新型コロナウイルスが釣具業界を犯し始めている!フィッシングショーは相次ぎ中止

中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる感染が、日本国内でも収まることなく日々拡大しています。

それにともない、国内でのイベント中止が相次いでいますが、釣具業界にもその影響が押し寄せてきています。

相次ぐイベントの中止、そして商品の供給不足。

これから釣具業界はどうなってしまうのでしょうか?

ということで今回は、そんな現状の釣具業界を追ってみました。

新型コロナウイルスでマスク不足が発生

誰がここまで拡大することを予想していたでしょうか。

当初のニュースを見ていると、「 新型のコロナウイルスはSARSほど致命的な病原性はない 」「 死亡の事例は報告されていない。」「 人間から人間への感染も報告されていない 」なんていうキーワードがあり、まさかこんなことになるとはあまり想像できない記事になっています。

CNN.co.jp

中国の武漢市で原因不明のウイルス性肺炎が拡大している問題で、同国の科学者グループが患者57人のうちの15人で新型のコロナ…

まだこの頃は全国のマスクちゃん達もいつもの日常を過ごしていたでしょうに…。

その後、感染が拡大すると全国でマスク不足が発生し、入手困難になったマスクは恐ろしい価格で店頭に並ぶことになりました。

買占めが発生し、転売行為も問題になりましたね。

TAK
TAK
マジで買えなくて大変だった…

新型コロナウイルスの影響で大阪フィッシングショー2020入場者数が大幅減

振り返れば2020年2月8日〜9日。

大阪フィッシングショー開催前には大手メーカーであるグローブライド(ダイワ)やメガバスなどのスタッフがマスク着用で対応することを告知。

会場にはアルコール消毒液や空間除菌機の設置をしていました。

結果的に来場者は前年比で23%減。

2019年の総来場者数は59,636人で今年2020年が45,907人なので、13,729人減です。

TAROU
太郎
だいぶ減ってるワンね

関西では、前夜から並ぶ猛者もいて盛り上がりを見せたと言ってましたが、2割減はやはり大きく、釣り人気の低迷というよりも、やはり新型コロナウイルスの影響ではないかという見方が強いです。

元々関東よりも関西の方が“釣り熱”が高いので、通年ならフィッシングショーの入場者数も圧倒的に関西が多くなるのですが、今年は関東とそこまで変わらない人数となりました。

1月17日〜19日の釣りフェスティバル2020 in YOKOHAMAの入場者数は44,293人(前年比106%) 。

新型コロナウイルスにより次々とフィッシングショー中止

その後、日を追うごとに新型コロナウイルスの感染は世界各国に広まり、日本国内でも、横浜港に滞在している大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客をはじめ、全国各地に感染者が広まってしまっている状況です。

これらの状況から各地で催し物の中止が相次ぐようになり、いよいよ釣具業界においても 「西日本釣り博2020』と『ザキープキャスト2020』の開催が見送られてしまいました。

名古屋フィッシングルアーフェスティバル|THE KEEP CAST/ザ キープキャスト

名古屋フィッシングルアーフェスティバル THE KEEP CAST/ザ・キープキャスト。バス・ルアーフィッシングの祭典!…

さらには、台風の影響により再延期となって 2020年3月21(土)~22日(日) に開催予定となっている「Basser Allstar Classic 2019」も、このまま行けばもしかしたら再々延期の可能性もあるかもしれません。

これについてはまだ1か月先なので、感染の可能性や開催した場合のリスク等を考慮して近々決定されるのではないでしょうか。

TAK
TAK
安全第一ですね

新型コロナウイルスの影響で釣りエサの岩イソメが不足

そんな状況の中、まさかの事態です。

なんと、新型コロナウイルスの影響は釣りエサにまで及んできたのです。

イソメ類の主な仕入れ先となっている中国では、国内での外出禁止令や空輸制限などもあって、日本への釣りエサの輸入に影響が出ているのです。

中でも今まさにシーズンとなっているカレイの投げ釣りに欠かせない『岩イソメ』の欠品が深刻です。

青イソメも同じ中国産が多いですが、こちらは入手ルートが違うのか比較的安定しているので、岩イソメがなければこちらを代用するしかないでしょう。

TAROU
太郎
まさかエサがとはビックリだワンね

ただし最新情報では入荷情報もありますので、どうしてもと言う方は、良く情報収集をしてみましょう。

釣具メーカーが商品供給について声明を発表

そしてやっぱり釣具も心配です。

近年のロッドやリールは『made in JAPAN』は少なく、海外製がほとんどですよね。

『made in China』はよく見かけますよね?

なので釣りエサもそうなんですが“釣具”の入荷も危ういんです。

その兆候がここに実際に現れています。

株式会社カツイチ

当社は釣り針・オモリ等の製造から販売まで一貫して行うメーカーです。自社ブランドであるKATSUICHIや、DECOY、i…

株式会社カツイチが『製品に関する重要なお知らせ』を発表。

カツイチとは釣り用フックで有名な『DECOYデコイ』製品他を出しているメーカーです。

さらに大手釣具メーカーのダイワも『新型コロナウイルス感染症の影響による一部新製品の発売延期について』と題して、今年の横浜フィッシングフェスティバルでもお披露目のあった『20ソルティガ』シリーズの発売延期を発表しました。

このような流れを見ると、今後も各メーカーから次々と何かしらの発表が出てくる可能性があるので、気になるメーカーはチェックしてみましょう。

TAK
TAK
釣具が簡単に手に入らなくなるのかも…

釣具業界も『コロナ廃業』が増えていくのか?

そしてついに、コロナウイルスが原因で廃業する企業が出てきてしまっています。

所謂『コロナ廃業』です。

愛知県蒲郡市のとある老舗旅館は主力としてきた中国からの団体客のキャンセルが相次いだことで経営破綻となってしまいました。

これは海外客に頼っていた業界ではありますが、では釣具業界は大丈夫なのか?

先ほどのメーカー発表を見ても少し心配してしまいますが、メーカーであれば、製品が販売できなければ利益が得られません。

小売店、つまり釣具店も同様ですが、メーカーから商材が入ってこなければ売るものがないのですから、利益は減少するのです。

企業として利益が得られなければどうなっていくかは考えるまでもないですよね。

もしかしたら、釣具業界でも「コロナ廃業」が出てきてしまうのか…?

TAROU
太郎
心配だワンね

まとめ

“釣り”を趣味としている人にとっては、あくまで趣味であって、生活に絶対必要なものでもないですから、そこまで重要な問題ではないかもしれません。

しかし、愛用している製品や好きなメーカー、通っているお店もありますよね。

僕もあります。

新型コロナウイルスが早く終息し、先ほどの旅館のような事態が釣具業界で起こらないよう祈りましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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