2023年、釣具メーカー最大手のダイワ(グローブライド)が販売価格改定を発表しました。
販売価格改定というと聞こえは良いですが、実際は‟値上げ”です。
これは世の中の流れ的に仕方のないことですが、、、。
何が値上がりするのか?
そしてどのくらい値上がりするのか?
ってのがみんなが気になるところ。
ということで、今回は2023年のダイワの価格改定=値上げについて見ていきましょう。
日本の物価上昇が釣具業界を襲う!
物価の上昇。
2022年から日本のありとあらゆる物の値段が上昇し、2023年に入ってもその勢いは止まりません。
食料品、調味料、酒類、菓子など、平均して10%以上の値上げが見られるそうですが、釣具業界もその波に飲みこまれています。
ピュアフィッシング、imaなど各社価格改定を行っており、昨年秋に発売された新型komomoなんて税込定価が2,530円でしたからね。
ビッグベイトじゃなくて普通の12cmクラスのミノーがですよ?
少し前はこのぐらいのサイズのルアーって1,800円ぐらいだったと思うんですが、これからのルアーの値段ってそのぐらいになっちゃうんですかね?

アジングのフックで人気の土肥富も値上げとなり、思わず記事にさせていただきました。
2022年秋。 アジンガーの皆さんに悲報が舞い込んできました。 アジング用のジグヘッドとして超人気のレンジクロスヘッドを始め、土肥富社製のフックの一部が値上げとなってしまったのです。 原材料の高騰による釣[…]
こういったように、釣具業界にもどんどん物価上昇の影響が押し寄せてきています。
2023年もまだまだ価格改定=値上がりの発表が続くと見込まれています。
2023年ダイワがロッド&リール&用品の一部値上げを発表!

そんな時に釣具業界最大手のダイワも値上げを発表。
公式メッセージは以下のとおり。
お客様各位
出典:ダイワ
平素は弊社製品をご愛用いただき厚く御礼申し上げます。弊社では、これまで度重なる原材料費・運送コスト等の高騰を徹底したコストダウンと諸経費の削減により吸収してまいりました。しかしながら、もはや自助努力で吸収することは困難な水準に達した為、誠に不本意ではありますが、一部現行品の販売価格を2023年1月20日(鮎関連商品は2022年12月26日)より改定(値上げ)させていただくことと致しましたので、ここにお知らせ申し上げます。お客様におかれましては、何卒諸般の事情をご賢察いただき、ご理解とご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
そして注目の値上げ率は、リール平均3.8%、ロッド平均4.6%、用品平均15.7%となっています。
驚くべきは用品平均が15.7%ですと!!!
例えば2,000円するルアーが対象だった場合、2,314円になるんですよ。
これ、結構大きいですよね…。

そんでもってロッドやリールといった高額品の値上げも気になるところですが、、、。
これについてはさらに気になる話があります。
ダイワは短期間で2度目の値上げ
実はダイワの値上げ、価格改定は久しぶりでもなくて、ついこの間行われたばかりだったんですよね。
前回の価格改定は2022年7月1日に値上げが行われました。
この時の値上げ率はロッド平均3.2%、リールは平均5.2%の値上げとなっていました。
でもって今回のロッド平均が4.6%、リール平均が3.8%UPですよね。
これ、対象商品が被ってるのかどうかが不明ですが、もし被っていたとしたらどうなるかって計算するとこうなります。
ロッド | リール | |
2022年7月1日 | 10,000円→10,320円 | 10,000円→10,520円 |
2023年1月20日 | 10,320円→10,795円 | 10,520円→10,920円 |
直近価格改定前~改定後 | 10,000円→10,795円=7.95%UP! | 10,000円→10,920円=9.2%UP! |
ロッドは7.95%UP!リールは9.2%UP!となりました。
これ被ってなかったとして、今回の値上げだけでも元々が高額な商品だと幅が大きくなるので、ロッドやリールはおよそ500円~5,000円ぐらいの値上げがあるんじゃないかと思います。

まだ半年も経過しないところでの値上げとは、ちょっと異常かも…?
2023年ダイワのロッド&リールの値上げはいつから?
それでは、2023年ダイワのロッド&リールが値上がりするのはいつからなのでしょうか?
これは釣りフェスティバル2023の開催と同時に行われるようです。
ということは…。
2023年1月20日(金)から値上がりします。

これは急いだほうが良いのか?
欲しい物は買っておいたほうが良いパターンだよね?
釣具が値上がりする原因は?

そんなこんなの釣具の値上げ。
釣具メーカーだって単純に好きで値上げしているわけではなく、ほとんどのメーカーが仕方なく値上げに踏み切っているのです。
では、値上げをせざるを得なくなった理由は何なのかというと、、、。
主に2つの要因があげられています。

釣具の価格高騰の要因
- 原材料の物価高騰による値上げ
- 円安の影響による値上げ
▶原材料の高騰による値上げ
釣具の値上げの要因のひとつが原材料の高騰です。
原材料が上がれば商品価格が値上がりするのは必然の流れです。
その原材料高騰の原因は、新型コロナウイルスの感染減少と言われています。
コロナ禍によって停滞していた世界各国の経済活動が再び動き出したことによって、世界的にエネルギーの需要が高まり価格が上がったというのです。
▶円安の影響による値上げ
もうひとつが円安の影響です。
円安になると輸入品が高くなります。
日本は燃料や原材料の多くを輸入に頼っているので、輸入コストが増加がそのまま商品価格の値上がりに反映されてしまいますよね。
戦争の影響もあって、原油がロシアから輸入し難くなったことは各国大きな影響を受けていると思われます。
ダイワ以外のメーカーのロッド&リールも上がる!?
そんなこんなの要因で値上がりが避けられない釣具。
今回は2023年1月20日から一部のロッド&リールの値上げを行うダイワ製品についてのお話でしたが、その他のメーカーも各社値上がりは続くと思われます。
となると気になるのは釣具業界最大手、ダイワと並ぶシマノ製品ですよね。
これはダイワが値上げしてシマノが値上げしないはずがないというのが普通の見方でしょう。

言ったらシマノだけじゃないですよね。
どこのメーカーだって、置かれている現状はさほど変わりないんですから。
自社工場を持っていたとしても、さすがに原材料までは全て自社で賄えないですからね。
ダイワもシマノもそれ以外のメーカーも、2023年に製品の値上がりの話が出てくる可能性は非常に高いでしょう。
値上げ前の在庫がお得で狙い目!
となると、気になるのは今、釣具屋さんの店頭にある在庫です。
店頭に並んでいるロッドやリールの値段はどうなるのか?
基本的にそれまでにあった釣具の値段は据え置きのはずです。
※もしかしたら変更してくる店があるかもしれませんがそれは聞いたことないので不明
消費税が上がる時にはその日を境に一斉に全ての商品の値段が変わりますが、今回の話はそれとは違います。
つまり、値上げ日以降に入荷する製品が対象になってくるんです。
ということは、それまでにあった釣具は値上げ前の価格で置かれているはずなんです。

だったらこの在庫が狙い目じゃんね!
ってことですよ。
欲しい物があるなら、値上げ前の在庫を狙うべし。
釣具屋さんへレッツゴー!
まとめ
ということで今回は、2023年ダイワのロッド&リールが一部価格改定する、値上げ実施のご報告でした。
ダイワ製品の値上げはもう間もなくです。
釣具屋さんに欲しい物が残ってたら今のうちに買っておきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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