ライトソルトゲームの人気ターゲット“メッキアジ”。
メッキアジの正体は、大型魚のGT(ジャイアントトレバリー)と呼ばれるロウニンアジの子供なので、その引き味は他のライトソルトターゲットと比べても、かなり強烈な引きで楽しませてくれます。
それではメッキアジの釣りシーズンとしては、いつ頃が適しているのでしょうか?
“死滅回遊魚”のメッキアジ
まずメッキアジという魚ですが、所謂“死滅回遊魚”と言う異名を持っています。
夏に黒潮の暖流に乗って関東近郊まで回遊してきますが、季節が進んで海水温が低下してくると、その寒さに耐えられずに死んでしまうのです。
ということは、寒い時期は釣りをするのが難しいことが考えられますね。
具体的に何月ぐらいがメッキアジを釣るには適正なのか、見ていきましょう。
メッキアジ釣りのシーズン
メッキの釣りシーズン
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
× | × | × | × | × | △ | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | △ | × |
メッキアジの釣りシーズンはやっぱり夏から晩秋まで。
大体6月~11月ぐらいです。
▶メッキアジ釣りのハイシーズン
その中でもメッキアジ釣りのハイシーズンとして特に狙い目となるのは、7月~10月がベストシーズンと言えるでしょう。
漁港のスロープ周りやサーフの波打ち際など、浅場で小型のメッキアジが果敢にルアーを追ってくるのがこの時期。
河口の上流にまで入ってくるので、お手軽にメッキアジ釣りが楽しめるでしょう。
▶海水温によって毎年釣況が変わる!
ただ、これは地域によっても違うし、それに何と言っても『海水温』の差によって、毎年釣況は大きく変化します。
毎年決まって同じ気温にはならないのと同じように、海水温も前年同月と比べて同じにならないことは多いでしょう。
特に近年は地球温暖化の影響もあって、例年より海水温が高い状態が続く傾向があります。
そうなってくると、本来なら水温低下が死滅してしまう時期のメッキアジも、基本より長いシーズン釣りが楽しめるかもしれません。
▶黒潮の寄りにより毎年釣況が変わる!
メッキアジは、夏~秋にかけて黒潮の暖流に乗って北上してきます。
しかし、この黒潮の寄りも、毎年その動きは変化しています。
黒潮の流れが本州に近ければ近いほど、岸寄りの海水温が高温になるので、そういったシーズンは比較的長くメッキアジ釣りを楽しむことができます。
真冬でもメッキアジが釣れるポイント
また、そういった季節的な“海水温”に影響されない場所があります。
それはズバリ『温排水』。
関東の工場地帯等には、温排水が流れ出しているスポットがあります。
そういった場所は、真冬でも暖かい海水温が保たれており、真冬なのに夏の魚が釣れてしまうのです。
死滅回遊魚であるメッキも同様、この温排水エリアがあるおかげで寒い季節でも生き残ることができ、越冬を続けて40cm~50cmぐらいに成長。
最大なんと80cmにもなるほど大型に成長して、それを狙うこともできるんです。
関東で80cmのメッキアジ、、、というか、もはやGT!
ヤバすぎますね!
まとめ
ということで、今回はメッキアジの釣りシーズンを簡単にまとめてみました。
チョチョッと行って、サクッと釣れるライトな感覚がとても魅力的なメッキアジ釣り。
そういった点からも、難しいシーズンに頑張って釣るというよりも、個人的には短期的なハイシーズン限定に楽しむのがおすすめかなと思います。
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