いよいよその時が迫ってきました。
関東の釣り人が待ちわびていた、あの釣り場。
横浜の一級釣り場『福浦岸壁』が、2023年に『金沢海釣り施設』となって生まれ変わります。
今回、新たに正式な発表がありましたので、速報でお伝えしたいと思います。
その中で、釣り人目線では気になる不安材料も出てきました。
これまでの情報をもとにまとめてみましたので、是非ご一読ください。
横浜の福浦岸壁とは?
皆さんは横浜市金沢区の「福浦岸壁」をご存知ですよね?
神奈川県のみならず、首都圏にお住まいの釣り人ならほとんどの方が知っているのではないかという、関東最大級の釣り場です。
東側護岸は約1km。
釣り人のキャパシティーは相当なものでした。
もちろん、釣れる魚種も豊富。
投げ釣りではキス、カレイ、カサゴなど。
ウキ釣りではメバルやメジナ、黒鯛、アジなど。
ルアーではシーバス、イナダ、ワラサ、ブリ、サバ、タチウオ、サワラなど。
イカやタコも釣れましたよね。
とにかく魚種が豊富で神奈川県のみならず、関東を代表する釣り場でした。
一方で、ゴミ問題や迷惑駐車問題も酷かった。
近隣の釣具屋さんやボランティアの方々によるゴミ清掃も度々行われていましたね。
これは、今後は僕たち自身が、それぞれ気をつけていかなければいけない問題です。
2019年の台風15号により破壊された福浦岸壁の復旧
そんな福浦岸壁は、2019年の台風15号により大きく損壊。
台風による高波は岸壁を乗り越え、付近の建物を破壊しながら、かなりの内陸にまで海水が押し寄せたと言います。
これにより、横浜市港湾局が2019年11月に発表した対策は“防潮壁のかさ上げ”でした。
かつての岸壁よりも高く、「今後発生し得る最大の高潮・高波を防護できる設計」の巨大な壁を作るということでした。
それから約半年後の2020年5月下旬。
現場を撮影した様子がコチラ。
高潮を防ぐ壁を作っていました。
どこから聞こえてきたのか、ついた名前は『ウォールマリア』(笑)。
2021年9月にもう一度現場を見に行った時はこの“ウォールマリア”がどんだけ高いのかがハッキリわかりました。
ヤバくないですか(笑)。
この高さで高波を防護していきます。
以前の波のかぶり具合を想定して作られていますから、あの時と同等クラスの高波であれば防げる設計になっているはずです。
福浦岸壁が生まれ変わり『金沢海釣り施設』誕生へ!
この福浦岸壁。
実は横浜市第4の海釣り施設、『金沢海釣り施設』となって復活します!!!
もともと釣れる釣り場だっただけに、この期待は“大”です!
今回の情報はコチラから!
三浦のぶひろ参議院議員、そして、たけのうち猛横浜市会議員のTwitterで公表されました。
三浦のぶひろ参議院議員
たけのうち猛横浜市会議員
これは楽しみですね!!!
しかし、こんな高い壁ができてしまって、釣りなんかできるのか…?
はい、大丈夫です。
この壁の向こうで釣りができるよう、新しい釣り施設が誕生するんです。
詳しくはコチラで徹底解説しています。
▶関連記事:福浦岸壁が『金沢海釣り施設』となって復活へ!
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これはとても楽しみですね!
釣り人が気にする『金沢海釣り施設』一番の不安材料とは?
NEW福浦岸壁とも言える『金沢海釣り施設』ですが、実は喜ばしいことばかりではないんですね。
釣り人目線で見ると、とても不安な材料があるんです。
それは…。
気になっているのは“釣り場の高さ”です。
先ほどの防潮壁「ウォールマリア」がありましたよね。
あれの上に「遊歩道」と「海釣り施設」が併設されます。
この併設の問題もちょっと気になるところはあるんですが、今回は割愛。
何より高さが心配なんです。
▶金沢海釣り施設の高さが問題!?
当時の資料をもう一度見ていきましょう。
この図を見てみると、釣り場から、海面からの高さは相当あると思われます。
ま、そりゃそうですよね。
そもそも釣り場第一で作られたものではなく、台風による高潮等の対策として作られたものですから、高くなるのは当然です。
しかし、そこを釣り場と考えた場合、この高さはちょっとデメリットになるのではないだろうか。
当初、僕の希望として言っていたのは、ここからもう一段下がった足場を作ったり、桟橋を作ったりで、釣りやすい環境ができたらいいなと思っていたんですが…。
足場はしっかりしていても、この高さは…。
どうやらこのままいくとと、この高さは変わらない可能性が高いです…。
そうなると釣り人として気になるのは…。
▶大物を釣るためには「8m以上の玉網」が必要!?
先ほどの写真や図をもう一度よく見て欲しい。
ここから察するに、この新しい防潮壁「ウォールマリア」は、海面から8m前後、もしくはそれ以上あるのではないかと想像されます。
以前の福浦岸壁でも、5mの玉網では干潮時にギリギリ届くか届かないかといった場合もありましたから。
てことはコレって…。
もしかして8m以上の玉網が必要なんじゃない?
これはマズイぞ。。。
かなりマズイ。
市販の玉網で長いものって6mまでは大体見かけるけど、それ以上ってなかなか売ってないぞ。
しかも8m以上なんて…。
使っているタックルにもよりますが、例えば細い磯竿でウキ釣りしてて黒鯛なんかが掛かった場合や、ルアーを投げてシーバスや青物が掛かった場合、どうします?
以前なら玉網で掬ってましたが、そのままぶっこ抜きます???
いや、無理ですよね!
絶対ラインが切れて、抜き上げられませんよね。
つーか、竿折れるよね…。
大物が掛かっても釣り上げられない=大物釣りはできない釣り場…?
これは本当にまずいぞ…。
※実際は干潮時の海面から何メートルなのか正確にはまだ不明です
金沢海釣り施設の開放は2023年予定!
そんなこんなの「金沢海釣り施設」ですが、2023年に開放予定となっています。
当初の予定通りとなっていますが、もういよいよ来年ですね。
どういう釣り場になるのか?
利用できる時間は?
料金は?
そして釣り場の高さは…?
など、気にあるのところはまだまだありますが、いずれにしても、ファミリーフィッシングは楽しめる釣り場にはなりそうです。
正確な情報は続報を待ちましょう!
まとめ
ということで、今回は横浜の福浦岸壁が新しく生まれ変わる「金沢海釣り施設」についての続報のお知らせでした。
とても楽しみですが、僕たち釣り人としては、気をつけないといけないこともあります。
昨今、釣り場は減少傾向にあります。
その原因のほとんどが、釣り人のマナーの悪さが理由です。
「ゴミ」の放置、「迷惑駐車」による住民トラブルなど。
新しい釣り場ができると言っても、このような問題があれば、すぐに「釣り禁止」になってしまうのは確実でしょう。
今の時代に新しい釣り場を作るといった取り組みは全国でも珍しいと思います。
僕たちにできることは、そんな横浜市に感謝して、釣り場を存続させるために、キレイな釣り場、安全な釣り場を守っていくことではないでしょうか。
まだ気持ちは早いかもしれませんが、そういった意識を持ちながら、完成を楽しみにしていましょう!
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