2020年の相模湾の熱い夏がやってきた。
相模湾の夏、と言えばまず最初に浮かぶのはシイラ。
シイラも暴れん坊で強烈な引きが楽しいですよね。
食べても美味しい魚ですし。
ただ僕はここ数年はシイラ船よりキハダ &カツオ船に乗って『夢』を追いかけています。
年に1回か2回ほどしか行きませんが、一生に一度はマグロを釣ってみたいですもんね!
お土産のカツオも超美味だし!
コマセキハダ &カツオ船の開幕が遅れた相模湾
そんな相模湾のコマセキハダ &カツオ船は毎年8月1日に解禁。
今年はどうだ?と思っていたら全然ダメ。。。
釣れてない、釣れてない。
良い情報が全く入ってきませんでした。
このまま今年は不漁で終わってしまうのかと不安視されていましたが、8月も終わりになってやっと良い群れが入ってきた模様で、ようやく各地から開幕宣言が出始めました。
急遽決定!爆釣中!相模湾キハダ &カツオ船
そんな情報が入ってきたのは、ちょうど次の休みに何を釣りに行くか悩んでいた頃。
三浦半島の青物は“食わないボイル”にフラれ続けていたし、その後も釣れていない様子。
それならこの時期たまに行く伊豆地磯のロックフィッシュにしようか、釣果ほぼ確実の横浜豆アジサビキングにしようか、ハゼ釣ってハゼマゴチしようか、とにかく色々悩みました。
で、またその次の休みの天気予報を先に見てみると、曇り&雨で台風9号の影響が出そうな状況。
そうなると“釣れている今”台風が来る前に行っておかないとダメ。
今しかない!と、急遽相模湾のキハダ &カツオ船に乗船することに決めました。
出船!

船宿さんは初めて行く船宿さんでしたが、無事に出船1時間前に到着。
支度をしていてふと気づきました。
ライフジャケット忘れた。。。
またやってしまいました。
先日もマダコ船に乗った時に忘れて船宿に借りたんだけど、また借りることになってしまった。
しかも今度はガチンコオフショアタックル決めッキメなのにオレンジ戦隊、、、。
めっちゃ恥ずい。。。
ということで偏光グラスを早々に装着して、釣りするまではマスク着用で「自分は今別人なんだ」と思い込むようにしてました(笑)。
そして船に乗り込んだらまずは出船前のご挨拶。
この日はミヨシのルアーマンは僕一人。
ただ、右舷左舷の前方のコマセ釣りのお二方がルアータックルも持ってきていて、コマセもルアーも両方やるとのことでした。(右舷:Aさん/左舷Bさん)
1人も良いけどパターンを共有したり、会話ができる仲間がいるのも心強いですね。
そしていよいよ出船です!
海水氷作り

今回の船は出船してしばらくしたらホースから水が出てきました。
そうしたらまずは海水氷を作ることから始めます。
美味しい魚を食べたいなら基本中の基本ですね。
相手は痛みやすい魚な上に、この猛暑の中ですから尚更です。
釣りを始める前にクーラーの中は海水氷でキンキンに冷やしておきましょう。
本カツオ&キハダのポイントは相模湾小田原沖!

その後すぐイキナリ鳥山があったのですが、船は止まることなくスルー。
どうやらイナダ&ワカシみたいでした。
そこからどこまで走るのかなーと思っていたら意外と走り約1時間。
ポイントに近づくと船団が見えてきました。

場所を確認すると相模湾小田原沖。
どうやらこの付近で最近釣果が上がっているようです。
となると、今なら小田原近辺の船宿を選んだほうがお得かもしれませんね!
と、船団に近づいてきたのですが、、、。
鳥山もナブラもボイルもない。
むしろ凪。
こんなんで本当に大丈夫なのか!?
釣り始めは本カツオ狙いで大爆釣!
船長の指示は本カツオ狙いなら10〜15m、キハダ狙いなら30〜40mとのこと。
かなり浅いですが、ルアーマンにとっては好都合です。
船の速度が遅くなり、そろそろ投入の合図かなと思っていると、右舷のAさんはエビングをセット。
僕はメタルジグをセットしていたのでジギングから始めていきます。
1流し目は不発で、2流し目はシンペンをセットして表層を攻めていきました。
しかしこれも不発。
…もしかして今日やばいの?
なんて思いながら3流し目へ移動中にふと後ろを見ると、なんと左舷Bさんがすでに本カツオをGETしていました(笑)。
やられたー!
と思いながら何かが違っているんだと作戦を変更して3流し目にトライ。
指示棚より10mぐらい下まで落とし、そこから誘い上げてきます。
そして指示棚に入ってきた辺りで、竿を引ったくっていくようにカウンターHIT!
ギャンギャンな引きに本カツオを確信!
時折ドラグを引き出せばパンパンカツオの確率が高い。
船まで寄せたら顔の向きを確認してそのままブチ抜き!

で、今シーズン初の本カツオをGET!
嬉しい!
久しぶりに本カツオの暴れん坊な引きに嬉しさ満点です!
カツオの血抜き
カツオを釣り上げた時の処理について、血抜きするのかしないのかは賛否両論ありますが、僕は釣れたら即血抜き派です。
船に上げた時、カツオは強力なバイブレーションをしてるので、暴れて身が痛まないよう押さえ込み、手をエラに突っ込んでそのままむしり取るように握りつぶして〆ます。

エラに手を入れた時点で大量に血が抜けますが、そのままバケツに突っ込んでさらにしばらく血抜きをして、船の流し替えをする際に海水氷で冷やしておいたクーラーに仕舞う感じですね。
血が多い魚なので全ての血抜きはできませんが、暴れさせないことと温めないことも重要視しつつ、なるべく血抜きをしたいので、こんな流れが良いと思っています。
1流し1投が基本!?の本カツオ&キハダは手返しが重要!
本カツオ&キハダ船に乗ったことがある方はご存知のとおり、この釣りは素早く通り抜ける群れを追いかけ続ける釣りです。
船長が魚探を見て、群れが抜けたタイミングで「はい上げて」と指示があり、またすぐ群れの前に入って通過するタイミングを見計らって「はいどうぞ」という指示が出ます。
この繰り返し。
この群れが通過する間がチャンスタイム。
通過する時は水面にナブラが通り過ぎたり、偏光グラスをしていればカツオが走っているのを見ることができる時もあります。
群れが大きければ完全通過するまでの時間が長いでしょうし、エサや活性などの状況によりステイする時間が長い時もあると思います。
ですが、基本は1流し1投〜2投ぐらいが実際のチャンスタイムと思っておいたほうが良いので、いかに手返しよく釣りをするかがキモになってきます。
たまにいつもより船が長めに止まっていることがありますが、後ろで船長がオマツリほどきをしていただけで、魚がいるから止まっていたわけではなかったみたいなことがあります。
それに気づかず一生懸命釣りをしてると体力を無駄に消耗することになるので、周りの状況も見ながら釣りをすると良いでしょう。
本カツオはパターンを見つけて入れ食い連チャン爆発!
釣ったらすぐ血抜き。
そしてすぐさまルアーを再投入!
群れが残っていればすぐHITします!
『入れ食い』です!

釣れた時は水深は何メートルだったのか。
誘いのパターンはどういった誘いだったのか。
これをしっかり覚えておいて再現性が確認できればこっちのもの。
HITパターンさえ掴んでしまえば怒涛の入れ食いで、1流し3連続キャッチする場面もありました。
少し余裕が出たら色々なパターンを試してみると、自分の中での引き出しが増えるので色々と挑戦してみましょう。
本カツオがバラシ皆無!ブチ抜きでもキャッチ率100%達成!
ガンガン釣れる本カツオ。
実はルアーでの本カツオ釣りって本当はバラシが多い釣りなんですよね。
本カツオのバラシが多い理由は“口が弱い魚”だから。
今まで何度もこの釣りをやってきて、本カツオのバラシの多さは非常に気になっていました。
数年前に乗船した時も、船長から「口切れしてバレやすいからタモ使ってねー」とか「お客さん同士でなるべくタモ使ってねー」とか、マイクで指示が出ていたほどですし、カツオの場合はなるべくネットでランディングしてもらうしかないんだなーと、なんとなく「しょうがない」で片付けていました。
しかし今回は、急にひらめいた“ある対策”をしていったところ、なんと見事にキャッチ率100%を達成。
※1匹デブカツオを左舷Bさんがネットランディングしてくれるって言って、ライン絡みのランディングミスバラシがあったのは除きます
これには正直ビックリするぐらいの効果を実感しました。
気になる方は下記の最後にリンクを公開してますので、よろしければご覧ください。
本カツオ釣りの攻略法。
もしかしたら魚の活性が高かったからたまたまだよとか、超デブカツオじゃないからだよという可能性もありますが、今まで散々経験してきたあのバラシが多い本カツオ釣りで結果的に100%キャッチという成果があったので、僕的には絶大な効果を体感できました。
同じような悩みを持っている方がいましたら、良ければ参考にしてみてください。
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