ランカーシーバスが釣れる必殺ルアー。
果たしてそんなものが存在するのか…?
本当にそんなルアーがあるなら誰でも買いたくなってしまうし、本当にそんな効果があるなら、ランカーシーバスの釣果がもっと目立っているはずである。
しかしこれ、、、。
実は冗談じゃなく、本当にそうなんじゃないかって今でもそう思っているんです。
もちろん、“それ”を投げれば確実にランカーシーバスが釣れるよってことじゃなくて、“それ”を使うとランカーシーバスが釣れる可能性がかなり高いんじゃないかって話。
なぜなら…。
実際に僕が“この”ルアーで複数のランカーシーバスをはじめ、数々の大型のシーバスを釣ってきているから。
噂でも、ネットで調べた使いまわしの話でもない。
自分自身の経験があるから、そう言えるんです。
今回はそんな「秘密のルアー」を大暴露してしまいたいと思います。
ランカーシーバスを釣ってみたい。
デカイシーバスをたくさん釣りたい。
そんな方は是非、参考にしていただければと思います。
Mariaのシーバスルアー『フラペンS85』とは?
ランカーシーバスを呼ぶ必殺ルアー。
答えを先に言うと、それは「フラペンS85」です。
フラペンS85は、2014年に釣具メーカー「ヤマリア」のソルトウォーター用ルアーブランド『Maria』から発売されました。
それまでのルアーにはなかった新カテゴリー“フラップペンシル”を搭載したルアーということで注目を浴びましたね。
通常のルアーにある“リップ”みたいのが後ろに付いてる!?
そんな奇抜な容姿にビックリした方も多かったことでしょう。
それでは、そんなフラペンS85について、詳しく見ていきましょう!
▶新カテゴリー“フラップペンシル”の特徴
フラペンは「フラップペンシル」という名前が付いているものの、普通のペンシルベイトではありません。
後方にリップのようなフラップが付いた珍しい形状のペンシル。
このフラップがあることで、ペンシル特有の無抵抗感をなくし、手元にしっかりと動きを伝えてくれます。
シーバスを釣る上で絶対に必要な“流れ”もとても感じやすいルアーです。
また、フラップが後方で流れを受けることでリトリーブ速度が上がると浮き上がる特性を持っており、ロッドの角度によって表層から中層まで狙ったレンジを探ることができるようになっています。
キャスト時はフラップが閉じて、水平翼の役目で浮き上がるような「超飛距離」を生み出し、水中でのフォーリング時は、ボディの左右に張り出すような形状のフラップがゆらめきアクションを演出します。
▶まさにベイトそのもの!驚異の波動!
フラペンはこの“フラップ”が最大のキモ!
このフラップがリトーリーブを開始すると開き、ローリングアクションの要となるだけでなく、ベイトのような後方波動を発生します。
その実験の模様がコレ。
よーく見てください。
水槽の中に写る画像上側がフラペンS85で、下には本物の魚が泳いでいます。
そこに煙幕を通してみた写真なんですが、ベイトフィッシュが尾を動かした波動と全く同じ波動をフラペンS85が出しているのがわかります。
これ、、、やばいんじゃない!?
そう。
これはまさに“驚異の波動”!
ルアーの出す波動がフィッシュイーターにとってどれだけ大事なものかはご承知のとおり。
シーバスの側線には、フラペンS85の存在が“本物”のベイトフィッシュと感じ取れていることでしょう。
▶フラペンS85のスペック
それでは、今度はフラペンS85のスペックを見ていきましょう。
フラペンS85のスペック
サイズ | 重量 | フック | リング |
85mm | 15g | #6 | #3 |
スペック的には85mmという、シーバスルアーの標準サイズと言われる120mmよりも小さく、小さいベイトの時や渋い状況でも思わず口を使ってしまう一口サイズ。
重量も重くなく、スペック数値だけみると飛ばないイメージがあるが、先ほどの解説どおりのぶっ飛び性能を持っている。
▶フラペンS85のカラーチャート
カラーバリエーションは決して多くはないが、特徴を持った8種類が厳選されているので選び甲斐があります。
僕は全部使ったことがありますが、一番おすすめは10Hのケイムラコットンキャンディ。
なぜかと言うと、巨大な88cmのランカーシーバスを釣り上げているから。
ちなみに三浦半島で活躍するプロアングラーが一番気に入っているのは24Dモザイクチャート。
僕はこのカラーでの実績はないのですが、、、プロがあれだけ気に入ってるんだから、これも相当釣れるんでしょうね(笑)。
「フラペン」シリーズの種類&比較
実は、Mariaのフラペンはシリーズ化していて、サイズ違いなど色々な種類が存在します。
シーバス以外の青物をターゲットにしたフラペンもあり、全部で5種類のフラペンがあります。
- フラペンS85
- フラペンS85シャロー
- フラペンS65
- フラペンブルーランナーS85
- フラペンブルーランナーS115
この中で僕が実際に使ったことがあるのは4種類。
フラペンブルーランナーS85以外は使ったことがあります。
▶フラペンシリーズの種類
それではフラペンシリーズの種類を見ていきましょう。
フラペンS85
一番最初に発売されたオリジナルサイズが「S85」です。
今回の記事のネタになっているのがこのサイズです。
シーバスを狙う時には、どんな場所でも必ず持って行くルアーで、ほぼ100%出番があります。
ちなみにこのS85でヒラスズキも釣ったことがあります。
フラペンS85シャロー
フラペンS85シャローは、その名のとおり、オリジナルの~100cmからより浅い~50cmと、さらにド表層を意識したルアーとなっています。
当然、激浅シャロー帯での活躍が期待でき、僕自身も秋冬のシャロー帯で使用して、何匹かシーバスを釣ってはいるんです。
だけど、このぐらいのシャローレンジの場合、もっと大きいサイズのルアーを使うことが多いんですよね。
12cm~14cmぐらいの。
これまたハッキリとした理由があるんですけどね、、、。
なので、ダメなルアーではないんですが、自分の中では、より使いたい他のルアーに負けちゃって出番がないという位置づけ(笑)。
サッカーで言うならリバプールの南野みたいな感じでしょうか(笑)。
分かる人だけ分かればいいや(笑)
フラペンS65
見た目が超かわいいS65。
フラペンS65はオリジナルサイズのS85のダウンサイズバージョン。
僕は冬のアフターシーバス狙いで数年使ってみたんですけど、、、。
なんと残念ながら一度もバイトが出せない釣行が続いて、ついには3軍落ち…。
ちょっと自分の釣りには合わなかった感じなので、使う人によっては釣れるのかもしれません。
それにさー。
メーカースタッフの露出もあんまりなかったじゃん???
知らんけど
やっぱりさー、ミーハー族はそういうのにつられちゃうからさ(笑)。
フラペンブルーランナーS85
シーバスタックルで投げられる青物用ルアーといったコンセプト。
28gなので近年流行りのライトショアジギング(プラッギング)ゲームにまさにピッタリのルアーですね。
ただ、僕にとってはフラペンシリーズで唯一使わなかったシリーズ。
使わなかったというより、買わなかった。
釣れる釣れないとかそういう理由ではなく、もうこれが発売される頃には、お気に入りルアーをオリジナルS85にしぼっていたから。
使ったことがないので偉そうなことは言えませんが、シルエットが小さいので飛距離も出るでしょうし、小さいベイトの時は活躍しそうですね。
フラペンブルーランナーS115
フラペンブルーランナーS115は対青物に使用します。
重量は38gあり、メーカーテストでは、PE3号でも75mの飛距離を叩き出してます。
僕は発売後の最初の青物シーズンで毎回のように登板させましたが、、、。
他メーカーのルアーでは実績を残すシチュエーションで一度もアタリを出せず、、、。
そのせいで1シーズンで3軍落ち…。
ちょっと見切りが早いかもしれないですけどね(笑)。
▶フラペンシリーズの比較
フラペンシリーズのスペックを簡単に比較したのがコチラの図になります。
種類 | サイズ | 重量 | フック | リング |
フラペンS85 | 85mm | 15g | #6 | #3 |
フラペンS85シャロー | 85mm | 12g | #6 | #3 |
フラペンS65 | 65mm | 11g | #10 | #2 |
ブルーランナーS85 | 85mm | 28g | #4 | #3 |
ブルーランナーS115 | 115mm | 38g | #2 | #6 |
これらの中で、圧倒的に実績を残し続け、さらにはランカーシーバス捕獲率が高いルアーが存在します。
それが、オリジナルサイズの『フラペンS85』です。
ランカーシーバスを呼ぶ必殺ルアー!“名作”『フラペンS85』の凄さ
それでは、なぜ「フラペンS85」が名作と呼ばれ、ランカーシーバスを呼ぶ必殺ルアーと言えるのか?
それは『実績』という事実。
僕自身、フラペンS85には数々のランカーシーバスをはじめ、大型のシーバスを何尾も釣らせていただきました。
というか、今も釣らせていただいてます(笑)。
だから自信をもって言えるし、おすすめできるんです。
あまり釣りのことで批判はしたくないですが、なんちゃってプロの中には、使ったこともないのに特定ルアーを推奨したり、釣ったこともないのに釣り方を指南するテスターみたいのがいますが、そういう人は全く信用できないですよね。
やっぱり口先だけでなく、しっかり釣果で証明してから発言してる方が「プロ」であり、心から尊敬できます。
皆さんも騙されないようにね(笑)
そういうプロが使っているルアーだからこそ買う気になるんだよね。
僕自身も釣りブログをやっていて、おすすめ商品とかを紹介している以上、そういう信用度、信頼度は大切にしていきたいですよね。
ということで、どれだけこの「フラペンS85」が僕に貢献してくれているかということなんですが、、、。
▶︎超巨大!88cmのランカーシーバス
自身のランカーシーバス実績の中でも最大クラス、スーパーランカーの90cmまであとわずかの88cmのランカーシーバスを釣ったのも「フラペンS85」の仕業です(笑)。
友達にサイズを測ってもらってビックリでしたよ。
こんなの釣っちゃうと、やっぱり信頼度が一気にアップしますよね。
あの時はあまりにデカすぎて、ランディングには超手こずったのを覚えています。
それだけデカイシーバスが、85mmのルアーに食いついてくるんですよ。
“デカイ魚にはデカイルアー”という定説をひっくり返す事件ですよね(笑)。
でも、意外とランカーシーバスってそういうところがあるんですよ。
アタリだってゴン!とかじゃなくて、コツッ!みたいな、意外にめちゃくちゃ小さかったりするのよね。
▶︎大荒れ時のランカーシーバス
直近でも、年末の今シーズン2回目の釣行で早速パンパンのランカーシーバスを釣らせてもらいました。
▶関連記事:ランカーシーバス捕獲!激荒れの三浦半島夜磯
ついに捕獲しました。 シーバスフィッシングをするなら誰しもが追い求める“ランカーシーバス”。 80cmを超える大型のスズキです。 今シーズンは仕事の休みがうまく取れず、狙った日に行くことができない中、2回目の三浦[…]
この時は荒れ荒れの状況で、いつも使っているドシャロー系ミノーが使えない状況だったんですよ。
だからそれよりも水噛みの良いフラペンS85を選択したわけです。
波のある状況でもバッチリ使えますよ、フラペンS85は。
おそらく食いついてきたランカーシーバスから見えたのは、荒波の中で揉まれる小さなベイトフィッシュだったでしょう。
思わず口を使ってしまったんでしょうね。
▶︎秋冬の産卵絡みの大型シーバス
そして、フラペンS85には、ランカーサイズまでいかなくとも、70cmオーバーの大型シーバスをいくつも釣り上げてきた実績がある。
もうとにかくシーバスが“釣れる”確率が高い。
秋冬の産卵絡みの大型シーバスを狙う上では、もはや絶対に欠かすことができない1軍ルアーです。
この他にもランカーシーバスの釣果実績自体は、マイクロベイトパターンや、コノシロベイト系のパターンの時にも大漁に釣っている実績がありますが、それはまたルアーが変わってくるので割愛します。
必殺!シーバスルアー『フラペンS85』の使い方
それだけランカーシーバスを呼びよせる魔力を持っている『フラペンS85』。
使い方は難しい?
何か特別な操作が必要なのでしょうか?
▶︎フラペンS85の操作方法
いいえ。
フラペンS85の操作は“タダ巻き”でOKです。
しいて言うならリトリーブ速度の強弱を加えるぐらいです。
基本的には、わずかな引き抵抗を感じる程度のスローからミディアムな速度を維持するイメージですが、荒れているシーン等ではもう少し抵抗が強く感じる程度に速度を調整してもらうと、泳ぎが安定すると思います。
早巻きで食わす作戦もあると思いますが、僕の釣りではあまりそういうシチュエーションはありません。
てゆーか、僕が持っているシーバスルアーはほとんどタダ巻きでOKのルアーばかりなんですけどね(笑)。
もちろん、バイブレーションやジャーキング系のルアーも使うんですが、多くはタダ巻き系のルアーです。
▶︎フラペンS85の使いどころ
磯、サーフ、河川と活躍場所は多いです。
ただ足場の高い堤防だと水面から飛び出しやすくなってしまうので、そういう場所はおすすめではありません。
それと、どちらかと言うと、少しスポット的に攻める方が良いと思います。
フラップの波動にはアピール力がありますが、それでもやっぱり85mmというサイズなので、オープンエリアでの大きいルアーには負けると思うんです。
だだっ広いオープンエリアよりも、小場所だったり、ここぞと狙いを定めたワンドや根周りやスリット周り。
そして水深がドン深い所より浅い所。
そういう所で使ってみてください。
Mariaの名作『フラペンS85』が廃盤!
そんなこんなのMaria社の名作ルアー『フラペンS85』ですが、、、。
なんと、これが、、、。
すでに廃盤になっていることがわかりました。
約1年前の2020年12月、釣具屋さんでフラペンS85をあまり見かけなくなっていた頃、メーカーに直接確認した時は「廃盤にはなっていない、注文も受け付けている」という回答だったんです。
そして、2021年の年末にもう一度確認した際は「廃盤になっています」との回答が得られました。
ついでに、いつ頃廃盤になってしまったのか聞いたところ…。
「1年前ぐらいです」とのこと…。
あれ?
どういうこっちゃねん!!!
2021年の年末からさかのぼること1年前ってことは、2020年12月やん。
てことは、ワイが最初に確認した時やん!
なんだよ、、、。
てことはやっぱりあの頃にすでに廃盤になってたんじゃん。。。
※問い合わせのすぐ後のミラクルなタイミングで廃盤になった可能性もあるが…
まーいいや。
とにかく、もう今は廃盤、そしてメーカー在庫なしです…。
『フラペンS85』の入手方法は?
メーカーに在庫がなくなった。
となると、残るは問屋さん?
いやいや、1年前の廃盤ルアーが問屋さんに残っている可能性はかなり低そうです。
ということは、基本的には釣具屋さん、そしてネットショップに残っている在庫のみ。
でも大手釣具屋さんの場合は、古いルアーは処分販売している可能性があって、すでにない可能性が高いですよね?
そうなると、ネットショップか、地方の釣具屋さんとか個人経営の小さな釣具屋さんとかで奇跡的に残ってるものを探すか、後は中古で探すしかありません。。。
こうなるともはや入手困難品!
僕的にはプレミアルアーの仲間入りですよ、もう!!!
まとめ
ということで、今回はランカーシーバスを呼ぶ必殺ルアー『フラペンS85』について特集してみました。
あまりこういうことを伝えてしまうと、みんな使っちゃうから…(笑)。
同じルアーを見過ぎて魚がスレたり、皆が釣れて魚がいなくなっちゃったりなんて心配もないとは言えないので、本当は内緒にしておきたいところなんですが、、、。
でも、特別に教えちゃいました(笑)。
本当に僕も溺愛するぐらい愛用している特別なルアーです。
そして本当に良く釣れるルアーです。
是非、皆さんも使ってみてください!
最後にもう一度「フラペンS85」のご紹介
それでは最後に!
今回おすすめしているランカーシーバスを呼ぶ必殺ルアー『フラペンS85』を今一度ご紹介します。
アイテム&用品
ルアー 《Maria》フラペンS85
初体験する後方波動!新カテゴリー「フラップペンシル」。フラペンは普通のペンシルベイトではない。リトリーブ速度を単純にあげると、浮き上がる特性があること。ロッドの操作でこの特性をうまく使うと、中層から表層まで、アングラーの意のままに狙ったレンジを手中にすることができる。また、フラップは一種の安定板でもある。この可動式で、リトリーブ中は131.4°となるフラップがついていることで、アングラーのリトリーブとロッド操作で狙ったコースと、レンジをとることができるようになった。従来のペンシルベイトでは潮流などに流されるままだった状況でも、ロッド操作とラインメンディングをすることで、フラペンはイージーに狙ったコース、ポイントへと導くことができる。またフォーリング時、フラップは閉じているが、ボディ左右に張り出す形状により、フラペンは揺らめくようなアクションを出す。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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