身の間”の状態を見比べるとわかりやすいです。
画像上のも脂はノッてて美味しいんですが、画像下の身は皮を剥ぐ時に、包丁に黄色い脂がべっとりでさらに美味い…。
これが東京湾の超絶美味しいアジの秘密です。
東京湾アジと相模湾アジとは脂のノリ方が全く違う
そんな激ウマ『東京湾アジ』ですが、『相模湾のアジ』とは“脂のノリ方が全く違う”と言われています。
表現するなら、『ギトギト東京湾vsふんわり相模湾』という感じでしょうか(笑)。
東京湾と相模湾は隣同士。
すぐ側にあるのにそんなに違いが出るなんて、一体どういうこと???
▶︎脂ノリが違う要因は?
魚の美味さを左右する、“脂のノリ”ですが、東京湾と相模湾での違いの要因は何なのでしょうか?
ざっくりですが、やはり育つ環境ではないでしょうか。
『水温の違い』『潮の流れの違い』『エサの種類や量の違い』などによって変わってくるのだと思います。
アジのエサ
アジの主食はプランクトンです。
以前、某テレビ番組の◉◉◉◉海岸の映像を見た時、夜、ライトに照らされた海中にはプランクトンが豊富で、アジがたくさん集まってくる様子が映っていて、東京湾内がいかにエサが豊富なのかを教わりました。
東京湾に流れ込む河川の水がキレイなってきたこともあり、栄養豊富な東京湾にプランクトンが多く集まり、それを食べる魚が集まり、それを食べる大型の魚も集まってくる。
とても良い環境が出来上がっているようです。
東京湾走水のブランド金アジ
東京湾のアジと言えば、特に有名なのが『走水のブランド金アジ』。
本来回遊性の高いアジが回遊せずに、流れの早い浦賀水道に位置する走水に居着いて育っているため、デカくて太った美味しいメタボ金アジになるようです。
脂ノリも最高のブランドアジです。
水温の違い
東京湾の形は遠目に見てみるとわかりますが、かなり湾奥まで入ったワンド状になっており、冬でも水温が高めなことが一つの特徴です。
なので冬でも比較的浅場でアジを釣ることができます。
このように東京湾では、快適にアジがすくすく育つ環境が整っているように感じました。
相模湾はどうでしょう?
サバの脂ノリも違う
アジと同じくサバも東京湾と相模湾では脂のノリに違いがあります。
例えば相模湾のライトルアー船で釣るサバは良い引きをしてくれてたくさん釣れるので楽しいのですが、大概が細くてパサパサな身質をしています。
一方東京湾では『トロサバ船』なんてものが出る時もあり、その時に釣れるサバは相模湾では見かけないような丸々太った大トロ脂のサバが釣れるらしいですよ。
東京湾すごいです!
釣るなら今!デビューするなら今!脂ノリが異常な超絶美味しい東京湾アジを釣ろう!
美味い魚というのは脂がノッています。
脂がノッていれば生でも美味い、焼いても美味いですよね。
そんな脂ノリノリの超絶美味いアジを釣るためにはどうしたら良いのか?
狙い方は4通りあります!
- 東京湾ライトアジ船
- 東京湾ビシアジ船
- 海釣り施設でサビキ釣り
- 横浜アジング
▶︎東京湾ライトアジ船
やっぱり何と言ってもライトアジ船がおすすめです。
シンプル、短時間、リーズナブル料金、なのに美味しいアジがたくさん釣れる。
船釣りデビューに最適です。
上手な人は80匹前後釣る人もいますが、その時の状況によっては、初心者でも20~30匹は狙えます。
▶東京湾ビシアジ船
数よりも型。
ライトアジで船のアジ釣りを覚えたら、型の大きいアジ釣りにチャレンジしてみてもいいですね。
大きいアジを狙うならビシアジ船がおすすめです。
こちらは流れの早い場所を重めのビシを使って攻めるので、リールは電動リールが必須となります。
▶︎海釣り施設でサビキ釣り
ファミリーで楽しめる本牧海釣り施設や大黒海釣り施設が有名なポイントです。
初心者でも簡単なサビキ仕掛けで、アジが回遊してくればポンポン釣れます。
施設の中でも場所によって回遊が少ない場所があったり、仕掛けによって差がついたりするので、情報収集はしっかりしましょう。
現在、本牧海釣り施設が工事中のため、大黒海釣り施設が設備も整っているのでおすすめです。
ただし、人気釣り場のため平日でも混雑、週末は前夜入りする人も大勢の激混み必至です。
▶横浜アジング
ルアーで狙うアジ。
横浜アジングはライトルアーマンにとても人気の釣りです。
全盛期は誰でも簡単に釣れるような状況にもなったりしますが、基本的には初心者に優しくないとても繊細な釣りです(笑)。
2020年8月下旬は豆アジを頑張って数匹釣るような状況で、ハッキリ言って釣れていないと言ってもいい状態なのでおすすめしません。
となるとやはり、予約さえちゃんとしておけば確実に釣りができる『船釣り』がオススメじゃないでしょうかね。
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釣魚料理/お刺身・丼・干物etc
釣ってきたアジは美味しく食べましょう。
新鮮なうちはお刺身やアジ丼なんか最高です!
たくさん釣れても干物にすれば冷凍保存できます。
1枚ずつラッピングすれば、好きな時に取り出して焼くだけ。
料理ができないパパでも簡単につまみができちゃいます。
まとめ
脂ノリノリのアジを釣るなら今!
超絶美味しいアジを釣るなら今です!
是非ご家族で東京湾の美味しいアジを釣りに出掛けてみてはいかがでしょうか。