前回の東京湾ボートアジング釣行では、アジもそこそこに、外道で銀鱗のヒラスズキ、そして小中学生の憧れ?な黒鯛も釣ることができました。
▼関連記事:東京湾ボートアジングで銀鱗ヒラスズキ&黒鯛!
2020年にデビューした東京湾横浜ボートアジング。 絶不調とも言える陸っぱりと違って、沖のストラクチャーを撃てばコンスタントに良型のアジが顔を出してくれるボートアジングが本当に楽しい。 アジング初心者の方がコツを掴むのにも良い[…]
おかげで十分楽しめた釣行でした。
しかし、帰って寝てしまえば、またすぐに行きたくなるのが釣り人(笑)。
今回は仲間がいませんが、自身のレベルアップのためにも釣行を重ねたいということで、すぐに知人に連絡して出船の約束を取り付けました。
※2021年1月緊急事態宣言発出前の釣行です
ポイントは東京湾/横浜根岸湾
ポイントはいつも通りの根岸湾です。
爆風と波に苦戦
当日は北風が強くて、大丈夫かな?と思っていたのですが、、、。
予想は的中!
出船時してすぐ風波に突っ込んでいく船、、、。
波を乗り越える度に船首が大きく上下に揺れまくって、転覆しないか心配でちょっとチビりました(笑)。
それでもゆっくり進みながら何とか最初のポイントへ到着し、様子見で投げてみようということになったのですが、、、。
正直、何やってるかわかりません…(笑)。
風でラインはフケるは、船は揺れるわ流されるはで、レンジもテンションも安定しなくて、何が何だかわからない状態です。
これは無理!
すぐに移動してもらいました。
バチコン風胴付き仕掛けでファーストフィッシュ!
今回、爆風の中でも出船したことで初めてわかりましたが、船が煽られる分、風による影響は陸っぱりよりかなりしんどいですね。
ということでこれの出番。
今回試しに持ってきていたバチコン風タックル。
『バチコン』=「バーチカルコンタクト」の略で、エサ釣りの胴付き仕掛けと同じ考えで釣る縦釣りですね。
これなら風の影響も船の揺れの影響もそこまでなくアジを狙うことができます。
イメージとしてはボトムにいる大アジが、見慣れないワームに興味を示してバクバク!な感じだったのですが、、、。
釣れてきたのはメバルちゃん。
なんだかなー。
バチコンってどうなの?
あれって夜でも釣れるのか???
なんか釣れる気がしないっす、、、(笑)。
やり方が間違ってるのかもしれないし、これはちょっと勉強し直さないとダメだな。
風裏アジングでやっと本命
ってことで再びジグ単で攻められるような風裏へ移動。
そして過去に釣れていたポイントも数ヵ所回ってみたみたものの、魚探の反応がかなり薄い…。
これはかなり厳しそうだ。。。
それでも魚探に映るかすかな反応を信じて続けていると、、、。
やっとこさ本命のアジ。
とりあえず1匹です。
ただ、連発するようなことなく、ちょっと暗いところでやってみると、今度は「カサゴ」や「メバル」が釣れてしまいます。
本当に厳しいです。。。
桟橋裏で爆釣入れ食いラッシュ!
その後もポイントを転々として、何とか1匹追加したものの、北風爆風で魚の着き場も変わってしまったのか、これまで合計2匹という超厳しい状況。
船長もこの釣況から時間を押して粘ってくれていたので、このまま終わるのはイカンと、最後にお気に入りの桟橋に移動してもらいました。
この桟橋はこれまで比較的安定して釣果が出ているポイントでハズレはないはず。
しかし…。
ポイントについてすぐ開始してみるも、この日はまさかの反応なし!?
魚探への反応もほとんどない…。
何で、、、。
と思いながら、もう諦めようとした時に、一応裏側やってみようと、回り込んでみると、、、。
まさかの反応ビッシリ(笑)!
ええーーーっ!コッチだったの?
なんて言いながら釣りし始めると、、、。
入れ食い(笑)。
反応はボトムにべったり出ているので、いつもより重めの2.5gで落とし、そこから風で船が流されるのを利用して巻かずのドリフト。
これがドンピシャでハマってくれました。
釣果
最後のラッシュ時、すでにかなり時間を押してしまっていて、もうすぐ朝マズメじゃん?ってな時間になっていたので、まだまだ入れ食いモードの中、こちらから船長に声を掛けて終了としました。
釣果はアジ×14匹。
トータルとしてはショボいけど、何とか最後に入れ食いラッシュを味わえて楽しかったです。
まとめ
今回は何と言っても『北風爆風』というシチュエーション。これに苦戦させられた釣行でした。
ボートアジングと言えど、いつも全く同じところで同じように釣果があるとは限りません。
そりゃそうです。
“自然相手”ですから。
“風”、“潮位”、“水温”、“ベイト”、これらの要素で魚の付き場は変わるんですよね。
生き物だし、ある意味人間と一緒。
陸っぱりでもそうだけど、こうやって“魚の居場所”を探すのってとっても楽しいです。
それも“釣りの一部”だから。
また次回頑張りたいと思います。
SPECIAL★TACKLE
今回使用したオススメのタックルをご紹介します。
ROD ≪34≫アドバンスメント55 FPR-55 F-tuned
このロッドの魅力は何と言っても、F-tunedソリッドティップ(穂先)。豆アジの微細なアタリも、食い上げによるテンション抜けのアタリも、僅かな潮の変化もティップに違和感として現れます。掛かればとんでもない急角度で曲がるティップですが、バットは強い。アジングはロッドを上位機種にすると確実に釣果が上がります。
REEL ≪ダイワ≫16イプリミ1003
こちらは管理釣り場トラウト向けのリールですが、もともとそのようなドラグを出しながらやり取りする釣り向けに作られているリールなので、アジングに対してもすんなり使えてしまうリールです。ATD搭載でのドラグ性能、上位機種にも使用しているIシェイプZAIONノブでのスムーズなリトリーブ、そして自重210gという軽さに惹かれて使用しています。求めればもっと上位機種を使用したいですが、リーズナブルで良いものを求める方にはおすすめです。
SPECIAL★TOOL
今回使用したオススメアイテムをご紹介します。
LINE ≪YGKよつあみ≫チェルム アンバーコード SG D-PET/0.3号
アジングには絶対のエステルライン。その極細のラインだからこそアジの小さなアタリを捉えられます。ですが、弱いラインだとブチブチ切れてしまいます。その点、このアンバーコードは強度も兼ね備えているため、アジンガーの中でも評価が非常に高いです。
※ちなみに色付きより透明の方が同じ細さでも強度が高いです。
LINE ≪TICT≫ライトゲームコンパクトショックリーダー ボルドーレッド/3.5lb
新しく採用したフロロカーボンショックリーダー。メーカー独自の染色技術により光の乱反射を極力抑え、魚に警戒心を与えにくく、メインラインと色が違うのでラインの結束がしやすいです。これはイイ!
JIGHEAD ≪土肥冨≫レンジクロスヘッド/1.5g~2g
豆アジのかすかなバイトも高確率でフッキングする、超シャープな針先。その細く鋭く強いフックで、横浜アジンガーの間では断トツの支持率です。“掛けていく”アジングにおいて、針は『命』。信頼できるフックをメインに置きましょう。
JIGHEAD ≪34≫ストリームヘッド/1.5g~1.8g
テンションを張るだけで勝手にフッキングしてしまう、禁断のジグヘッド。
それが、ストリームヘッド。
吸い込みやすく吐き出しにくい一口サイズで口が小さく吸い込みの弱い豆アジも、捕獲率UP。
一見そのフックが大きすぎて心配に見えるけど、使ってみると普通にフッキングしてきます。
スナップ ≪アクティブ≫アジスナップ/SS
スナップは接続がかんたんな8の字形状のスナップを使用。クイック系のように開いたり閉じたりの必要はなく、瞬時に取外しができます。大容量でお得なのもGOODです。
SPECIAL★LURE
今回使用したオススメのルアーをご紹介します。
LURE ≪reins≫アジリンガー
陸っぱりアジンガーに人気のアジリンガー。一口サイズのワームで、リングボディと逆テーパー形状ピンテールの波動でアジを誘います。僕は陸っぱりではサイズ感と横の動きを意識する時に使っていますが、船でも小型シルエットを意識した時に使用してみて、安定したバイトを得ることができました。
LURE ≪Maria≫アジフラッター
特徴は「ディンプルフラットテール」。この大きく幅広のテールが、潮の変化をしっかり捉え、スローにフォールさせて吸込みバイトを誘発します。一見大きすぎ?と敬遠されがちですが、使ってみればその驚くほどの集魚力にビックリすることでしょう。本当に釣れるワームです。
タックルデータ
■リール:≪ダイワ≫16イプリミ1003
■ライン:≪YGKよつあみ≫チェルム アンバーコード SG D-PET/0.3号
■リーダー:≪TICT≫ライトゲームコンパクトショックリーダー ボルドーレッド/3.5lb
■ジグヘッド:≪土肥冨≫レンジクロスヘッド/1.5g~2g
■ジグヘッド≪34≫ストリームヘッド/1.5g~1.8g
■スナップ:≪アクティブ≫アジスナップ/SS
■ルアー:≪reins≫アジリンガー
■ルアー:≪Maria≫アジフラッター