またひとつ、釣り業界に悲しいニュース。
沖釣り専門釣り雑誌『つり丸』の休刊です。
『つり丸』と言えば、船釣りをする方なら知らない方はいないであろう、誰もが一度は目にしているはずの沖釣り雑誌の一つ。
それがまさかの休刊とは…。
また改めて、時代の変化というものを感じさせるニュースでした。
沖釣り専門釣り雑誌『つり丸』が休刊!
あの有名な沖釣り専門釣り雑誌『つり丸』が休刊した。
沖釣り専門誌と言えば「つり丸」「つり情報」を知らない人はいないだろう。
その内の一つ、「つり丸」の公式ホームページにはこのような声明がありました。
雑誌『つり丸』休刊のお知らせ(2022年5月13日)
出典:つり丸
1999年の創刊以来、皆様にご支援いただいてまいりました隔週刊「つり丸」ですが、2022年5月13日発売の6月1日号をもって休刊することとなりました。沖釣り専門誌として「楽しく釣って美味しく食べる」をテーマに沖釣りの楽しさを伝え続けてまいりましたが、残念ながら、雑誌での役割を終えたと判断させていただきました。23年もの間、ご支援いただきましたことに感謝申し上げるとともに、ご愛読いただきました読者の皆様、ご協力いただきました船宿の皆様、ご支援いただいた各関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。
読んでみると泣ける…。
「雑誌での役割を終えた」なんて、、、悲し過ぎる一言、そして深すぎる一言です。。。
僕も船釣りに行く時はよく勉強させていただいてただけに、本当に残念。
本当に23年間お疲れさまでした。
近年の‟釣り雑誌休刊”と‟出版社倒産”
今回のつり丸のように、釣り雑誌が休刊・廃刊になるのは、もはや珍しいことではありません。
数年前からいくつかの出版社が倒産し、釣り雑誌は少しずつ減ってきているのです。
▶『地球丸』倒産でルアーフィッシング専門誌『Rod and Reel』休刊
釣りだけでなく、キャンプやアウトドア関連の書籍や雑誌の発行で定評があった『地球丸』は、2019年に倒産。
僕もよく読んでいたルアーフィッシング専門誌「Rod and Reel」は、2018年4月発売の6月号をもって休刊していました。
その他、複数の定期雑誌を発刊するなど、年間50冊前後のアウトドア関連の単行本やムック本を発刊していましたが、設立から34年という長い歴史に幕を閉じることになった。
負債総額は7億円。
▶『海悠出版』倒産で月刊誌『磯・投げ情報』休刊
釣り関連の雑誌・書籍を専門とする出版社『海悠出版』は、2018年に倒産。
そんな海悠出版の看板といっても過言ではない釣り雑誌「磯・投げ情報」は、2018年7月発売の9月号を持って休刊。
「磯・投げ情報」以外にも、ムック本や魚料理関連の書籍など多数の雑誌・書籍を発刊し、DVD関連商品の製作にも注力していて売上高は好調のはずだったが、時代の流れを受け、設立から26年で幕を閉じてしまった。
負債総額は1億741万円。
陸っぱり釣り情報と言えば「磯・投げ」と言われ、多くの釣りファンから愛されていた月刊誌の休刊には衝撃を受けた方も多かったでしょう。
この僕も「磯・投げ」を見て読んで育ってきた世代で、今でもたまに中古雑誌を見返すこともあるほど、好きな雑誌の一つです。
そんな『磯・投げ情報』ですが、、、。
2019年5月、株式会社メディアボーイより復活しています。
これも当時大きな話題となりましたね。
今でも現役ですが、こういった雑誌はいつまでも続いていって欲しいですね。
※2022年5月現在
雑誌の廃刊!出版社倒産!インターネット時代が起こす‟釣り情報”の変化
釣り雑誌が廃刊になる、そして出版社が倒産する理由。
それはインターネットやSNSの普及による情報入手の多様化にほかならない。
しかも大概の情報が‟無料”で手に入る時代となれば、紙媒体の需要減退、出版物不況は必然の流れと言えるでしょう。
今はYouTubeといった動画のネット配信もあるので、釣りDVDももはやオワコンだ。
とは言え、希望が全く失われたわけではなく、「究極的」なものや「オリジナリティー」のあるものは勝ち残る可能性も高く、敢えて‟紙”だから見やすいといったものもある。
世代的には“紙”のほうが見やすいといった方もいるでしょう。
だから、全ての紙媒体がなくなるとは思わないけど、、、。
今後、釣り雑誌業界はどうなっていくのだろうか…?
まとめ
ということで今回は、釣り雑誌『つり丸』の休刊、‟雑誌廃刊&出版社倒産”に感じる時代の変化について、お話させていただきました。
本当に時代はすごいスピードで進化していますね。
仕事もプライベートも、この時代の変化についていかないと、どんどん置いて行かれてしまいます。
果たして年を重ねて老いていく脳が、どこまで追いついていってくれるだろうか…(笑)。
あと10年、20年と経った時、未来はどんな姿になっているのか。
楽しみでもあり、心配でもあります(笑)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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