すでにTwitterアカウントよりツイート済みなのでご存知の方は多いと思いますが、改めて。
横浜の一級釣り場「旧福浦岸壁」が生まれ変わり、新しく『金沢海釣り施設』ができるのをご存知でしょうか?
2019年の台風15号で一帯が破壊されてから早2年半。
新しい防潮壁も完成し、いよいよ海釣り施設誕生へ向けて整備が進められています。
一体どんな釣り施設になるのか?
気になっている方も多いと思いますが…。
そんな中、衝撃のニュースが舞い込んできたんです!!!
今回はそのネタを元に、横浜の新しい釣り場『金沢海釣り施設』を語っていきましょう。
横浜の福浦岸壁とは?
皆さんは横浜市金沢区の「福浦岸壁」をご存知ですよね?
神奈川県のみならず、首都圏にお住まいの釣り人ならほとんどの方が知っているのではないかという、関東最大級の釣り場です。
東側護岸は約1km。
釣り人のキャパシティーは相当なものでした。
もちろん、釣れる魚種も豊富。
投げ釣りではキス、カレイ、カサゴなど。
ウキ釣りではメバルやメジナ、黒鯛、アジなど。
ルアーではシーバス、イナダ、ワラサ、ブリ、サバ、タチウオ、サワラなど。
イカやタコも釣れましたよね。
とにかく魚種が豊富で神奈川県のみならず、関東を代表する釣り場でしたが、2019年の台風15号で一帯が破壊されてしまい、災害防止のための防潮壁と新しい護岸を作るため、現在は関係者以外立ち入り禁止となっています。
横浜に新しい釣り場「金沢海釣り施設」が誕生へ
そんな旧福浦岸壁に新しく海釣り施設ができるという話が出たのは、昨年2021年3月。
たけのうち横浜市会議員(以下たけのうち市議)のTweetにて、多くの釣り人が知ることになりました。
当時、横浜の有料海釣り施設も台風で破壊されて営業できていない状況だったし、それ以外でも全国各地で釣り人のマナーの悪さによって釣り場がどんどん減ってしまっている状況の中、あの福浦岸壁でまた釣りができると、歓喜に沸いた驚きのニュースでしたね。
そんな新しい釣り場、金沢海釣り施設は2023年に開放予定で整備が進められています。
期待は膨らむばかりですが、いよいよ…来年です!
金沢海釣り施設の完成イメージ
そんな金沢海釣り施設ですが、どのような形で出来上がるのでしょうか?
今一度確認していきましょう。
場所は旧福浦岸壁の東側約1kmの範囲で、北側の幸浦方面は開放されません。
このエリアAの範囲に金沢海釣り施設ができる予定です。
台風の2ヵ月後にはすでに新しい護岸のイメージができていました。
これを見ると、旧福浦岸壁の壁よりも3倍近く高い壁を作る予定であったこともわかります。
その後のタウンニュースや三浦のぶひろ参議院議員のツイートでは、現場の様子が公開され、少しずつイメージが湧いてくるようになりましたね。
これ、画像をアップしてみてください。
よーく見てみると、、、。
やっぱ高くない(笑)?
▶やっぱり気になる「金沢海釣り施設」の海面までの高さ
ここで気になるのはやっぱり海面までの高さです。
僕の記憶違いじゃなければ、干潮時に5mのタモ網でもギリで届かないような日があった気がします。
※かなり記憶はあいまい…
旧福浦岸壁は真下に1個少し前にせり出す段差があって、干潮時はそこからさらに下に海面があったんですよ。
だからタモ網を斜めに下ろして、段差の下の海面に網を入れていかないと、大型魚のランディングができない場合があったのは確かです。
あの段差。
たまにタコ釣りのおじいちゃんが下に降りてたじゃないですか。
おじいちゃんが身長160cmぐらいだとしても、岸壁の壁の上部までたぶん2.5人分ぐらいはあった気がするんですよね。
それで段差の下の海面まで“斜めに”ってなると大体5m近いですから、そんなもんだったと思うんです。
一方、タウンニュースの記事から見る新しい護岸の高さですが、「かつての護岸は高さ約1m」、「護岸上の壁を高さ約3mまでにかさ上げ」という記載があります。
つまり、旧福浦岸壁の壁から+2mぐらい。
旧福浦岸壁では、最低でも5mのタモ網が必要だったと考えると、新しい金沢海釣り施設では+2mの7mで、十分な操作を考慮すると、8m以上の長さのタモ網が必要なんじゃない???
となるわけです。
そんなこんな気になる海面までの高さを考察してみましたが、皆さんの予想ではどんな感じですか?
もし本当に7m岸壁だとしたら、、、。
落としダモ講習会が開かれるかもしれないですね(笑)。
金沢海釣り施設は『24時間無料開放』を基本に検討中!
そんな金沢海釣り施設ですが、新たな追加情報として、驚きの事実が判明しました。
すでに僕のTwitterアカウントでもリツイートしているとおりですか、たけのうち市議からの衝撃のツイートが…。
なんと金沢海釣り施設は『24時間開放』を基本に検討しているとのことでした。
さらに無料で!!!
旧福浦岸壁が新しく生まれ変わり、金沢海釣り施設ができるという話を聞いたころ、このような希望の声も上がっていましたが、まさか本当に現実のものとなるとは…。
24時間となると、イメージ的には横須賀にある「うみかぜ公園」のような感じなのか?
それとも大黒・本牧・磯子海釣り施設のような施設だけど24時間出入りできる感じなのか?
気になって仕方ないですね(笑)。
駐車場は当初予定していたとおり、約200台を岸壁の内側に設置。
この駐車料金が有料となり、管理費を賄うことになるとのこと。
いくらになるんだろう?
24h1,000円ぐらいかな?
金沢海釣り施設に懸念されることとは!?
そんな金沢海釣り施設ですが、無料で24hなんて、一見良いことだらけに感じたものの、逆に不安な部分も出てきちゃってるんですよね。
旧福浦岸壁や、八景島対岸の現実を知っている方は薄々と気になってると思いますが、、、。
金沢海釣り施設に懸念されること
金沢海釣り施設に懸念されることは、今のところこんな感じ。
- 24h無料開放が逆に不安?
- スロープの設置は良くも悪くも?
- 場所取りの管理は?
- 外国人向けの案内は?
- タモ網は届かない?
24h無料開放が逆に不安?
海釣り施設なのに24h無料開放ってすごいことだし、めちゃくちゃ嬉しいじゃないですか。
だけど、本当に大丈夫なのか、ちょっと不安になっちゃいますよね。
特に夜間はどんな人が入ってきてるかわからないし、無料となるとやっぱり誰でもかれでも集まってしまうので、マナーの悪い人たちも必然的に多くなってしまうから…。
マナーの悪い釣り場がどういう結末を迎えるのかは、皆さんご承知のとおり。
トラブルが続出して、あっという間に釣り禁止になってしまうなんてことも十分に考えられます。
そうなると、本当に24h無料開放って大丈夫なのかなって、逆に少し不安に…。
スロープの設置は良くも悪くも?
皆さんご承知のとおり、旧福浦岸壁も八景島対岸も、自転車やバイクで来る方も多いのですが、中にはバイクで堂々と護岸を走り回るような人もいて危ないんですよね。
今回の金沢海釣り施設には、釣り場となる3m上の護岸に上がるために、階段の他にスロープが設置されることがわかっていますが、同じようにそのスロープから上にバイクで上がる人も出てきてしまうのではないでしょうか?
道路じゃないですからバイクの通行は禁止になるはずですが、残念なことに、注意しても言うことを素直に聞かない人も、、、。
これまでの現状を見ているとあり得ない話ではないです。
そこで事故を起こしようものなら…。
場所取りの管理は?
それから場所取りの管理も気になるところ。
現状ある神奈川県内の海釣り施設では、釣り竿の使用本数や場所取りのルールが決められてたり、しっかりとした管理が行われています。
これがやっぱり24h無料開放となると、そのイメージでどうしても管理が難しいんじゃないかという気がしてしまうんですよね。
照明があると言っても、夜間は見えづらいですから。
どこまで見回りするのか、どこまで注意したりできるものなのか。
どこまで言うことを聞かせられるのか…。
外国人向けの案内は?
外国人対策も必要ですよね。
福浦周辺はタチウオが釣れるポイントとしても有名ですが、シーズンになると、タチウオ大好き外国人の方が多く集まります。
で、言葉が通じなかったり、トラブルを避けるために直接注意する人は少ないと思いますが、タチウオ釣り用のウキがかなり横まで垂れ流し状態になっていることがあるんです。
平気で3人横ぐらいまで(笑)。
ルアーで狙う人は当然ラインが交差してしまうので投げれないんです。
こういったトラブルを回避できるのか?
タモ網は届かない?
それからさっきも考察したとおり、護岸の高さですよね。
これは本当に気になるところなんですが、海面から5m程度であれば一般的に販売されている6mまでのタモ網があるので大丈夫ですが、それ以上になるとそんなに長いのはあまり販売していないので、大きい獲物が掛かったらまずいですよ。
あまり使っている人がいない落としダモの出番かもしれません。
いくら長いロッドを使用していても、その高さだとワラサやサワラなんかは当然ぶち抜けないですからね。
イメージとしては、そんな大物をぶら下げたままゴリ巻きできる強度のロッドとリールとラインのセッティングなら可ですけど…(笑)。
でも、口切れして落ちちゃう可能性高いのでやっぱり無理かな。
キーワードは「金沢海釣り施設」と「遊歩道」の共用運用
さて、ここまできて最後に一つ、忘れてはいけない重要な点があります。
今回新しくできる金沢海釣り施設。
実は海釣り施設と言っても、海釣り施設ではない可能性があるんです。
どういうことかと言うと、、、。
たけのうち市議のツイートをよーく見てもらうとわかりますが、、、。
「(仮)金沢海釣り施設・遊歩道」という言い方になっていますよね。
この金沢海釣り施設で忘れてはいけないのは、海釣り施設と遊歩道の共用運用をしていく場所ということです。
図を見てもわかるとおり、“遊歩道の上”に散歩している人と釣りをしている人の絵が描かれていますよね。
名称も金沢海釣り施設は(仮)です。
そうです。
海釣り施設と言っても、大黒・本牧・磯子海釣り施設のような、釣り人専用のガッチリ海釣り施設ができるわけではないでしょう。
金沢海釣り施設は、あくまでも一般の方との共有場所ということを忘れてはいけないんです。
近いものとしては「横須賀海辺つり公園」の24hバージョン、または「横須賀うみかぜ公園」に24hの管理体制が加わったような感じのイメージではないでしょうか。
「海釣り施設」という言葉を聞くとどうしてもイメージしてしまうものがあるので、釣り人としては、どうせできるなら有料施設でお金払ってでもガッチリ管理して、マナーバッチリの施設に…という期待もしてしまいがちですが、過度の期待はできないと思っておいたほうが良いかもしれません。
ただ、そうだとしても、全国各地釣り場がどんどん減少するこのご時世に、新しい釣り場を作ってくれる横浜市には感謝です。
どこまで釣り人の期待するものになるのか楽しみに待っていましょう。
まとめ
ということで、続報をもとに今一度金沢海釣り施設についてまとめてみました。
要点だけ書き出すとこんな感じ。
金沢海釣り施設の要点まとめ
- 約1kmの長さの護岸(防潮壁)上を海釣り施設・遊歩道として開放
- 護岸上へのアクセスには階段やスロープを設置
- 岸壁の高さは旧福浦岸壁より約+2~3m
- 防潮壁内側には約200台収容の有料駐車場あり
- トイレや売店等がある管理棟を設置し、ゴミ等の衛生管理・安全巡回を実施
- 24時間無料開放を基本に検討中(駐車場料金で管理運営を実施)
と、こんな感じになりました。
引き続き、新しい情報が入り次第、まとめていきます。
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