今回は夏の相模湾の本カツオジギングのバラシに悩んでいる人におすすめの情報です。
あのバラシが多いカツオジギングで、まさかの100%キャッチを達成した秘密のセッティングを公開します!
夏の相模湾の本カツオジギング
夏の相模湾と言えば、シイラをはじめ、キハダ &カツオ船が盛り上がるシーズンですよね。
特に超美味しい本カツオや男のロマンなマグロ(キハダ )釣りは、エサ釣りの人にもルアーマンにも人気の釣りで、コマセ釣り解禁の8月1日以降は同船出船することができます。
本カツオをルアーで狙う際はエビングでもジギングでも狙えますが、基本的には手返しの良いジギングで釣るのが一般的です。
丸々太った本カツオはキハダかと勘違いしてしまうほど強い引きをするので釣り味も最高です!
バラシが多い本カツオジギング
さて、そんな本カツオジギングですが、普通にやってしまうと、とてもバレ易い釣りなんです。
なぜなら本カツオはとても“口が弱い魚”だから。
口周りが柔らかく千切れやすいんです。
特にデブカツオになってくるとパワーも重量もあるので尚更ですね。
これはもう何年も釣行に行く度に思い続けていたことなんですが、あまり真剣に改善策を考えずに、ついつい『しょうがない』で片付けてきてしまっていたんですよね。
そこで今年は秘策を引っ提げて挑戦したのですが、この作戦が見事に成功し、なんとキャッチ率100%を成功させてしまったのです。
口が弱い本カツオをジギングでバラさずに100%キャッチできた秘密
本カツオは口が弱い。
だからキャッチするまでに何が一番重要なのかと言うと、『口切れを防ぐ』こと。
では口切れを防ぐためにはどうしたら良いのか?
今回の秘策はここに重点を置いていました。
▶︎ショックリーダーはナイロン
まずはショックリーダー。
ショックリーダーと言えばナイロンリーダーかフロロカーボンリーダーが一般的です。
特徴として根ズレを考えるならフロロですが、今回の本カツオ相手となるとその心配はありません。
むしろ伸びがあり、強烈な突っ込みに対するショックを吸収してくれるナイロン製のほうが口切れを防ぎやすいと言えるでしょう。
普段「リーダーなら何でもいいや」と思っている方。
こういう繊細な部分がある釣りにおいては、良く考えたほうがいいと思います。
▶︎アシストフックは仰天の超デカめ!
そして今回の最大のキモとなるのは“コレ”かもしれません。
アシストフックは仰天サイズ!?な超デカめのものを使用しました。
「大きくて大丈夫なの?」「ルアーに絡まない?」などの不安がある方。
問題ありません。
ともかくまずは写真をご覧ください。
え!?
と、思いました?
これが今回爆釣したルアーセッティングです。
これは本来トップウォータープラグに装着するシングルフックです。
ダブルフックではなくシングルフックにするのは『貫通力』を重視するためですが、それよりも気になるのはなんでこんな“バカデカい”アシストフックにしたのかというところですね。
まず、この大きさの針でもカツオの口に入らないサイズではないですし、カツオの口の大きさから考えればむしろ小さいと言っても過言ではないですよね。
だから心配はありません。
心配する要素としては“フックが丸見え”で食い気に影響するのでは?という点ですが、結果的にモーマンタイでした(笑)。
ガンガンアタックしてきます。
そしてこのフックの良いところはゲイプの広さ。
懐が大きいワイドゲイプ状になっているため、口の入り口から“より奥側”に刺さり、千切れにも強くなる(時間が掛かる)ため、バレにくいという特徴があります。
実戦ではこのセッティングのせいかどうかはわかりませんが、今までにないバラシ無問題の『上顎貫通フッキング』も数匹混じりました。
TGジグにこのアシストフックを付けると、あら不思議。
垂らしが短いため、フックポイントはベストポジションです。
このセッティングで、口が弱い本カツオがバラシなしのキャッチ率100%。
もしかしたら最強のセッティングなのかもしれません。
▶︎ドラグはキツめ
そしてドラグ調整。
ここは管釣りのようにドラグを緩めにして長い時間を掛けて取りに行ったら、、、良いのかと思いきや、本カツオはかなり走り回る魚。
そんなことをしていたら周りとオマツリする確率が非常に高く、さらに時間を掛ければ掛けるほどフッキングポイントの穴が大きくなったり、テンションが弱まりやすくなるので、バレに繋がります。
そのためドラグは若干キツめ設定で、ある程度強引に巻いていき、早々に勝負をつけるのが理想です。
YouTube動画でドラグを散々唸らせて1~2kg弱みたいのを見たことがありますが、そこまで弱気な設定にする必要はないでしょう。
ここである程度強気にいくためにも、前述の『ナイロンリーダー』と『アシストフック』が重要になってきます。
爆釣ルアーはTGジグで決まり!
同じ大きさでも鉛よりも比重が高いタングステン素材のメタルジグ。
この釣りにおいてはそんなタングステン製ジグが圧倒的に有利です。
鉛製と比べて、“同じフォール速度でもよりシルエットを小さくできる”、“同じシルエットでもより早く指示棚までフォールさせることができる”というメリットがあるからです。
重さは40g〜80gまであると良いでしょう。
▼関連記事:相模湾の熱い夏!マグロ乱舞に無限カツオ爆釣中!
SPECIAL★TOOL
今回使用したオススメアイテムをご紹介します。
LINE ≪YGKよつあみ≫DMVナイロンショックリーダー
根ズレの心配は皆無なのでショックリーダーはナイロンを使用。
ただ、群れに突っ込まれたりするだけでも痛んでザラザラになっているので、マメにチェックして交換しましょう。
HOOK ≪ささめ針≫シングルクダコ
本来は青物トッププラグ用のシングルフックをTGジグのアシストフックに流用して使用。
ワイドゲイプの大型フックが口奥で貫通フッキングすることでバラシを超軽減してくれました!
SPECIAL★LURE
今回使用したオススメのルアーをご紹介します。
LURE ≪ダイワ≫TGベイト
オフショアジギングには必須のエサと言われるTGベイト。
近海ジギングなら何の魚に対しても効くスーパールアーです。
各サイズ必ず持っていきましょう。
LURE ≪ジャッカル≫ラスパティーンTG
TGベイトが買えなかった時はコチラ。
アシストフック付きです。
LURE ≪DUO≫ドラッグメタルキャストスリムTG
サイズバリエーションは持っておいたほうが良いです。
たった10gが釣果を左右することもありますよ!
アシストフック付きです。
まとめ
ということで今回は、口が弱い本カツオジギングでもバラシ無しの100%キャッチを達成した秘密を公開しました。
もしよろしかったら試してみてください。
釣れるサイズがさらにでかくなった時にどうなるかも気になっているので、また機会があったら再検証してみたいと思います。