皆さんはカワハギ釣りに行く時、餌は何を使っていますか?
魚釣りですから、色々なエサを試して、自分だけのマル秘の特エサを見つけるという作業もめちゃくちゃ楽しいですよね!
カワハギにおいてはどうでしょう?
皆さんは自分だけのスペシャル餌ってありますか?
さて、そんな中で今回は、カワハギ釣りにおいて、恐ろしいぐらいのコストパフォーマンスがある特エサ、『業務スーパーの冷凍アサリ』について注目していきたいと思います。
周りの名人に聞いたり、自分で使ってみたりで、色々とわかってきましたので、是非参考にしてみてください。
カワハギ釣りの餌は?
それではまずはカワハギ釣りの定番餌について。
カワハギ釣りの餌って何が使われているかと言うと、ド定番は皆さんご存知の『生アサリ』の剥き身。
断トツ、圧倒的に生アサリの剥き身がずば抜けて定番になっています。
ここまで定番になっていると、先人たちの長い長い歴史から、これが“1番”という証拠なんでしょうね。
そしてもう一つは虫餌のアオイソメも定番です。
他にも海老系を使うこともありますが、特に多いのはやっぱりアサリとアオイソメ、この二つです。
カワハギ釣りに”生アサリ”が良い理由
カワハギはアサリが大好きです。
人間も大好きなアサリですが、カワハギにもあの美味しさがわかるんですね(笑)。
部分的にはアサリの黒くなっている部分、ワタ部分が特にカワハギの大好物なので、針にアサリをエサ付けする際には、一番先に食いついてくるワタ部分に針先がくるように針付けを行います。
“生”のアサリは新鮮で、その香りや旨味が閉じこもっていて、集魚効果も抜群でしょう。
生アサリの入手方法
カワハギ釣りの餌の定番“生アサリ”。
これはどこで入手すれば良いでしょうか?
▶︎釣具屋の剥き身生アサリを買う
まずは釣具屋さんで買う方法。
釣具屋さんには冷凍の剥き身アサリが売っています。
もちろん餌用に考えられているので、カワハギ釣りにバッチリな小粒なサイズが揃っており、剥き身になっているのですぐに釣りに使用できるのでとても楽です。
しかし、その分、釣具屋に売っているのは少し割高になっています。
▶︎スーパーの生アサリを買う
そのコストを抑えたい、冷凍ではなく新鮮な“生”に拘りたい、という人は、スーパーで殻付きの生アサリを買うと良いでしょう。
そして、手間は掛かりますが、自分で殻を剥いてエサを作ります。
これが面倒でなければ、商品の値段という意味ではこちらのほうがコスパが良くなるかもしれません。
ただ、殻剝きの作業や手間を時給換算したらどうなんだって考えもありますが…。
▶︎潮干狩りで採った生アサリを冷凍しておく
あとは、潮干狩りシーズンに採ってきたアサリを冷凍しておく方法です。
これなら潮干狩り場所によっては買わなくて良いので、コスパ最強になります。
ただ、こちらも剥き身にして冷凍保存する手間は出てきてしまいますね。
カワハギ釣りで生アサリを使用する際に便利なアイテム
そんな生アサリを使用してカワハギ釣りをする際に便利なアイテムがあります。
まずは生アサリのヌメリを取ったり、締めてエサ付けを楽にしてくれるアイテム。
アイテム&用品
用品 ≪マルキュー≫ヌルとり5
アサリのヌルがたった5秒でさっぱり!カワハギ釣りで使用するアサリのむき身に付いたヌルを取るための専用液。使い方は簡単。生または解凍したアサリを適度な大きさの容器に入れたら、アサリが浸るくらい「ヌルとり5」を注ぎます。そして約5秒間、軽くかき混ぜたら液を捨て、海水で軽く洗ってから水分を切ればできあがり。ヌルが手にベタつくのを抑えるためハリ付けが抜群にしやすく、手返しが大幅にアップ。カワハギ釣りの時合を逃しません。釣り込むために欠かせない一本です。
用品 ≪マルキュー≫アミノ酸α
付けエサの食いが格段にアップ!魚が好むアミノ酸と『ウルトラバイト・アルファ』を主原材料とした粉末タイプの摂餌促進材。付けエサに振りかけるだけで摂餌効果が大幅に高まります。加工品、生、ボイルなどのオキアミはもちろん、魚の切り身やササミ、むきエビ、アサリ、コーン、さなぎなどに使えます。
それから、そのエサを入れて置く餌箱。
アイテム&用品
用品 ≪タカ産業≫ツケパック
漬け込み餌の水切りに便利なザル付き。アサリやオキアミなどのエサ入れにどうぞ!
これらは生アサリを餌にする際に、持っておくと非常に便利なアイテム。
むしろないと不便ぐらいのレベルなので、用意していくことをオススメします。
激安『業務スーパー』冷凍アサリは使えるのか?
カワハギ釣りに“生”アサリが良いことはわかりました。
でも、釣具屋の冷凍生アサリは便利な分ちょっと割高だし、とは言えスーパーで買ってきた安い殻付きアサリを自分で大量に剥かなきゃいけないのもかなり面倒臭いし…。
んじゃーここのアサリはどうよ!
ってことで買ってきたのは激安スーパーで有名な『業務スーパー』のむきアサリ。
これ、前々から気にはなってたんだけど、実際に使っている人がいて、ちゃんとカワハギを釣ってたのよ。
で、やっぱりいけるんじゃん!ってことで、僕も買ってきたんです。
そんでもって釣りに行きました。
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それでこの釣行で使ってみたところ、やっぱり普通に釣れまくったんですよ!!!
使える。
“業務スーパーのアサリは使える”と身をもって体感した釣行でした。
▶︎業務スーパーの冷凍アサリは「生」なのか「ボイル」なのか?
やっぱり業務スーパーのアサリは使えるんだ。
そうとわかれば、冷凍庫に入れておいて、いつでも使いたい分だけ持って行ってカワハギ釣りができる。
これは便利だ!
と思ったんですが、、、。
急に不安な点が出てきました。
『業務スーパー』の冷凍アサリって“生”だよな?
見た目はヌルツヤ感がないけど、全然バリバリ絶好調に釣れたし、新鮮さがない“生”なのかなとか、そんな感じだろうとは思っていたんですが、よくよく袋を見てみると…。
加熱の有無は「加熱してありません」表示。
だよね???
ってことは“生”。
やっぱりバッチリじゃん!!!
…と、思ったんですが、、、。
あれ?
「軽く湯通ししております」って…???
“湯通ししてあるけど加熱してない”ってどういう意味だ?
おいおーーーい、、、。
でも、これ、やっぱりそうか。
そうだよな。
生のアサリと並べて比べてしまえば一目瞭然でした。
やっぱり明らかにヌルツヤ感が全然ないし、業務スーパーのアサリは湯通ししたボイル冷凍アサリで確定!です。
※真実は不明ですが「湯通しした」という文言からボイルと判定
やっぱり違ったか。。。
“生”だったら最高だったんだけど、、、。
でも、実際に釣れたんだし、使えるんだからいっか!
▶︎業務スーパーの冷凍アサリのメリット
業務スーパーの冷凍アサリは使える。
これでいいじゃん!
ってことで、じゃあ業務スーパーの冷凍アサリのメリットってなんぞや?ってところ。
これはもうズバリ!安くて使えるってところ(笑)。
そのまんまやん!って感じですが、もうやっぱりそれですよね。
釣れるんだからコスパが良いほう選びたくなるのは普通です。
あとは、あれ。
エサ付けが非常に楽。
湯通しされているので、生で剥いたばかりのアサリと違って業務スーパーの冷凍アサリはヌメリが全くありません。
なので生アサリで良く使う「ヌルとり」の液や、塩締めの「バクバクソルト」といった、所謂ヌメリ取りなどをする必要がないのはメリットとも言えると思います。
▶︎業務スーパーの冷凍アサリのデメリット
逆に業務スーパーの冷凍アサリのデメリットとは何でしょう?
釣り餌用の生アサリに比べると、劣る部分はやっぱりいくつかあります。
それは2つ。
サイズ感
まず一つ目はサイズ感。
業務スーパーのアサリは食用なので、釣り餌用と比べるとサイズが大きめになっています。
エサが大きければお買い得?と思いそうですが、実はカワハギ相手には逆効果なんです。
カワハギは”エサ取り名人”と言われるだけに、釣り人にバレないようにエサを食べるのが非常に上手い魚。
なるべくコンパクトに針にエサ付けしないと、針から飛び出た部分からエサを取られやすくなってしまい、手元にアタリを感じる前にいつの間にかエサがなくなっているという状態になりやすいんです。
このエサの大きさのについては、カワハギ釣りにおいてかなり重要なキーポイントになってきます。
エキス不足
そしてもう一つがエキス不足です。
エキス不足とは一体どういうことなのか?
それは、アサリを剥いたばかりだと、殻の中からアサリのエキスが溢れてきますよね!
そして身の中にもエキスがジュワッと入っているに違いありません。
しかし、業務スーパーの冷凍アサリのようなボイルアサリになってしまうと、身の中に閉じこもっていた旨味エキスが外に流れ出てしまいます。
その分、身から出るエキスの匂いや食べた時の美味しさも半減してしまっているでしょう。
やっぱりそこは“生”のほうが強いです。
その他にも“生”の剥きアサリと比べると、身の固さや千切れやすさも違ったりするけど、それはあまりデメリットになってないかなという気がするので割愛します。
『業務スーパー』の冷凍アサリは激安!
で、激安激安言ってるけど、業務スーパーの冷凍アサリってどんだけ安いの?
ってのはコレ。
500gで税込504円。
※2021年11月某店舗時点
ちなみに先ほどご紹介したとおり、釣具屋で買える冷凍”生”アサリを例にすると、、、。
- ≪マルキュー≫くわせ生アサリ 税込440円/80g(約70粒)
- ≪マルキュー≫カワハギゲッチュ 税込1,936円/200g
※2021年11月時点某釣具店調べ
全部を約500gにして比較した場合…。
くわせ生アサリ → 2,750円
カワハギゲッチュ → 4,840円
業務スーパーの冷凍アサリ → 504円 激安!!!
ということで、業務スーパーの冷凍アサリが恐ろしいぐらい激安なのが一目でおわかりいただけたでしょう。
これで釣れるならこれでいいじゃん!となるのは当たり前ですね。
カワハギ釣り名人に聞く!「生アサリ」と「業務スーパーのアサリ」を使い分けよう!
そんなこんなで、“生”アサリと業務スーパーの冷凍アサリについて比較してきましたが、どちらでもカワハギは釣ることができるということがわかりました。。
でも“釣れる”という点に注目すれば、“生”アサリが勝利するでしょう。
逆にコストで言えば圧倒的に業務スーパー。
あなたならどっちにする???
と、ここでカワハギの餌について僕の周りにいる色々な釣り名人に聞きましたよ。
一人はもう「ボイルは絶対だめ。食わない。」と即答するほど否定的でした。
使った実績はあるようですが、絶対的に“生”アサリに自信があるようでした。
そしてもう一人。
陸っぱりからボート釣りまでマルチにこなすアングラー、たけ(@1091take)さんからいただいた面白いお話があったのでご紹介します。
「渋い時ほど餌はフレッシュで小粒なアサリが必須」です。
というお話。
シーズン初期は業務スーパーの冷凍アサリでもバリバリ食う。
しかし、渋い状況や、水温が下がって深場へ落ちるようなシーズン後半になってくると、フレッシュで小粒なアサリのほうが強いと言うのです。
なるほど…。
これは数々の経験に基づいた貴重なアドバイスです。
そうだよね。
渋い時にはやっぱり“生”アサリから出る旨味エキスが食欲をそそるだろうし、つまみ食いみたいなアタリを掛けていくためにも小粒が有効なんですね。
そうか、、、。
ということはやっぱり一番は“生”アサリ。
そしてコスパを考えるなら、“生アサリ”と業務スーパーの冷凍アサリを、時期によって、状況によって使い分けると良いということでしょう!
まとめ
今回はカワハギ釣りの餌について語ってみました。
特に激安の業務スーパーの冷凍アサリは注目でしたが、使えるというのはわかったものの、釣るために一番良いのはやっぱり“生”アサリという結果になりました。
コスパ重視か、釣果重視か。
これで色々と検討していけば良いと思います。
釣っても楽しい、食べたら最高に美味しいカワハギ釣り。
是非参考にしてみてください。
カワハギ釣りのおすすめ“生”アサリ餌
それでは最後に!
カワハギ釣りのおすすめ“生”アサリ餌をご紹介します。
餌
≪マルキュー≫カワハギゲッチュ
小粒の新鮮アサリをギュッと塩締め!手むきした小粒の生アサリ。水管、ベロ、ワタが整ったものを、独自製法でしっかり締めました。ハリ付けがしやすく、手返しが大幅にアップ。エサ持ちもよく、本アタリに持ち込めます。冷凍加工で鮮度をキープ。溶けると、むきたてのような身質です。
≪マルキュー≫くわせ生アサリ
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