釣り情報を売る?買う?新フリマサービス「釣りマ!」は成功するのか?

今、釣り業界を騒がせている新サービス「釣りマ!」はご存知でしょうか?

簡単に言うと、、、

個人の釣り人同士で釣りに関するあらゆる情報の売買が可能となる“釣り情報のフリマサービス”です。

これまでただ単に趣味で遊んでいた釣りに関することを、『情報』として売ることができる。

逆に、釣りに関して知りたい情報を買うこともできる。

その情報とは、なかなか入手しづらい秘密の「釣り場のポイント」をはじめ、「詳しい釣り方」や「釣るために必要な釣具」など。

釣りを楽しむための情報なら何でも売り買いできるというのです。

これは気になりますね…!

でも、、、これって現実的に使えるサービスなのか???

最近釣りを始めた入門者の方はピンとこないかもしれないけど、釣りをある程度やっている人ならこのサービスの“最大の弱点”に気付いているはず。

この弱点を「釣りマ!」は、どう克服しているのか?

言い方を変えれば、これを克服できていなければ「釣りマ!」の成功はないとも言えるでしょう。

果たして、、、。

※追記8/19:【重要】2021年8月31日(火) 18:00をもって「釣りマ!」の全サービスを一時停止が決定

釣り情報フリマサービス「釣りマ!」始動!

2021年8月。

株式会社東北新社(東京都港区・中島信也社長)が、釣り情報に特化した情報フリマサービス「釣りマ!」の提供を開始しました。

「世に出回ることが少なかった“詳細な釣り情報”のシェアを活性化させることで、より良い釣果を得られる釣り人を増やしたい」という考えのもと、情報を売る人にとっては「今まで足で稼いで得た釣り情報がお金に変わる」、情報を買う人にとっては「今まで簡単には手に入らなかった情報が手に入る」。今まであるようでなかった新たな釣りサービスを目指しています。

株式会社東北新社プレリリースより

こう聞くと、とても面白そうなサービスじゃないですか。

趣味の釣りでお金を得られたら最高だし、本当に欲しい情報なら買ってもいいかもですよね!

釣り情報フリマサービス「釣りマ!」提供の東北新社とは?

それではこの、釣り情報フリマサービス「釣りマ!」の提供をはじめた『東北新社』とは、一体どんな企業なのでしょうか?

失礼ながら僕は知らなかったのですが、調べてみると、どうやら「映画」「CM」などの映像業界では超有名な大手企業らしい。

商号 株式会社 東北新社
本社所在地 〒107-8460 東京都港区赤坂4丁目8番10号
TEL:03-5414-0211(代表)FAX:03-5414-0404
創立 1961年4月1日
資本金 2,487,183,264円(2018年3月31日現在)
社員数 単体:880名 連結:1,571名(2021年3月31日現在)
事業内容 映像に関するあらゆる事業を行っている「総合映像プロダクション」。
CM制作、プロモーション制作、グラフィック・WEB制作、音響・字幕制作、番組・映画制作、ライセンス営業、BS・CS放送関連事業、ネット配信事業など、幅広い事業を展開。
TAK
TAK
超有名企業みたいですね…。
知らなかった…。

そう思うと、釣りにはあまり特化していない企業だと思うんですが、なぜ映像会社が今、新たな釣りのサービスを始めようと思ったのでしょう?

やはり今のこの“コロナ禍”な世の中。

アウトドア需要の高まりを受けて、そこに向けたサービスに注目したのかもしれませんね。

それにある意味、専門外だからこそ思いついたサービスとも言えるかもしれません。

釣り情報フリマサービス「釣りマ!」とは?

それでは今一度、釣り情報フリマサービス「釣りマ!」について確認していきましょう。

「釣りマ!」とは、個人の釣り人同士で情報の売買が可能となる、釣り情報のフリマサービスです。

  1. 個人が持っている釣りに関する秘密の情報を買うことも売ることもできます。(秘密のポイント、秘密の釣り方など)
  2. 釣りに関することなら何でも、欲しい情報を依頼することが可能です。
TAROU
太郎
儲かるのかワン?儲かるならやりたいワンね!

「釣りマ!」のポイント制度

釣りに関する情報の売買はクレジットカード 又は「釣りマ!ポイント」を介して行われます。

販売者は、販売利益として「釣りマ!ポイント」を獲得でき、「Amazon ギフト券」「App Store &iTunes コード」「Google Play ギフトコード」に交換可能なデジコに交換することができます。(1 円=1 釣りマ!ポイント)

「釣りマ!」サービス開始記念キャンペーン中!

「釣りマ!」サービス開始記念として8月 31 日までの期間限定でお得な 3 つのキャンペーンを開催中です。

(1)新規会員登録キャンペーン 先着 2500 名限定で 400 円分ポイントプレゼント!

(2)釣果情報投稿キャンペーン 先着 150 名限定で釣果情報の出品 2 件以上で 1,000 円分ポイント プレゼント!

(3)釣り場をキレイに!ゴミ拾い写真投稿キャンペーン 抽選で 100 名様に 1,000 円分ポイントプレゼント!

「釣りマ!」で一番知りたい情報は“釣り場のポイント”

それでは、釣りに関する様々なことを売り買いできるとしたら、一番売れる情報=一番知りたい(買いたい)情報とは一体何でしょうか?

これはやっぱり“釣り場のポイント”に関する情報じゃないでしょうか?

一昔前は現地や釣具屋さんでの対面による情報交換や、雑誌やムック本でしか得られなかったものが、近年はインターネットやSNSの普及により、様々な情報が、誰でも簡単に、そしてスピーディーに共有されるようになりました。

しかしながらここ数年は、モラルやマナーを守れない釣り人が爆増しており、釣り場が荒らされてしまうのを懸念して、メジャーなポイント以外、詳細なポイントはあまり公開されない傾向が強いです。

そこで釣り入門者の方々などは、それは「どこで釣れるの?」というのが、一番知りたいところなのではないでしょうか?

TAROU
太郎
なんかイイ情報知りたいワンね!

特に大きい魚や憧れの魚をいつも釣っている人や大漁の釣果情報を見ると、知りたくなるのは当然のことと思います。

だからきっと「釣りマ!」で一番売れる、買われる情報は、“釣り場のポイント”に関する情報になるのではないでしょうか?

次にくるのはおそらく”釣り方”だと思います。

“釣り場のポイント”を教えることは「損」?

そう。

一番知りたいのは“釣り場のポイント”であり、だからこそ売れるのも“釣り場のポイント”であることはわかっています。

しかし、矛盾するように、その“釣り場のポイント”を教えることは「損」であるということも、多くの釣り人が思っています。

なぜなのか?

釣れるポイントを教えれば、そこに人が多く集まるからです。

人が多く集まれば、釣りをするスペースも狭くなるし、当然ながら魚も取り合いになりますよね。

最初に教えるのは一人だったとしても、当然仲間内からその知人へと、どんどん情報は広まっていきます。

しかも現代においては「SNS」という情報拡散器がある。

あまりそのあたりを意識していない入門者が軽い気持ちでつぶやいた情報も、瞬く間に拡散していきます。

そして情報を知る人の中には、モラルやマナーの意識が低い人たちもいるわけで、その人たちが釣り場に来ると、今、釣り業界の大きな問題になっている釣り場のゴミ問題等にもつながってきてしまいます。

これの行く末が“釣り禁止”。

釣り場の立入禁止です。

こういう事態が近年、全国各地で起こっており、釣り場のポイントを教えるということが、最終的に自分の釣り場を潰してしまうことになる、またはその可能性があるということを、多くの釣り人が懸念しているのです。

TAK
TAK
ただでさえ少ない釣り場をこれ以上減らしたくないもんね。。。

秘密のポイント情報を売りますか?

それでもあなたは秘密のポイント情報を売りますか?

釣り情報フリマサービス「釣りマ!」で売るにはありふれた情報では売れません。

みんなが知っているようなポイントで、どこかでも聞いたような釣果の話、ちょっと調べれば出てきてしまうような情報は買わないでしょう。

そうなったら、あなたのとっておきの秘密のポイントや釣り方を教えますか?

多くの人に知られてしまい、釣り場が荒れてしまうリスクを背負ってでも。。。

釣り情報フリマサービス「釣りマ!」が成功する鍵はズバリ“信用度”!

「釣りマ!」の販売一覧のタイトルを見てみると、やっぱり釣れたポイントや、釣り方などが多く販売されていますが、問題はこの中で、とっておきの詳細な情報が書かれているものが、本当にあるのかどうかってところです。

では、この「釣りマ!」をシステム的に見ていきましょう。

どこまで詳細な情報なのか?

タイトルをクリックして詳細を開くと、販売されている情報の詳細がざっくり書かれています。

それを購入すると、「釣れた仕掛けの詳細」「釣れた時間の詳細」「釣り方のポイント」「釣れた場所の詳細 / 混雑ポイント」を見ることができるようになります。

ここに書いてある内容はどこまで詳細な情報なんでしょうか?

購入してみないと、どうやって書かれているのかわからないところは少し不安ですね。

どこまで信用できる情報なのか?

では、書かれている内容は信用できる情報なんでしょうか?

これは全くわかりません。

残念ですが、本当かもしれないし、嘘かもしれません。

証明する術はありません。

どこまで精査されているのか?

では、それらを運営側はどこまで、どうやって精査しているのでしょうか?

公式にサービスとして運用していくにあたっては、しっかりと精査されたものでないと、内容によっては購入者の反感を買ってしまうでしょう。

しかしながら、釣り禁止場所や立入禁止場所の情報までもが販売されていたり、ポイント検索に含まれているようなところを見ると、まだまだ課題は多そうです。

釣り情報フリマサービス「釣りマ!」が成功するには、これらの課題をクリアして、情報に信用度を付けなくてはいけないでしょう。

釣り情報フリマサービス「釣りマ!」の最大の弱点は”嘘情報”!

「釣りマ!」の情報は全て非公式な情報です。

どこかの企業が配信するオフィシャルな情報ではなく、ただの個人の情報。

そう。

「釣りマ!」で売られている情報は、ただの個人的な話であって、それが本物の情報なのか、作り話なのかは誰にもわからないし、それを確かめる術はない。

「〇〇ポイントで釣れた」という話はいくらでも架空の話で作り上げられる。

「〇〇すれば大漁に釣れる」という話も、想像でも、ネットで引っ張って来た情報でも、適当に作り上げられるでしょう。

この情報を買って、実際に行ってみた人、やってみた人の結果がどうだったって別に心配はない。

本当に釣れてしまえば信じてもらえるし、釣れなくても“自然相手だからそういう時もある”で片付けられてしまう。

どれが真実なのか?どれが嘘なのか?

本物を見極めてから購入したいけど、、、これ、どうやって見極められるのでしょうか?

これは釣り情報フリマサービス「釣りマ!」の最大の弱点と言えます。

TAK
TAK
果たしてこれを克服できるのか…。

“嘘情報”は利用規約違反になる

ただ運営側も何も対策をしていないわけではありません。

真実でないものは出品(販売)禁止として定められています。

これを守らなかった場合は、出品者の故意又は過失に関わらず、規約違反行為となり、規約違反行為を行うとどうなるかというと、ユーザー登録の取り消し、利用停止等になる場合があります。

はい。

しかし、何度も言いますが…。

”真実でないもの”というのを、どうやって見極めるのかというところが問題ですね。。。

責任は当事者のユーザーにある

もし、嘘情報を掴まされた時など、トラブルが起きた場合、運営側は何か保証してくれるのでしょうか?

これは利用規約に、、、。

釣り情報フリマサービス「釣りマ!」は、個人が保有する釣り情報の取引の場を提供するサービスで、ユーザー間の商品の売買の場・機会を提供するもので、ユーザー間の売買契約、出品、購入等の保証等に関しては、すべて当事者であるユーザーの自己責任…。

と書かれています。

ただ一応、場合によっては運営側も協議に入ることができるとも明記されています。

保証に関しては基本的にはないと思っていたほうが良いでしょう。

返金対応がある!

ただ、よほどの場合は返金対応もあるようです。

「購入した情報に明らかな不備があった」「意味のない文字列だった」などのトラブルが起きた場合は、釣りマ!による審査の上、一定条件を満たしていると判断した場合には返金等の対応を行ってくれるようです。

もし問題があった場合は、とりあえずお問い合わせ先まで連絡してみましょう。

お問い合わせ先:inquire@tsuri-ma.com

まとめ

ということで今回は話題の釣り情報フリマサービス「釣りマ!」について語ってみました。

皆さんはこの新しいサービスについて、どう思いますか?

これに限らず、現代の「ネット情報」には、嘘も真実も入り乱れています。

ネットショップの評価数や口コミ情報だってサクラがいると思わなければいけません。

そういう時代に大切なのは「真実を見極める目」であり、いかに信用できる人からの情報なのかというところだと思います。

新しい取り組みには課題はつきもの。

せっかく釣り業界に新しいサービスが登場したのですから、是非成功を収めて、皆に利用してもらえるといいですね!

ただし、まあ何と言いますか、、、。

最終的に思うのは…。

『釣り場のポイントを探すことも、釣り方を考えるのも、釣りの楽しみのひとつ』と言いたい(笑)。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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