冬のシーバス釣りで激アツなポイントの一つ、夜磯、ナイトシャロー。
それも楽しい釣りなんですが、慣れてない方にとってはちょっとハードルが高い釣りでもあります。
では、サーフだったどうでしょう?
しかもまだ陽が出ている夕方のサーフだったら初心者でもエントリーしやすい釣りじゃないでしょうか?
冬のシーバス釣りでは、夜磯、ナイトシャローだけじゃなくて、夕方のサーフも激アツポイントとなります。
今回はそんな冬の夕方サーフでのシーバス釣りのお話をさせていただきたいと思います。
釣り場は三浦半島
※釣り場はあくまで三浦半島ですが、ポイントが地図と同じ場所とは限りません
“サーフ”に囲まれた三浦半島のシーバス釣りがアツい!
釣り場となったのは神奈川県の三浦半島。
三浦半島は周囲を「磯」と「サーフ」に囲まれており、シーバスの釣り場となるポイントがとにかく多い。
大小あるけど、東にも西にも南にも、南東だの南西だのといった場所にもポイントがあります。
そんな半島なので、どの方角からの風が吹いても対応できるのがまた素敵すぎるところですよね。
港湾部のシーバス釣りも楽しいけど、こういったサーフや磯で釣るシーバスというのも、より自然の中で釣っている感を強く楽しむことができるのでまた格別です。
でも、そんな自然の中でシーバスを釣るのは難しいんじゃないの?
と、思うかもしれませんが、これがそうでもないんですよね。
▶︎三浦半島のサーフが激アツな理由
なぜ三浦半島のサーフでシーバスを釣るのがそこまで難しくないのか?
なぜ“激アツ”なのか?
これはズバリ『狙いやすい』から。
ちょっと言い方を変えると、『三浦半島のサーフは狙いどころが多い』ってことなんですよ。
狙いどころとは、「流れ込み、根、岩礁帯、スリット、流れ」etc。
こういった場所が少なくて、ただ単に砂浜が広がっているだけのような場所だと狙いどころがしぼり難いので、あっちゃこっちゃ投げまくり、そこにただまぐれ的に回遊してきたシーバスに巡り合わないと、ヒットさせるのは難しいです。
でも三浦半島にはそういった変化のある地形をしているサーフエリアが多いんです。
「変化のあるところ」⇒「エサが集まる」⇒「魚が寄ってくる」は、釣りの基本ですからね。
誰でも簡単にすぐ釣れるとは言いませんが、たぶんシーバス釣り初心者の方が想像しているよりも、意外とそんなに難しくはなくて、よほど大きな間違いを起こしてなければ、初めての1匹も手にしやすいエリアなのではないかと思います。
サーフでのシーバス釣りデビューにはもってこいの半島です。
何はともあれ、釣りに行く前から「難しそう」「釣れなそう」と言う前に、とりあえずやってみることが重要ですね。
夕方サーフで30分勝負!でシーバス狙い撃ち!

今回はそんな三浦半島のサーフで、冬にシーバス釣りをしてみた話なんですが、実はこの日は本来、夜磯でシーバスを狙うつもりだったんです。
だけどちょっと早めに家を出れたので、下道で行くことにして、夕方は海沿いを走っていました。
と、そこで気になるサーフが見えてきたので寄り道。
そう言えばここら辺はメバリングをしに何度か来たなーと思いつつ、ココでシーバスを狙ったのはもう10年近く前に一度、夜中に来て撃沈した以来だなと(笑)。
そんなことを思い出していました。
ふと見ると、釣りをしているアングラーが2名。
シーバスかな?ヒラメかな?って感じですが、、、釣れてるのかな?
ん?
てゆーか今、めっちゃいい時間じゃない?
と、夕陽が傾いている空を見ながら思いました。
これ、やるしかないじゃん!
▶︎雰囲気最高!時合いの「夕マズメ」!夕方サーフ
シーバス釣りにある”時合い”。
この時間、「夕方」「夕マズメ」は景色も雰囲気も最高ですが、この時こそまさにシーバス釣りの時合いです。
どんな魚でもこの時間帯はチャンスなんですが、シーバスを釣ってみたい!という方がいたら、こういった“時合い”に釣りをするのが近道です。
僕も本気で釣りたい時は、時合いは絶対に外さないようにして結果を残してきているので、やっぱりそれだけ時合いって重要なんだなといつも思っています。
こういった時間帯に釣りをする場合は、特に集中してアタリに備えていきましょう。
▶︎キーポイントの“風”
今回はこの時合いというタイミングで「夕方」「夕マズメ」にエントリーしました。
そしてそれに加えて、ほどよく“風”が吹いていたんです。
風が全くないベタ凪状態より、多少風があって波っ気があるほうがシーバスは釣れやすい傾向にあります。
理由としては、魚の警戒心が緩んだり、ベイトフィッシュが寄せられたりするからですね。
今回はそんな感じで、「マズメ」+「風」という状況の中での釣りとなりました。
▶︎実は人気のサーフ?
ちょっとだけ、夕マズメだけやってみようと、すぐにウェーダーを出してお着替え開始。
早くしないと陽が落ちちゃう!と思いながら急いで支度しました。
すると、向こうから一人のアングラーが。
ありゃ…。
すでに先行者2名いる中でもう1名。
なんだ、ここは結構メジャーポイントなのか(笑)???
ちょっとお話聞こうかと思いましたが、サササッっと行ってしまわれたので、聞くことができず…。
まーゆっくり、地形を見てからエントリーしますか。
自分がやりたいところ、空いてればいいな。。。
▶︎初めてのサーフはランガン!

と、やっとサーフにエントリーして、釣り開始です!
釣り場を見渡すと僕以外に3名ほどのアングラーが釣りをしている。
皆、シーバスかヒラメ狙いのルアーマンのようです。
先行者がポジションを取っているところら辺は確かに変化があるところだったんですが、僕はそこよりもちょっと違う所が気になっていて、運よく空いていたので、僕は僕なりに攻めてみるとことにしました。
最初に投げ始めたエリアは、かなり根掛かりの危険性が高いところで、3投に1回ぐらいはフックに海藻が引っ掛かってくるデンジャラスゾーン。
だけどこういう場所こそ可能性あるよなーと思いつつ、一旦保留して、ちょっとランガンしてみます。

やっぱり慣れていないポイントは、基本的にはランガン戦法。
そあとは現場で「ここぞ」と感じたところで粘ってみるイメージです。
ここぞと感じるか感じないかは、ロッド、リール、ラインの影響を強く受けるので、良いタックル、高いタックルを選ぶ利点はここにあります。
▶︎シーバス狙い撃ちで良型がHIT!

次に狙いを定めたのは沈み根点在スポット。
先ほどよりは根が低いというか、根はあるんだけど、この時の潮位で、根の上を通しても引っ掛からない感じの所です。
そしてここでルアーチェンジ。
最初は根掛かりを予測してドシャロールアーで探っていましたが、ある程度水深もわかってきたし、風波が出ているので、最初のルアーより水噛みが良いルアーを選択。
これで根の擦れ擦れを通ってくるようなイメージです。

もうあっという間に暗くなってきて、まさに今でしょ!
って時に、それは突然訪れました。
ゴンッ!
と、突然のヒット!
ルアーチェンジして3投目ぐらいだったでしょうか。
完全にタイミングがバッチリだった気がします。

キタッ!!!
来たオラーーーッ!!!
そして重い!!!
これは間違いなくシーバスだ!!!
と、思っていたら…。

ジャピングジャーーーンプ!!!
頭が水面から飛び出して、、、。

飛んで、飛んで、飛んで…。
ぴょーーーーん!!!

おぉぉおおおーーー!!!
よーし、よし、よし!!!
よーし、よし!!!
よ…。
あ…。
抜けたーーー!!!
マジかよ…。
やられた。。。

まさかのフックアウト。
たぶんリアフック1本皮一枚とか、そんな感じだったんでしょうね。
いや、イイ感じにティップが曲がってフッキングいれたんだけどなー。。。
残念。
うーーーん、、、悔しい!!!
釣果
ボウズ。
まとめ
バラシの後、もう一度と頑張って投げ続けたのですが、その後すぐ暗くなってしまい、終了としました。
かなり悔しい結果ですが、このポイントで釣れるということがわかったのが大収穫です。
てゆーか、これ、”釣りに行く途中の釣り”ですからね(笑)。
本命の釣りに行く途中に、ちょっと寄り道した30分。
実際は釣り上げてはいないけど、たった30分の釣りでも、ちゃんと時合いを狙い撃ちすればそう難しくなく釣れるってことですよね。
冬のシーバス釣り。
夜磯とかちょっとハードルが高いところでなくても、お手軽サーフで夕方ちょっと行って竿を振ってみてはどうでしょう?
サクッと釣れちゃうかもしれないですよ!
三浦半島サーフのシーバスタックル
それでは最後に!
今回の釣行で使用した三浦半島サーフのシーバスタックルを紹介します。
※廃盤の場合は同シリーズおすすめ機種をご紹介
ロッド&リール
ロッド ≪ダイワ≫ラテオ90ML
都市型河川や干潟のウェーディングの釣りに最適なバーサタイルモデル。中型のシンキングペンシルやミノー、ワームなどを軽快に操ることができる。明暗の釣りやボトム変化、潮流変化の攻略に最適。
リール ≪ダイワ≫LT4000-CXH
シーバスゲームにはこの1台。磯やサーフからの小型の青物・シイラ・カツオなどのライトショアジギング、また本流のサクラマス、湖沼の大型トラウトにも最適なルビアス最大サイズ。
アイテム&用品
ライン ≪YGKよつあみ≫XBRAID UPGRADE X4/1号
高密度ピッチ製法 × WX4工法 × GP加工 × HST加工が可能とした圧巻のパフォーマンス。 一般的にPEラインは、高密度にピッチを細かく組み上げると耐磨耗性が上がり直線強力が落ちる。 逆に低密度でピッチを粗く組み上げると、糸が直線的になり直線強力が上がり耐磨耗が下がる。 X-BRAID UPGRAD はその相反する性能の両方を世界最高レベルで実現し、(社)日本釣用品工業会釣糸部会制定の「PE糸の太さ標準規格」に準じたオールカテゴリーハイクオリティーハイパワーPEラインです。
リーダー ≪デュエル≫パワーリーダーCN/20lb
超強力・高耐久 フロロカーボンとナイロンをブレンドした超強力複合素材「カーボナイロン®」を採用ハイブリッドショックリーダー。フロロカーボンとナイロンをブレンドした超強力複合素材「カーボナイロン®」を採用。ナイロンの操作性、強力な直線・結節強度と耐久性。遠くのアタリもしっかり感知し、フッキングさせるフロロカーボンの低伸度性と高感度を兼ね備えたハイブリッドショックリーダー。扱いやすく、巻きぐせもつきにくく、ノットシステムも組みやすいしなやかな特性。
スナップ ≪マリア≫ファイターズスナップ/#1
ファイターズスナップ 左右対称の楕円形状によるバランスの良い泳ぎを実現させるルアー用スナップです。先端形状をラウンド形状にすることにより、ルアー本来の泳ぎを演出します。また「MADE IN JAPAN」の安心強度のスナップです。
ルアー≪ティムコ≫スプラット130【廃盤入手困難品】
「スプラット」は嶋田仁正氏とジェネシス・デザインとのコラボレーションにより開発されたティムコのシーバスルアー。スプラットとはニシン属の小魚の総称。 水面下から60cmまで対応する泳層と、アングラーの意のままにできるウォブリングがコノシロ、イワシ、ボラ等あらゆるベイトに対応します。嶋田氏の求めた性能は、全長130mm、ボリュームのあるボディでワイドウォブリング。 通常スピードでのレンジは60cm。 そして横からの流れのなかでもスローリトリーブで水面下をしっかり泳ぐというもの。 しかし実はこの条件を提示した彼の意図は水深60cmをワイドウォブリングさせたいということではなく、その半分のスピードで半分の深さを半分のウォブリング幅で使いたいというものでした。 つまり、ルアーはポテンシャルいっぱいのところで使うものではなく、ダイビングレンジ、泳ぎの幅、リトリーブスピードに余裕をもって使えるものであって欲しいということでした。 そしてもちろん泳ぎだけではなく、嶋田氏にはクラス最長の飛距離も求められ、その条件もクリア。 ウェーディングはもちろん、オカッパリでもしっかり足元まで泳がすことができます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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